うお!富士通のヘッドアップディスプレイを装着した作業員のカッコよさ。
5月11日の富士通のプレスリリースが面白かったので取り上げてみたいと思います。
現場業務を革新する、企業向けヘッドマウントディスプレイを販売開始
当社は、このたび、企業向けウェアラブル端末「FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUSWARE ヘッドマウントディスプレイ(フジツウ アイオーティー ソリューション ユビキタスウェア ヘッドマウントディスプレイ、以下、HMD)」を開発し、本日より国内で企業向けに販売を開始します。
そして、これがその勇姿。
ヤバいです。これは…なんというカッコよさ。
Googleグラスは失敗でしたが、現場の作業であればプライバシーの心配もありません。また、両手があくためリファレンスを参照しながらの作業も可能になります。
コンシューマー向けではなく、プロフェッショナル用途に特化したならば、ウェアラブルの市場も大きなものになる可能性があります。実際、富士通の狙いは次のように述べられています。
高所でのインフラ設備の保守点検業務や製造工場での両手を使用する複雑な組立業務などにおいて、経験の浅い作業員はマニュアルで作業手順を確認しながら作業するため、効率的な作業が難しく、十分な経験やノウハウを持つ作業者の対応が必要でした。しかし、経験豊富な熟練作業者の高齢化や、人材の育成には多大な時間を要することから、人材確保が難しいという課題があり、屋外などのあらゆる環境でも安全かつ効率的に利用可能な、ICTによる現場の作業支援が求められています。
AI技術などのように、とかくコンピュータと人間は対立するもののよう扱われたりしますが、本来人間とコンピュータは補完し合い、より高度で精密な動きやミスを少なくしたりするために使われるもの。
そのような意味で、今回の富士通の試みは面白いと感じますし、また周辺のアプリケーションの充実も進めば、大きな市場も見込めそうです。