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Navisworksの導入はBIM活用にどんな影響を与える?機能や事例について詳しく解説

デジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性が高まる中、多くの企業で最新の3D環境の整備が進んでいます。中でもAutodesk社が提供するNavisworksは、BIM活用を支えるプラットフォームとしての活躍が期待されており、すでに運用実績も国内で登場しています。

今回はNavisworksの役割についてスポットをあてながら、そもそもBIM活用においてどのような問題があるのか、そしてNavisworksはBIM活用へどのように貢献するのかについて、事例を交えながらご紹介します。

目次:

  1. BIM運用の課題
  2. Navisworksとは
  3. Navisworks導入がBIM活用に与える影響
  4. RevitとNavisworksの違い
  5. Navisworksの機能
  6. Navisworksの種類と価格の違い
  7. AEC Collectionについて
  8. Navisworksの導入事例
  9. Navisworks活用のポイント

BIM運用の課題

BIMはCADと併用しての運用が期待されている、次世代の3D技術の一種です。3Dモデルに詳細な情報を記録できることから、図面不要の施工と維持管理を実現できるとして期待されている一方、日本国内では導入が今ひとつ進んでいないという問題もあります。

ここではまず、BIM活用が日本で進まない理由として、以下の3つの課題をご紹介します。課題認識を明らかにして、有効な解決策の検討を進めましょう。

導入に強制力がない

BIM導入が進まない理由の一つに、そもそも導入が強制的なものではないという問題が挙げられます。BIMはうまく活用することで高い導入効果が期待できますが、アナログとデジタルが混在する現在の業務環境では、必ずしもBIMがなければ作業が進まないというわけではありません。

国によっては、BIMの部分的あるいは全面的な活用がなければ建設許可がおりないというケースもありますが、日本では現状、そこまでの強制力はないため、導入を推奨するにとどまっています。

このため、導入企業は一部の組織に限定されており、大多数の事業所や企業ではBIMの積極活用が進まず、BIMのポテンシャルを今ひとつ発揮できない状況が続いています。

とはいえ、BIMは人材不足が深刻な建設業界や製造業界においては大きな導入効果が期待されており、ハイテク化の影響で遅かれ早かれ全ての関係組織が程度の差はあれど活用が不可欠となる技術です。

BIM連携ができる企業同士でのプロジェクト遂行が進み、BIM非対応の企業は事業に参画できないケースも増えてくることが予想されるため、強制力がなくとも早いうちからBIMを導入することが求められています。

導入費用が高い

BIMは最新の専用ソフトなどが導入に際して必要ということもあり、導入費用が高額になるという問題も、BIM活用を遠ざけている要因の一つです。

従来の3D CADソフトにはBIMデータの扱いに対応しているものもありますが、BIM活用に最適化されているわけではないため、本格的なBIM運用のためには専用の製品を用意しなければなりません。

BIM製品を社員分揃えるとなると相応の費用がかかることから、大企業に比べて経済的な余力が小さい中小企業では迅速に環境を整備することは難しいものです。一方で大企業は最新のBIM製品も容易に揃えられるリソースがあるため、迅速に環境を整備できます。

結果、BIM導入企業と非導入企業の技術的なギャップが広がり、ますます企業間の格差は大きくなってしまうこととなります。

BIMに期待されているメリットの一つに、リソースに乏しい企業でも高度に業務を効率化し、質の高い設計を短期間で実行できることで、技術やリソースのギャップを解消できるというものが挙げられます。

中小企業がコストの問題を解消しながらBIMを導入する上では、価格の安い製品を導入したり、各種補助金制度を活用するという方法があります。最近では国を挙げてのDX推進が行われていることもあり、BIM導入に活用できる補助金も豊富に用意されています。

予算面の問題をうまくクリアし、導入を進めましょう。

関係者間の連携が難しい

BIM製品は一種類に限らず、複数の製品が多様な企業から提供されています。BIM製品が豊富にあるということは、導入企業からすれば自社のニーズに合った最適な製品を選べるだけでなく、サービス提供者同士での競争を促し、ユーザビリティやコストパフォーマンスに優れた製品を購入しやすくなるというメリットが期待できます。

一方、BIMを導入している企業同士で互換性のない製品を使用している場合、ファイル共有などの面で不具合をきたし、BIMの強みである情報共有の効率化を活かせなくなる場合もあります。

近年は異なる製品同士でも互換性が担保されるようになりつつありますが、いまだ対応していないケースもあります。こういった事態を回避するためにも、導入製品は導入実績が豊富で互換性に優れる、ポピュラーなものを選びたいところです。

運用できる人材が少ない

BIMは比較的新しい技術ということもあり、多くの人がその運用に不慣れであるケースがどの企業でも一般的です。基本的にはCADに近い操作感ではあるものの、3Dモデルに内包される情報の処理なども発生するので、異なるスキルセットが求められます。

BIMは近年需要が高まっている技術でありながら、活用可能な人材がいないことで導入が進んでいないという問題を抱えています。BIM導入の前に、DXやBIMのスキルを持った人材を確保することが、多くの企業における喫緊の課題です。

BIM人材の不足を解消するためのアプローチとしては、自社での人材育成を強化するというものが挙げられます。

需要があるにも関わらず市場にBIM人材が不足しているのは、そもそもスキルセットを取得するまでに時間がかかることも背景に挙げられます。それなら新規に人材を確保するのではなく、自社でBIMを導入し、育成を進めていくことが確実な人材確保につながります。

最新のBIM製品の多くは、幸いチュートリアルコンテンツにも優れており、初めてのBIM導入であってもゼロからスキルを学ぶことができます。初心者向けのコンテンツに優れた製品を選び、人材育成に努めましょう。

Navisworksとは

上記のような課題解決のきっかけとなる製品として、注目を集めているのがAutodeskのNavisworksです。NavisworksはBIMやCADといった3Dモデルのレビュー、およびコーディネーションを強化するための製品で、プロジェクトのクオリティ向上を促すプラットフォームとして導入が進んでいます。

設計データの管理はもちろん、施工時に活用するデータについても一つのプラットフォームでまとめて管理ができるため、業務の煩雑化を回避するのに役立ちます。

これまでの設計・施工業務において課題となっていたのが、現場作業に伴う手戻りの問題です。設計フェーズでは問題視されなかった図面の不整合や干渉が現場で発見されることにより、修正作業の負担が増加したり、工期が伸びたりといった問題が散見されました。

このような問題を解消すべく、Navisworkは設計・施工管理を一元化することで、着工前に修正が必要な箇所を確認の上、それらに対応してから工事を進められるような体制を実現します。

現場と設計部門の両者にとって効率化が期待できることから、BIM活用の際には併せて導入したい製品です。

Navisworks導入がBIM活用に与える影響

Navisworksの導入は、具体的にBIM活用へどのような影響をもたらしてくれるのでしょうか。NavisworksそのものはBIMツールとして扱うことはできませんが、BIMツールと併用することにより、さまざまな相乗効果が期待できます。

豊富なファイル形式を統合できる

Navisworksの強力な機能の一つが、豊富なファイル形式に対応しているという点です。NavisworksそのものはAutodesk社の製品ですが、他の企業が提供しているBIM製品のファイル形式に対応しており、実に60種類以上の形式を問題なく読み込むことができます*1。

読み込んだファイルはNavisworks上で統合的に管理でき、これらのファイルをひとまとめにした単一のファイルとして運用ができます。BIMを使ったプロジェクトの多くは、複数人のメンバーで対応するケースが一般的です。異なるツールを使用しているメンバー同士でも、Navisworksを軸とした設計業務へとシフトすることで、ファイル形式をわざわざ変換して共有する負担や互換性に悩まされる心配はなくなります。

これからBIM活用を進めるユーザーにとって便利なのはもちろん、BIMツールをすでに導入していたものの、情報共有の面で不自由な思いをしていた関係者にとってはありがたいプラットフォームとして活躍するでしょう。

4D・5D活用を推進する

BIM導入は、設計モデルの4D・5D活用を推進できる点でも期待されていますが、Navisworksはそんな4D・5D活用をサポートする機能が備わっています。

BIMモデルは3Dモデルにさまざまな要素を付与できる点が注目を集めていますが、それぞれの部材に時間軸の概念を付与することも可能です。

これをBIMモデルの4D活用と呼び、BIMモデルと工程データをリンクさせることで、極めて正確な施工シミュレーションを実現できます。建物がどのようにできていくのかをタイムラプスのような感覚で眺められるため、時間や人材、資材を有効活用するためのシミュレーションに役立ちます。

一方の5D活用は、4Dに対してさらにコストの概念を付与したBIMモデル運用を指します。建設プロジェクトに対してどれくらいの費用がかかっているのかを部材ごとに明らかにすることで、極めて無駄のない施工を実現できる技術です。

Navisworksはこのような次世代のモデル運用をサポートするプラットフォームとしての活躍が期待されており、シミュレーション用のモデルのオブジェクトをアニメーション化してインタラクティブに操作、あるいはプロジェクト モデルから集計表を直接作成といった、高度なモデル運用をサポートします*2。

無償運用でBIMのさらなる普及を促す

Navisworksが高く評価されているもう一つの理由は、一部機能を無償で利用できるサービスが提供されている点が挙げられます。先に紹介した通り、基本的にBIM製品は有償サービスとなっているため、利用するためには相応の初期費用が発生します。

BIM導入を妨げているのはこのようなコスト面での導入ハードルの高さですが、Navisworksは基本的なビューア機能などは無料で利用できるため、関係者間の情報共有をサポートしてくれます。

従来であれば、BIMモデルを閲覧するためには例えBIMオペレーターでなくとも、関係者がBIM製品をインストールするなどして、閲覧のためだけに導入費用が発生していました。

一方でNavisworksは、関係者がBIMモデルを閲覧するだけであれば無償のプランを利用すれば解決するため、余計な費用が発生する心配はありません。必要な際にはすぐにインストールもできるので、汎用性に優れたプラットフォームであると言えます。

Navisworksの詳しいプランの違いについては、後ほどご紹介します。

RevitとNavisworksの違い

Autodeskが提供する代表的なBIMソフトとしては、Revitが挙げられます。RevitもNavisworksもBIMに関連する製品ですが、ここではそれぞれのソフトがどのような違いを有しているのか、整理しておきましょう。

導入の目的

RevitとNavisworksでは、導入に伴う運用方法において大きな違いがあります。RevitはBIMモデリングを実行するためのツールで、直接的な設計と施工を行うのに必要な機能が備わっています。

一方のNavisworksですが、こちらはBIMファイルを統合管理するためのプラットフォームであるため、Navisworks単体ではBIM運用を進めていくことはできません。Navisworksと他のBIM製品を組み合わせて運用することで、初めてプロジェクトを前に進めることができます。

Revitは単体でも運用可能ですが、Navisworksのような支援ツールがあることで、その効果を最大限に発揮できます。重要度ではRevitの方が上ですが、高度なBIM環境の整備にはNavisworksのような存在が不可欠というわけです。

製品の機能

導入の目的が異なる分、具体的な機能においてもRevitとNavisworksでは複数の相違点が挙げられます。

Revitの場合、従来のCADソフトには備わっていない、設計意図を素早く定義してドキュメント化する能力や、パラメータを細かく調整して3Dモデリングを実行できるツール群が揃っています*3。

BIM導入の足がかりとなるソフトとなることを想定しているため、BIMオペレーターに必要な機能は全てRevit内で利用ができます。

一方のNavisworksですが、こちらは直接BIMモデリングを行うのではなく、BIM活用をサポートするための機能が充実しています。BIMデータを一元管理し、プロジェクトの遂行に伴う作業負担の軽減を促進します。

ゼロからのBIM運用を考えている場合にはまずRevitの導入を検討し、既存のBIM環境に不満を抱えている場合にNavisworksの導入を検討すると良いでしょう。

Navisworksの機能

ここで、具体的なNavisworksの機能について確認しておきましょう。

コーディネーション

プロジェクトのコーディネーションを実現するべく、Navisworksは多くの機能を併用することができます。モデル同士の干渉は自動で検出し、不整合となっている原因の解析とレポートの作成を行うことができます*4。

建設コストに関する施工可能性の問題も、Navisworks上で自動で特定の上、解決に導ける問題解決能力を備えています。Navisworks上で作成したファイルはAutoCADやRevit、ReCap Proといった各種サービスでも展開できるので、互換性の面でも問題はありません。

モデルレビュー

Navisworks上では1つのモデルに設計データと施工データを統合できるため、複数のツールを使って作成したデータを統合してレビューするのに役立ちます。アニメーションが適用されたモデルオブジェクトと建設スケジュールをリンクすることで、プロジェクトの正確なシミュレーションを実施できます。

計測ツールを使ってポイント間の測定を迅速におこなったり、朱書きツールを使ってフィードバックや修正依頼を迅速に行い、業務の効率化を促進できます。

積算

Navisworksを使えば詳細な数値計算を手動で行う必要がなくなり、自動計算で業務効率化とケアレスミスの解消を実現できます。 2D・3Dの数量拾いを使うことで、線や面積、個数を計測可能です。

積算はPDFシートを使って行うこともでき、ワークシート上にある既存のジオメトリをトレースし、数量拾いを自動的に作成できます。

モデルのシミュレーションとビューイング

Navisworks上のモデルシミュレーション機能は詳細な設定が可能なので、高度な検証作業を実現できます。フォトリアリスティックなビジュアルでのシミュレーションを行い、モデルへの理解度を深められるのはもちろんのこと、 モデルの色付けをプロジェクト全体に適用し、明確な奥行きを表現できます。

大型となったプロジェクトモデルであっても全体をレンダリングし、Autodeskのクラウドに保存の上共有が行える点も強みの一つです。

Navisworksの種類と価格の違い

Navisworksには複数の種類があり、目的や予算に応じた利用が可能です。それぞれのバージョンにどのような特徴があるのか、見ていきましょう。

Navisworks Freedom

Navisworks Freedomは、Navisworksの主要機能を利用できる無償のサービスです。AutocadやRevitで作成したデータをそれぞれ統合するためのプラットフォームとして機能し、NWD 形式の安全な圧縮ファイルを作成することで、関係者間での情報共有を強化できます*5。

基本的にはビューアとしての活用が基本となりますが、埋め込んだレビューデータの表示や朱書きなどに対応しており、関係者間の情報共有を強化する上で役立つ機能が揃っています。

現状BIMツールを運用していて、モデル統合の機能を利用したい、あるいは関係者同士の情報共有をリーズナブルに効率化したいという場合に役立つサービスです。

Navisworks Simulate

Navisworks Simulateは、モデルの統合と積算に強い機能群が揃った有償の製品です。Navisworks Freedomでは利用ができなかったサービスが複数搭載されており、AutoCAD の BIM コーディネーション機能やフォトリアルなレンダリングなど、プロレベルでの統合機能の活用を促進したい場合に役立ちます。

価格は1ヶ月の契約で2万900円、1年間の契約で16万2,800円、3年間の契約で46万4,200円となっています*6。

Navisworks Manage

Navisworks Manageは、Navisworks Simulateでは利用できなかったより多くの機能が搭載された上位製品です。統合モデルの干渉チェック、および干渉管理の機能はNavisworks Manageでしか利用ができないため、大掛かりなプロジェクトの干渉管理を行う場合には同製品の導入が有効です*7。

価格は1ヶ月契約で5万600円、1年間契約で40万2,600円、3年間で114万7,300円の設定です*8。

AEC Collectionについて

Navisworksは、単体ではできることに限りがあるものの、複数の関連製品と組み合わせることで相乗効果を発揮します。Autodeskが提供するAEC Collectionは、そんなAutodesk製品同士のコラボレーションを強化するためのバンドルパックとなっており、複数の製品を同時に購入する代わりに、お得な価格での利用が可能となっています。

AEC CollectionではNavisworks Manageをはじめ、AutoCADやRevit、Civil 3D、InfraWorksといった関連製品が全て同梱しています。価格は1ヶ月の契約で6万4,900円1年間の契約で52万2,500円、3年間の契約で148万9,400円と、別個に製品を購入するよりもはるかに価格を抑えてそれぞれのサービスを利用できます*9。

これからBIMやCADツールをまとめて導入しようと考えている場合には、AEC Collection購入を検討すると良いでしょう。

Navisworksの導入事例

ここでは、実際にNavisworksを導入している国内事例についてご紹介します。

Civil 3DとNavisworksを組み合わせた事例

とある建設会社においては、空港建設プロジェクトへ土木ツールのCivil 3DとNavisworksを併用し、モデル化課題の解決につなげています*10。

同社で問題となっていたのは、PCのスペックをオーバーしている巨大な3Dモデル作成です。手作業で行っているモデル化作業は、規模が大きくなる後半になるにつれてフリーズしてしまうケースが増えてきてしまい、効率的な業務の遂行が妨げられる事態が発生していました。

Navisworksを導入したモデルの読み込みへと業務プロセスを改善したことにより、属性情報の割り当てを一括で対応することで負担を大幅に軽減し、作業の効率化に成功しました。

Navisworks導入でBIM属性の付与業務を効率化

とある港湾開発プロジェクトにおいては、Navisworksを導入することで土木BIMモデルの属性情報入力を効率化し、3Dモデルの可視化や情報共有の効率化を実現しています*11。

従来の2Dモデルでは困難だった、専門知識を持たない関係者への図面共有をNavisworks上で設計データと3Dモデルが統合されたデータを使って実行することで、意思疎通をスピーディに行い、深く感覚的な理解を得られるよう促すことに成功しています。

Navisworks活用のポイント

Navisworksを有効活用する上では、以下の3つのポイントを押さえた運用方針を定めることが大切です。

複数のBIM製品と併用する

まず、Navisworksは単体で導入してもそのポテンシャルを活用することはできません。そのため、RevitやCivil 3Dなどの他のBIM製品と併用することで、高い導入効果を得られるようになります。

Naviswoeksの導入を検討している際には、まず本格的なBIMツールを導入ののち、Navisworks導入を考えてみることをおすすめします。

BIMオペレーターの育成・確保を進める

Navisworksを有効活用する上では、BIM運用のノウハウを持った人材が不可欠です。BIMモデル作成はもちろんですが、Navisworksが必要かどうかを現場で判断する能力を有しているためです。

NavisworksはBIMオペレーター間の連携を強化する上で活躍するので、まずは社内に十分なBIMオペレーターを確保することが大切です。

無償・有償サービスを使い分ける

Navisworksは基本的には有償の製品を使うことになりますが、簡易なモデル統合だけで良いのであれば、無償版のNavisworks Freedomでも十分に効果を発揮します。

いきなり有償製品を導入しても宝の持ち腐れとなってしまうケースもあるため、まずは無償版を導入し、一度その使用感を確かめてみると良いでしょう。

まとめ

NavisworksはBIMのポテンシャルを引き出すための有力なプラットフォームで、モデルの統合などオペレーターの負担軽減はもちろん、ケアレスミスの解消にも役立つ機能が搭載されています。

すでに国内でも導入事例が複数登場しており、これからのBIM活用には欠かせない製品となりつつあります。ただ、Navisworks単体ではBIM運用を進めるためには不十分であるため、Revitなどの他のBIMツールと併用するのがポイントとなります。

Navisworksの特徴を理解し、効果的な活用を目指しましょう。

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参考:
*1 Autodesk「Navisworks」
https://bim-design.com/infra/product/navisworks/
*2 Autodesk「Navisworks」
https://www.autodesk.co.jp/products/navisworks/overview?term=1-YEAR&tab=subscription&plc=NAVSIM
*3 Autodesk「Revit」
https://www.autodesk.co.jp/products/revit/overview?term=1-YEAR&tab=subscription
*4 Autodesk「Navisworks 2023の機能」
https://www.autodesk.co.jp/products/navisworks/features
*5 Autodesk「無償の Navisworks ビューア」
https://www.autodesk.co.jp/products/navisworks/3d-viewers
*6 Autodesk「Navisworks」
https://www.autodesk.co.jp/products/navisworks/overview?term=1-YEAR&tab=subscription&plc=NAVSIM
*7 Autodesk「Navisworks ManageとNavisworks Simulateの違い」
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/navisworks-products/troubleshooting/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/Functionality-differences-between-Navisworks-Manage-and-Simulate.html
*8 *6と同じ
*9 Autodesk「AEC Collection」
https://www.autodesk.co.jp/collections/architecture-engineering-construction/overview?term=1-YEAR&tab=subscription
*10 CIM Japan「若築建設株式会社」
http://cimjapan.com/case/wakachiku/
*11 国土交通省「BIM/CIM 事例集」p.1
https://www.mlit.go.jp/kowan/content/001442768.pdf

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