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画像生成AIって?無料で試せるサービス3選

2024年現在、ChatGPTの流行から始まった第4次AIブームは留まるところを知らず、ニュースやSNSでAIの話題を見ない日はないほどの熱を見せています。また、AIによって作成された画像やイラストを目にする機会も増えてきました。SNSで流れてくる画像やイラストはとても魅力的で、実際に自分で作ってみたい、利用してみたいと思った方も多いのではないでしょうか。

本記事ではAIによる画像の作り方と、それらを支える画像生成aiとはどんなものなのか、概要にふれつつ、実際に無料で画像生成を試すことができるWebサイトとスマホアプリをそれぞれ3点紹介します。画像生成を試してみたい方、お手軽に自分の好みのイラストを作ってみたい方はぜひ、本記事を参考にしてください。

この記事では以下のことがわかります。

  1. 画像生成aiとは
  2. 無料で画像生成ができるWebサイト3選

画像生成aiとは

画像生成aiとは、テキストによる指示や参考にする画像を示すことで新しいオリジナルの画像を作成することができるaiのことです。以下の例は、画像生成aiモデルの一種であるDALL-EをChatGPTから利用し、「かわいいチワワが赤いニット帽をかぶっている画像」を作成しています。

参考) ChatGPT4(有償サービス)上で指示をし、画像生成AIモデル DALL-E にて画像を出力した例(筆者作成)

ここでの指示文を画像生成AIの用語で『プロンプト』と呼びます。多くの画像生成サービスは、プロンプトか単語の指定により画像を作成することができます。また、画像を作成してくれるAIのことを『AIモデル』と呼びます。AIモデルはあらかじめ数十億もの画像を学習することで、プロンプトを通じてまったく新しい画像を作成することができます。

有名なものとしてはMicvrosoft社のDALL-Eや、Stability AIのStable Diffusion、Midjourney社のMidjourneyなどがあげられます。*1

モデルを一から作成することは現実的ではないので、AI画像生成サービスは内部で上記3種のどれかを利用し、ユーザが利用しやすいようにチューニングしたりUIを工夫して公開しています。ユーザは自分の用途や好みにあわせて、サービスを選択することができます。

無料で画像生成ができるサービス3選

それでは実際に、画像生成を試すことができるサービスを紹介します。本サービスは2024年5月10日現在のサービス内容を前提とし、今後サービス内容等については変更の可能性があります。

また、画像生成モデルを動かす際には高スペックのコンピュータが必要です。多くのサービスは、利用時間によって課金が発生するクラウドマシン上で動いており、ユーザが増え生成枚数が増えるほどサービス運営費が大きくかかる傾向にあります。ユーザが画像を生成した枚数に応じて金額を徴収するために、事前に購入したクレジットやチケットを消費する、従量課金制のサービス形態を取ることが多いです。今回ご紹介するサービスについても、生成枚数が限定されているものや、より高精度を求める場合は課金が必要となることがありますので、ご留意ください。

Microsoft Bing COPILOT Designer

Microsoftが提供している、画像生成ツールです。Microsoftアカウントがあれば無料で利用可能です。画像生成モデルとしてはDALL-E 3が利用されており、単語またはプロンプトで指示を出すことができます。大手企業が提供している安定感が魅力です。また、Copilot Designerという専用アプリケーションでの利用以外に、Bingのチャット上でも利用できるためチャットサービスに慣れた人には使いやすいサービスでしょう。*2

参考) プロンプト『南国風リゾートの高精細写真』で画像を出力した例(筆者作成)

公式サイト: https://copilot.microsoft.com/images/create

Dream Studio

Stable Diffusionを開発しているStability AI社が展開しているベータ版のサービスです。基本有料で利用権をクレジットとして購入し、消費する形での利用となりますが無料でアカウントを作成した際に25クレジット(※初期設定での生成で約25回分)が付与されるため、無料での試用が可能です。モデルとして利用されているStable Diffusion自体はオープンソースで公開されているため多くのサービスで用いられていますが、Stability AIが公式で提供するサービスである点が大きなメリットです。*3

参考画像: 

参考) プロンプト『Giant fruit and vegetable parade, with various different fruits and vegetables marching down a city street, colorful, detailed, stylized, absurd, fun, vivid, delicious, overhead view, centralized, wide angled』で画像を出力した例(筆者作成)

公式サイト: https://beta.dreamstudio.ai/

Lexica

Lexicaが運営する画像生成サービスで、アカウント登録をすることでWebサイト上で画像生成を試すことができます。サイト上にSearchとGenerationの二つのメニューがあり、Searchでは既に他のユーザが作成した画像をダウンロードして利用できることが特徴です。プロンプトは英語で入力する必要があり、モデルはLexica独自のモデルが利用されています。商用利用が可能になる有料プランも用意されています。*4

参考) プロンプト『cute kitten, white long fur skin, with red ribbon(かわいい子猫、白い長毛、赤のリボン)』で画像を出力した例(筆者作成)

公式サイト: https://lexica.art/

まとめ

本記事では、現在注目を集めている画像生成AIの概要と、Web上で無料で利用できる3つのサービスについて詳しく紹介しました。より高度な利用をする場合は有償サービスの契約が望ましい部分もありますが、各社無料で利用できるサービスやトライアルを用意しており、チャレンジする敷居が下がりつつあります。まずは無料で、お手軽に試してみてはいかがでしょうか。

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*1

参考) 日本経済新聞 「画像生成AIとは」

https://www.nikkei.com/topics/23052602

*2

参考) Microsoft 「Copilot designer サービスページ」

https://www.bing.com/images/create?ssp=1&darkschemeovr=0&setlang=ja-JP&safesearch=moderate&toWww=1&redig=6BC85187161649E2B5723D58E8169ECE

*3

参考) Stablity AI 「DreamStudio サービスページ」

https://dreamstudio.com/about/

*4

参考) Lexica 「Lexicaサービスページ」

https://lexica.art/

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