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Amazon Alexa スキル開発への道〜その1〜

2017年欧米では各社からスマートスピーカーが発売され、スマートスピーカー元年と呼ばれました。
GoogleからはGoogleアシスタントが搭載されたGoogle Home。
AmazonからはAlexaを搭載したAmazon Echo、AppleからはSiriが搭載されたApple Home Podが発売されました。
日本国内では、LineからAIアシスタント「Clova」を搭載したClova WAVE、LineキャラクターがデザインされたClova Friendsが発売されています。

スマートスピーカーの市場規模も年々増加する見通しとなっており、私たちの生活により身近なものになることが予想されます。
各社のスマートスピーカーでは、開発者が対応したアプリケーションを開発することが可能となります。
今回はAmazon Alexaのスキル開発の概要と開発者アカウントの作成に焦点を当てます。

Alexa

 

Alexaは米Amazon.comが開発した、クラウドベースの音声認識サービスです。

AlexaはAmazon社製品以外にも、サードパーティーが開発したスマートスピーカーに搭載することが可能となります。
オンキョーからは、高音質のスマートスピーカー(スマートスピーカーP3 (VC-PX30))が発売されています。
モバイルバッテリーで有名なAnkerからはEcho Dotより低価格(4,980円)なスマートスピーカーが発売されており、業界規模も広がっています。

Alexaスキルストア

 

開発者によって開発されたスキルはAmazonのAlexaスキルストアに公開されています。


スキルストアは国別に分かれて存在しており、日本のAlexaスキルストアは2018年3月30日に正式公開されています。
日本向けAlexaスキルストアには1000以上のスキルが公開されています。米国向けAlexaスキルストアでは3万以上のスキルが公開されています。

Alexaスキル開発

 

Alexaにはフレームワークが2つ、開発者向けに提供されています。

1つ目のAlexa Voice Service(AVS)はハードウェアにAlexaを搭載するための、APIやソフトウェアツールが提供されています。
2つ目はAlexa Skill Kit(ASK)です。スキルを開発する場合は、ASKを利用して開発します。
ASKではCustom Skills、Smart Home Skills、Flash Briefing Skillsの3つのスキルタイプが提供されていますが、基本的なスキル開発ではCustom Skillsを利用します。
Smart Home Skillsは家電製品の操作(エアコンのON/OFF,電気をつけるなど)スキルに特化しており、Flash Briefing Skillsはニュース配信用のスキルとなります。

スキル開発

 

Alexaの独自スキルの作成にはAmazonDeveloperアカウントが必要となります。
Amazonコンソールではスキルの開発がWEB上で可能です。
実機のスマートスピーカーがなくても、スキルの動作確認をコンソール上で確認が可能となります。

しかし、この開発者アカウントの作成でつまずくポイントがありますので、注意が必要です。

1. Amazon.jpのアカウントを作成
※必ずAmazon.jpで作成したアカウントを使います。
Amazon.com(米国)のアカウントを利用して独自スキルを開発した場合、Amazon.com(米国)のスキルストアと紐づくことになってしまいます。
日本のスキルストアで公開したい場合は必ず、Amazon.jpアカウントの利用が必須となります。
また、Amazon Developerアカウントを新規で作成した場合、Amazon.com(米国)のアカウントが作成されてしまいます。
その場合、作成したスキルもAmazon.com(米国)のスキルストアと紐づくことになってしまい、日本国内のスキルストアでは公開できないことになってしまいますので、注意が必要です。

2. AmazonDeveloperアカウント
Amazon.co.jpアカウントでログインしてください。


ログイン直後はまだスキル開発はできません。開発者情報の入力が必須となります。
ログイン後に右上アイコンから「登録を完了する」を選択します。

開発者アカウント情報を入力します。

「保存して続行」後に、アプリケーション販売契約、広告収入支払いを各自選択します。

以上でAmazon開発者アカウントの登録が完了となります。

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