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Androidが日本でiOSシェアを逆転するための条件とは

端末料金が圧倒的に安価で、カスタマイズの自由度も抜群、さらに最近ではiPhoneに遅れを取ってきたとされるUI、UXの面でもほとんど遜色がないといわれるAndroidです。
しかし世界のシェアでは圧倒的にAndroidが優位ですが、日本ではiOSのシェアが世界的にも依然として目立って高いという現状が続いています。
このブログでも「AndroidとiOSのシェア比較、なぜ日本だけ特殊なのか」 でそのあたりの興味深い事情をとりあげていますが、この記事でも別の確度からさらにこの興味深い現象を取り上げてみます。

UI、UXにおいて音声入力で検索性に優れるAndroid

iPhoneのSiriはiPhoneの使い勝手の良さの要にもなっており、メールの送信などでもSiriからしゃべったものをそのまま送る、などの使い方をしている人も多いでしょう。他にも、タイマー設定やカレンダーの予定作成、リマインダーの作成、テキストメッセージの送信などでは、現状Siriに軍配が上がると言っていいでしょう。

しかし、「○○とは」などの検索の性能が問われる分野では、やはり検索エンジンの会社Googleに軍配が上がります。現在議論になっていることの正しい答えを知りたいとか、いまテレビで喋っているコメンテーターが言った専門用語を知りたいなどの音声検索するときにはGoogleのほうが早く正確な答えを出してくれます。

SiriでももちろんWeb検索はしてくれますが、いくつかの候補をずらっと並べられることが多く、数タップしてからやっと答えにたどり着くというケースも少なくありません。

スマホの音声検索はますます進んでいくことが予想されますので、この音声検索の精度の高さというのはGoogleがアップルのシェアを逆転する一つの鍵となっていくことでしょう。

日本でのiOS普及の原動力はそのサポート体制にもあった

先程の当ブログの記事「AndroidとiOSのシェア比較、なぜ日本だけ特殊なのか」では「ソフトバンクのその強力なマーケティング力」に焦点をあてて、この現象を探りましたが、日本でのiOS普及の原動力のもう一つの特徴として、Androidに比べた強力なサポート体制が挙げられます。

スマホを初めて手に入れた人にとって頼みの綱は、サポートセンターの対応です。基本アプリについてはどの販売店でもすぐに教えてくれますし、ハードウェアのトラブルも保証期間内ならばすぐに交換してくれます。この点は安心してガラケーからスマホに乗り換えられる、いきなりスマホデビューした人にとっても嬉しいですね。アップルに直に電話した時の対応や責任感も申し分なく、こういう体験をするとなかなかiPhoneを買い換えようという気にはならないでしょう。

Android Oneでアップルと肩を並べるサポート体制に!?

しかし、ここに来てAndroidのサポート体制にも革命的!ともいえるような変化が訪れつつあります。

それが、「Android One」です。

Android Oneとは、Googleが各アンドロイド端末メーカーと協力し、つねに最新のAndroid OSが利用できる体制を整えたプログラムです。

Android Oneでは端末発売から18カ月間のアップデートが保証されており、iOSでは自動で通知が来るのが当たり前のセキュリティーのアップデートも毎月実施されることが保証されています。

インターフェースもメーカーごとにバラバラということがなく、Android標準のものを装備しており、GmailやGoogleマップといったグーグル製のAndroid標準アプリもインストール作業をすることなくそのまま使えます。

これは、iPhoneの手厚いサポート体制とほぼ肩を並べた状態と言ってよいのではないでしょうか。
初心者に優しいのがiPhone、ある程度技術に詳しい人が使うAndroidというイメージがAndroid Oneによってくつがえされる時、日本でもAndroid優位という状況がやってくるのかもしれませんね。

 

 

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