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Unityが公開したサンプルテンプレート「Auto Showroom」の魅力に迫る

Unityが公開したサンプルテンプレート「Auto Showroom」の魅力に迫る

産業分野における3Dエンジン活用をサポートしているUnityは、近年自動車産業における先進的な取り組みへ積極的に従事しています。今回、Unityはスウェーデンの世界的な自動車ブランドであるボルボ(Volvo)との提携により、自社の最新電気自動車のモデルを同梱したテンプレート「Auto Showroom」を発表しました。

ここでは「Auto Showroom」の特徴や活用方法について、その魅力をご紹介します。

①Unity「Auto Showroom」の概要
②「Auto Showroom」の強み
③「Auto Showroom」の活用方法は

Unity「Auto Showroom」の概要

2021年2月、Unityは独自のサンプルテンプレートである「Auto Showroom」を発表し、大きな話題を呼びました*1。ここではこのプロジェクトの概要について、ご紹介します。

ボルボ・カーズとの提携プロジェクト

「Auto Showroom」は、Unityが自動車メーカーであるボルボ・カーズと提携して取り組んだプロジェクトで、最新のデザインやライティング技術を導入したテンプレートを実際に閲覧できるというものです。

Unityはゲームプログラムの開発や、製造業における3Dモデリング、プロダクトデザインなどにおいて活躍していますが、ハイエンドな3D描写ができるという点も注目されています。

「Auto Showroom」はそんなUnityの優れた描画力を存分に発揮するもので、実際の自動車を主題に、極めて写実性に優れたショールーム体験をユーザーに提供しています。

XC40 Rechargeの3Dモデルを利用可能

「Auto Showroom」で利用できるのは、ボルボが販売する最新の電動SUV車、XC40 Rechargeの3Dモデルです。まるで実写のようなフォトリアリティを追求しており、外装から内装に至るまで、本物のSUVがそこにあるような体験を提供します。

「Auto Showroom」では、そんな極めて質の高い3Dモデルを誰でも閲覧・利用ができるようになっており、Unity Hubより公開されているUnity 2019.4 LTSで新規プロジェクトを立ち上げることにより、ダウンロード可能です。

現在はプレビュー版のみの公開ですが、2021年後半には正式版への移行を予定しています。

「Auto Showroom」の強み

そんな次世代のテンプレートを提供する「Auto Showroom」ですが、ここでは具体的な強みについても確認しておきましょう。

UnityのHDレンダーパイプライン(HDRP)上で構築

「Auto Showroom」の特徴として、ハイエンドな要求にも答えてくれるHDレンダーパイプライン(HDRP)を導入している点が挙げられます。HDRPは次世代の家庭用ゲーム機のようなハイエンド製品での描画を目的として運用されているシステムで、GPUハードウェアを用いた極めて写実性の高い描写を実現します*2。

そのため、これからHDRPを導入したいと考えているが、具体的にどう使っていいのかわからないという人は、「Auto Showroom」をダウンロードすることで、どのようにHDRPで構築したかを把握できるため、幸先の良いスタート奪取につながります。

照明の種類やシャドウ、スクリーンスペースエフェクトなど、さまざまなHDRPパラメーターの設定をプロジェクト内で試すことができるのも強みです。

物理法則に則った環境調整

また、このプロジェクトは初期状態の時点で物理法則に従ったライティング調整や、時間に合わせて車内のシミュレートが行える露出設定が行われています。そのため、ダウンロードしてすぐ極めて自然な状態のサンプルを扱えるので、微調整などが求められる心配もありません。

プレゼンに活躍する3種類のライティングテーマと環境を実装

「Auto Showroom」には、現在Unityを用いたプレゼンテーションにおいて活躍している、3 種類のライティングテーマと環境(Luxury、Photostudio、Light Installation)が収録されています*3。ユーザーが別途インストールする必要がなくなるため、利便性も高いと言えます。

クラウドサービス「Furioos」との連携に対応

「Auto Showroom」は単体での利用はもちろんのこと、別のサービスと連携することで、より高い利便性を得られます。こちらは標準でUnityのクラウドストリーミングサービスである「Furioos」に対応しており、Webブラウザ上でのテンプレートのストリーミングを利用可能です。

UnityをPCにインストールしていなくとも利用できるため、情報共有や円滑なプレゼンの実現をサポートしてくれます。

「Auto Showroom」の活用方法は

「Auto Showroom」は優れたサンプルテンプレートですが、実際にどのような場面で活躍するのでしょうか。例を確認しておきましょう。

ハイエンドな製品デモ制作

「Auto Showroom」の最もポピュラーな使い道は、ハイエンドな製品デモの制作です。期日が迫っているデモ制作の現場では、自動車産業のみならず、アーティストや3Dジェネラリストまで、幅広い業界での活躍が期待できます。

一から自らの手でプロジェクトを進める必要がないので、ディテールにこだわった制作を期日内で実現可能です。

Unityの機能把握

「Auto Showroom」は、Unityの最新機能をどのように扱えばいいかを把握するのにも有効です。ライティングやHDRPのパラメーターをどのように調節すれば良いのかわからない時、このサンプルテンプレートから多くの事柄を学べるでしょう。

ボルボにおけるUnity運用アプローチの確認

「Auto Showroom」はボルボとの提携で誕生したプロジェクトということもあり、そこからボルボがどのようにUnityを運用しているかを学びとることも可能です。

実際にボルボはどのようにUnityを運用しているか、ということに焦点を当てた動画も公式に公開されているため、合わせて試聴することで様々な要素を学びとれるはずです。

動画:https://www.youtube.com/watch?v=mj7TYBisWB8

おわりに

今回は、Unityが新たに提供を開始したハイエンドなサンプルテンプレート「Auto Showroom」をご紹介しました。

Unityの運用可能性はまさに無限とも言え、初心者からプロフェッショナルまで、幅広く門戸が開かれているテクノロジーです。「Auto Showroom」をダウンロードすることで、そのポテンシャルの高さや、どのように運用するかのマニュアル情報を理解できるでしょう。

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*1 PR TIMES「ボルボの自動車3Dモデルを含むサンプルテンプレート「Auto Showroom」をUnity上で公開」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000161.000016287.html
*2 Unity「クリエイティブなビジョンを現実化するための忠実度の高いグラフィックス」
https://unity.com/ja/srp/High-Definition-Render-Pipeline?_ga=2.241764546.1585975386.1625818247-1359974095.1625818247
*3 Unity「Auto Showroom サンプルテンプレートを使って、Volvo XC40 Recharge に乗ろう」
https://blog.unity.com/ja/manufacturing/take-a-ride-with-the-auto-showroom-sample-template-and-volvo-xc40-recharge

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