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FigmaにおけるAI利用とは?人気のプラグインを紹介

デザイン開発をWebブラウザから行えるFigmaは、個人はもちろん企業での活用も盛んに行われている人気の高いWebサービスです。

一から手動で開発するよりも効率的に作業を進められるFigmaですが、最近ではAIを実装したプラグインもFigma向けに次々と登場しており、さらなる利用者の増加も見込めます。

この記事では、そんなFigmaのAIプラグインの導入メリットや、利用を検討したい人気のAIプラグインについて、解説します。

目次:

  1. Figmaとは
  2. Figma対応のAIプラグインについて
  3. FigmaでAIプラグインを利用するメリット
  4. Figmaで使える主なAIプラグイン

Figmaとは

Figma(フィグマ)はWebサイトやアプリのUIデザインや、ワイヤーフレームの設計を行えるWebサービスの一種です。

通常、UIデザインなどの作業は専用のソフトをPCにインストールする必要があるなど、運用環境の整備が欠かせません。一方でFigmaはソフトをインストールせずともWebブラウザから簡単に利用することができるので、導入負担は最小限で抑えられます。

インターネット環境さえあれば誰でもどこでも利用できるFigmaは、近年のIT需要の急激な拡大において欠かせないソリューションとして活躍しており、プロレベルでの運用に耐えうるサービスです。

Figmaの利用は基本的には有料とはなるものの、無料で利用できるフリープランも備えているため、試しにどんなソフトか使ってみたいという方にも気軽に試してもらえます。

Figma対応のAIプラグインについて

Figmaは優れた標準機能をいくつも搭載しているWebサービスですが、実はFigmaコミュニティ内で公開されているプラグインを活用することで、さらなる機能拡張や自分にとって使いやすいサービスにアップデートすることも可能です。

Figmaのプラグインはサードパーティが開発し共有することができるものもあり、非常に多様な種類が充実していますが、中でも注目されているのがAIプラグインの存在です。

AIプラグインは、その名の通り、AIを使った機能実装が可能なFigma向けのプラグインです。業務の自動化や生成AIを使った効率化などが実装によって実現し、Figmaユーザーにさらなる生産性向上をもたらしてくれます。

画像作成やテキスト作成など、デザインやコンテンツの制作において時間やスキルが求められる業務においても、AIプラグインが近年活躍の幅を広げているのが特徴です。

FigmaでAIプラグインを利用するメリット

Figma上でAIプラグインを利用する場合、

  • 業務効率を改善できる
  • 手軽にAI利用ができる
  • 複数人での共同作業にもAIを支える

などのメリットが期待できます。上でも触れていますが、AIの導入は手軽に業務効率化が進められるのが最大の強みです。Figmaではプラグインを追加するだけでAIを導入できるので、普段の業務をすぐにでも自動化し、デザイナーの業務削減につながるでしょう。

また、Figma上で公開されているAIプラグインの利用は、いずれもブラウザで動作するので、ユーザーにAI開発や運用の負担を過度に強いられない強みがあります。

通常、AIの開発には膨大な学習用データを用意し、読み込ませるための時間や人員が必要となるため、AI導入は思い立ったらすぐに実現するようなものではありません。

一方でFigmaのAIプラグインは、専用サイトからダウンロードするだけですぐに使用できるので、開発の負担は一切発生しません。動作もFigmaのクラウド上で行われるため、ユーザーの運用環境に左右されることなく、高いパフォーマンスを発揮できます。

AI活用をオンプレミスで進める場合、データサーバーの設置されているオフィスにのみ利用が限定されることもあります。一方でFigmaのAIプラグインであれば、オフィス環境に依存せずクラウド経由でサービスを利用できるため、リモートワークでも気軽にAIを活用可能です。

Figmaはオンライン環境で動作するWebサービスであり、共同作業をオンラインで行うのにも適したサービスです。AIプラグインについても同様で、各ユーザーがAIプラグインをそれぞれ実装していれば、同じAIをリアルタイムで使用しながら作業を進められます。

FigmaのAIプラグインの多くはユーザーにとって使いやすいよう設計されているので、高度なスキルがなくともすぐに使いこなせるようになるという点もメリットと言えるでしょう。

Figmaで使える主なAIプラグイン

続いて、Figma上で動作する主なAIプラグインを紹介します。AIプラグインはすでに複数種類が登場しており、業務課題に合わせて柔軟に導入することが可能です。

Ando

AndoはAIを使った自動生成のデザインが行える、便利なAIプラグインです。自然言語でAIに指示を送ることで、その指示に則った文章や画像などを柔軟に生成することができます*1。

Genius

GeniusはUIデザインをAIによって自動生成することのできるAIプラグインです。手動操作時のデザインアプローチは学習することで、Geniusにバトンタッチし、最適な配置提案を自動で生成することができます*2。

AIサービスの多くは何らかの指示をAIに伝える必要がありますが、Geniusの場合はその指示を省き、日頃のパターンから自動で提案できる点が最大の強みです。

Muse

MuseはAIが必要なコピーライティングを自動で考え、ユーザーに提案することができるAIプラグインです*3。必要に応じて文章のトンマナや長さなどを自在に調節できるので、非常に柔軟性の高いサービスと言えます。

Clueify

Clueifyは、ユーザビリティ調査をAIで実行することのできるAIプラグインです。利用履歴を自動で分析し、ヒートマップなどでユーザーの動向を視覚化することで、サイト改善のための材料を効率よく集められます*4。

FRONT-END.AI

FRONT-END.AIは、htmlやcssを自動で理解し生成することができる、ローコード開発に特化したAIプラグインです*5。

デザインデータのレイヤー情報やアセットを読み込ませれば、それに合わせて自動的にコードを生成し、Webデザインの業務負担を大幅に改善できます。

まとめ

この記事では、Figma上で運用可能なAIプラグインのメリットや、人気の高い代表的なAIプラグインを解説しました。

いずれのサービスもうまく利用できれば、従来の業務を劇的に改善し、現場の生産性向上に役立つでしょう。それぞれのサービスの違いを理解することで、より質の高いデザインを実現してください。

 

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出典:

*1 Figma「Ando」

https://www.figma.com/community/plugin/1145446664512862540/Ando—AI-Copilot-for-Designers

*2 Genius

https://www.genius.design/

*3 Figma「Muse.ai」

https://www.figma.com/community/plugin/1190067223006709410/Muse.ai

*4 Figma「Clueify」

https://www.figma.com/community/plugin/1151544577194883426/Clueify

*5 Figma「FRONT-END.AI」

https://www.figma.com/community/plugin/1211854652970580910/FRONT-END.AI

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