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サンフランシスコではタクシーよりUberが便利で快適

サンフランシスコの中心部ではホテルの宿泊料がは非常に高く、治安の良くない場所にあるホテルも見受けられます。そのためにサンフランシスコへ行く場合は、Oyster PointやSierra Point周辺のホテルに滞在するようにしています。

宿泊料はサンフランシスコ中心部に比べ半額以下のところが多く、朝食は無料で部屋も広く快適に過せます。キッチンのついているホテルもあるので日系スーパーで買い物をして、朝食は和食を食べるなんてことも可能です。
治安もユニオンスクエアー周辺に比べれば非常に良く、ホテル前の喫煙所でタバコを吸っていても煙草をねだられることも全くありません(ユニオンスクエアー周辺のホテル前の喫煙所では頻繁にねだられます)。
ネックはサンフランシスコへの移動ですが、それを解消してくれるのがUberです。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります。
・Uberとはどのようなサービスなのか?
・Uberの具体的な使い方
・日本でUberは普及するのか?

Uberとは?

Uberはスマホアプリでハイヤー・タクシーを呼びぶ出せるサービスです。

日本でもサービスが始まっているので知っている方も多いとは思いますが簡単に仕組みを説明します。スマホアプリでハイヤーを呼び出します。乗車後はタクシーと同じで目的地を告げるだけです。決済はアプリ内でカード決済するため目的地に着いたら下車して終わりです。数分後にレシートがメールで送付されてきます。

さらに、Uberは通常のタクシーと異なる点が多く見られます。そのメリットとデメリットを、通常のタクシーと比較しながら解説します。

Uberのメリット

まずはUberのメリットを見ていきます。

・運転手を確認した上で乗車できる
流しのタクシーを拾う場合、運転手を選ぶことはできません。タクシーに乗ってから初めて運転手を確認することになります。しかしUberであれば、事前にアプリ上で名前や顔写真、乗車した人の評価を確認できます。

・行き先をアプリで指定できる
タクシーの運転手に、有名でない場所や行ったことがない場所を伝えるのは面倒です。特に海外では、言葉も分からず伝えるのに苦労することも多いでしょう。しかしUberを利用すれば、アプリで地図を見ながら目的地を指定できます。

・キャッシュレスで利用できる
海外のタクシーでは、料金に関するトラブルがよく発生します。特に外国人は、高い料金を請求する格好のターゲットとなります。しかしUberであれば、登録したクレジットカードで料金の支払いが完了します。外国の通貨に両替する必要もありません。

・明細をメールで受け取れる
仕事で海外に行く方は、移動時にタクシーを利用する方も多いはずです。しかし、海外のタクシーは領収書を発行してくれないこともあります。Uberを利用すると、料金明細を登録したメールアドレスで受け取れるので便利です。

・トラブルが起きた際に対応できる
もしもタクシー利用の際にトラブルが起きると、連絡するのはとても面倒です。しかしUberであれば、運転手と直接連絡を取れます。忘れ物をした際にも、素早い対応が可能となります。

Uberは配車から目的地の指定、料金の支払いまで全てアプリ上で完結します。これらのメリットは特に言葉が通じにくい海外で効果を発揮します。サンフランシスコだけでなく世界の70か国以上でサービスが展開されているので、海外に行った際はぜひ利用してみましょう。

Uberのデメリット

次はUberのデメリットを見ていきます。

・スマホとネットワーク環境が必要となる
Uberはアプリを利用するため、スマホとネットワーク環境がないと利用できません。スマホの電池切れや、ネットワーク圏外の場所には対応できないのでご注意ください。

・サービス対応エリアが限られる
Uberは様々な国でサービスを展開していますが、対応地域の広さやタクシーの配車数は大きく異なります。普及が進んでいない地域では、配車に時間がかかることも多いようです。

・経験の浅いドライバーが存在する
Uberは利用する国にもよりますが、基本的には自動車を所有していれば一般の人でもドライバーになれます。企業に属していない分、経験の浅いドライバーや悪質なドライバーが存在する可能性は高くなります。

サンフランシスコを始めとするアメリカの都市部で、Uberは非常に有用です。しかし、サービスに対応する国の全てが同じ状況ではありません。海外で利用する際は、その国におけるUberの普及状況を事前に調べておきましょう。

 

Uberの使い方

Uberを利用したことがない方は、上手く使えるか不安になるかもしれません。しかし、Uberの使い方は難しくありません。スマホをスムーズに操作できる方なら問題なく利用できるはずです。

Uberを利用する手順は、以下の通りです。

1.アプリのをインストールと設定を行う
2.Uberを呼び出す
3.乗車する
4.下車後、ドライバーを評価する

それぞれの操作について詳しく解説します。

アプリのインストールと設定

まずはアプリのインストールと設定ですが非常に簡単です。氏名、携帯の電話番号、クレジットカード番号を登録するだけです。

登録時期によって異なるのかもしれませんが、私が登録した時は携帯宛てにSMSで認証コードが送られてきて入力する仕組みになっていました。

Uberの呼び出し方

いたって簡単です。Uberアプリを立ち上げ乗車場所と車のクラスを指定するだけです。

乗車場所はデフォルトで現在地となっていますが、別の場所に移動する事も出来ます。到着までの時間もわかります。乗車場所を設定するとアプリにより自動的に配車される車が決定し、アプリ上で車の種別、ドライバーの氏名、評価を確認する事が出来ます。

リアルタイムでどこを走っているのかも確認する事も出来るので、いつ到着するのだといった不安感は全くありません。

乗車

リアルタイムで車の位置と方向が表示されるのでよほど混雑していなければ直ぐにわかります。手を挙げればドライバーが名前を言ってくるので、アプリの画面を見せて確認は終了します。

ドライバーはドアも開けてくれるし荷物も積んでくれます。ミネラルウォーターのサービスがついている場合もあります。Uberのドライバーは評価されるのでタクシーのドライバーよりも接客態度やサービスは良いと思います。

目的地を告げてドライバーがドライバー用のUberアプリに目的地を入れればスタートです。ルートを聞いてきますが、お任せで大丈夫です。今までに10回以上利用していますが、わざと遠回りされたことはありません。

ただ、道に不慣れなドライバーにあたると、道を間違える場合があります。でも下車位置の手前で下車とアプリに入力してくれ、間違った距離分は相殺してくれます。特に、Oyster PointやSierra Point付近はフリーウェイの出口と一般道が複雑なので、出口・右折・左折を指示したほうが良いかもしれません。

下車とレシートと評価

目的地に到着するとドライバーがドライバー用アプリに下車と入力します。ドアを開けてくれて荷物を降ろしてくれます。数分後にメールでレシートが送られてきます。そこでドライバーを評価します。ドライバー評価で4点台半ばを下回ると乗務できなくなるようです。

あとは一般的には知られていませんが乗車する側も評価されています。

 

日本でUberは普及するのか?

Uberについて、サンフランシスコを中心とした海外の状況を解説してきました。世界ではアメリカを中心として、サービスが急成長しています。では、日本におけるUberの普及状況はどうなっているのでしょうか。

日本におけるUberの現状

2019年7月現在、Uberを利用できる日本の都市は、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡等一部に限られています。それらの都市においても、通常のタクシーと比較して配車に時間がかかることがあります。日本においてUberが普及しているとは言い難いのが現状です。

日本でUberが普及しない背景には、以下のような理由が挙げられます。

・タクシー業の厳しい規制
日本でタクシーの運転手になるためには、普通第二種免許が必要です。一般の人が国から営業許可を得ずにタクシー業務を行う行為は「白タク」と呼ばれ、日本では違法となります。そのため日本のUberではタクシーしか呼べず、配車台数の増加が難しい状況です。

・タクシー業界の反対
日本のタクシー業界は、Uber等の配車アプリやライドシェアに反対する動きを見せています。新たなサービスの普及により、既存の運転手は仕事を奪われる可能性があるからです。

・イノベーションを好まない日本の文化
Uberに限らず、日本では社会的に大きな変化をもたらすイノベーションをあまり好まない傾向が見受けられます。例えば、総務省によるライドシェアサービスの利用意向アンケートでは、他国と比較して強い抵抗感が見られました。

日本の社会では、新たな文化や技術の導入に慎重な姿勢が見られます。もちろん、その慎重な姿勢にはメリットとデメリットの両方があります。しかし、Uber等の新たなサービスの普及においては、他国に後れを取る要因となっています。

将来的な見通しについて

Uberは世界的に大きな広がりを見せています。日本でもこれから規制の解除に向けた議論が活発化すると予想されます。他業界の例で言えば、LCC(格安航空会社)も他国に後れは取りましたが、日本でも急速に普及しました。将来的に、Uber等の配車アプリが広く普及していく可能性はあります。

ただしUberの利便性を最大限に発揮するためには、ライドシェアやタクシー業務における法律の改正が必要となります。政府やタクシー業界との調整を考えると、本格的な普及にはまだまだ長い時間がかかりそうです。

 

まとめ

Uberの利便性は、国や地域によって大きく異なります。少なくともサンフランシスコにおいては、タクシーよりUberの方が便利で快適です。サンフランシスコを訪れた際には、ぜひUberを利用してみてはいかがでしょうか。

【追記】2019/7/22アップデート

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