ものづくりの伝統国の連携、日本とドイツがIoTで共通規格へ
今後大きな発展が見込まれている「IoT(モノのインターネット)」分野。工場の生産設備や製品などのあらゆるモノをセンサーとインターネットでつなぎ、そこで得られた膨大な情報を、製品の故障の予測や次の製品の開発にいかす最新技術で、第4次産業革命につながるとも言われています。
そして、もうその競争は民間での競争力に任せるだけでなく、もはや国同士の開発競争にもなってきています。
現在IoT分野を引っ張っているのはアメリカとドイツです。日本は出遅れていると言われているのですが、NHKの報道によると、今後は日本とドイツで共通規格を持つことが政府間で合意がなされるようです。
「IoT」 日独が共通規格目指す覚書へ(NHK News Web)
この分野で出遅れている日本としては、技術的に先行するドイツとの間で共通の規格とすることで企業や国の枠を越えた共通の土台を作りあげ、国際標準化に向けて主導権を握るねらいがあります。
来る来ると言われている「IoT」ですが、ここに来て国同士のグローバルな競争にフェーズが移りつつあります。いよいよ第4次産業革命として、IoT技術の本格的な開発競争がはじまるのかもしれません。