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クラウド型データベースKintoneで開発する業務アプリ

サイボウズのKintoneをご存知でしょうか。クラウド型データベースの業務アプリを最短3分で作ることができる製品です。

サイボウズといえば、グループウェアのサイボウズOfficeが有名です。現在はクラウド版になり、オンプレミスのサーバーにインストールしなくても使えるようになりました。モバイル端末からの利用も可能です。

また、サイボウズOfficeの「カスタムアプリ」機能を使うと、データベースを使った簡易的な業務用アプリを作成できます。たとえば商談の進捗を管理する営業支援ツールや、クレーム管理のデータベースなどです。

カスタムアプリには、テンプレートが用意されています。したがって、おおまかな機能はテンプレートを使い、業務に合わせてトライアルを繰り返しながらアプリケーションの開発が可能です。データベースの知識がなくても、自社オリジナルの機能を追加して業務効率化ができます。

しかし、もう一歩踏み込んだ業務用アプリケーションを開発したいユーザーのためにKintoneがあります。サイボウズOfficeのカスタムアプリの優れた面を踏襲しつつ、さらに高度な使い方が可能です。

ポイントを解説します。

Excelの資産活用とドラッグ&ドロップによる開発

社内にシステム管理者や開発者がいる場合はともかく、多くの場合、総務部門や営業部門などの各部署で、パソコンに詳しい社員が管理ツールを作っている場合も多いはずです。

そんな環境で最もポピュラーなソフトウェアは、マイクロソフト社のExcelでしょう。

日本人はExcel好きです。日本人に限らず、アジアの新興国の多くの企業や工場では、業務管理の標準ソフトとしてExcelが使われています。「Excel文化」があります。

一度このExcel文化に染まってしまうと、他の業務管理システムの導入に拒否反応を起こすようになります。「Excelでうまくいっているのに、なぜ他のソフトウェアを導入しなきゃならないの?」と懐疑的になるからです。

しかし、Excelによる業務管理には限界があります。VBAでプログラミングを行う場合には知識が必要です。最近はコラボレーションによる作業の面で強化されたとはいえ、複数のスタッフによる情報共有や、他のアプリケーションとの連携も簡単とはいえません。

Kintoneを使う第一のメリットは、これまで使ってきたExcelのファイルをインポートして、そのまま新たな業務アプリとして使えることです。Excel文化の資産を引き継いで、さらにクラウド上で使いやすい業務アプリを作成できます。

たとえば顧客名簿であればテンプレートから「顧客リスト」を選択、「作成」をクリックすれば、すぐにクラウド上にデータベースができます。

新しく業務アプリを作成する場合にも、データベースの入力フォームは、文字列やチェックボックスなどのパーツをフィールドにドラッグ&ドロップするだけです。プログラミングの知識がなくても、マウスを使ってクラウド上にデータベース構築が可能です。

データベースの構築では、途中で仕様が変わると開発に大きな負荷がかかることがあります。しかし、Kintoneは柔軟に変更できます。プロトタイプのアプリを業務で使いながら、不便な部分は改良したり、使いしたい情報があった場合は追加したり自由です。

SFA、日報、出張申請、交通費精算などよく使う業務アプリは、100種類以上のテンプレートが用意され、すぐに活用できます。飲み会日程調整などユニークなテンプレートもあります。活用シーンを想定したテンプレートの充実により、最短3分で、クラウド型データベースの業務アプリが完成します。

低価格の料金体系とAPIなどによる拡張性

Kintoneの料金体系には、月額780円/1ユーザーの「ライトコース」と月額1,500円/1ユーザーの「スタンダードコース」の2パターンがあります(2016年6月現在)。アプリ数、スペース数、ゲストスペース数が異なりますが、最も大きな違いは、スタンダードコースにはAPI・JavaScript・プラグインカスタマイズの機能が付加されていることです。

API連携を使うと、基幹系システムやExcel/AccessのデータをKintoneと連携できます。JSON (JavaScript Object Notation)形式のAPIにより、Kintoneのデータベースに登録した発注情報をスマートフォンの端末から、別の販売管理システムに反映することも可能です。つまり職場に戻らなくても、営業先から成約状況によってリアルタイムに情報を更新できるため、ビジネスのスピードを加速します。

プラグインを活用すると、高度なカスタマイズが可能になります。プラグインは複数のJavaScriptやCSSをパッケージしたもので、見積もりデータの連携や帳票印刷など、さまざまなサードパーティの製品があります。また、プラグインの開発支援サイトも用意されています。

Kintoneは「30日間お試し」で利用できます。まずは、機能を実際に使って、その操作性を体感してみるとよいでしょう。

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