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仕事でのiPad Pro導入はノートパソコンの代用ではなく独自活用がベスト

 

仕事で使っているノートパソコンがそろそろ買い替えとなったとき、最新のノートパソコンにするか、それともいっそiPad Proのようなタブレットにするか選択に迷います。MicrosoftのWordやExcelのアプリがあるのなら、タブレットでもノートパソコンと同様の活用ができるだろうと、iPad Proを選択するのは注意が必要です。iPad Proをノートパソコンの代用として買い替えると、仕事で有効活用できないかもしれないからです。

 

 

ノートパソコンとiPad Proでは操作用の補助機器が異なる

 

iPad Proは仕事に役立つタブレットとして評判が高く、機会があればノートパソコンの代わりとして日頃の業務に導入してみたいと考える人も少なくありません。ここで注意したいのは、ノートパソコンとiPad Proでは操作方法も操作を補助する機器も異なる点です。この操作性の違いがノートパソコンとiPad Proの活用スタイルの違いを明確にしていることをふまえておかなければなりません。

ノートパソコンは、キーボード、マウスまたはトラックパッドであらゆるアプリケーションソフトを操作し、目的の作業をこなします。また、机の上に置いて使うことが前提になっていて、マウスなど補助用の機器もそれに適した設計がなされています。

一方、iPad Proは置いて使うよりも、手で持ちながら指先で操作する使い方を基本として作られています。補助用に使うApple Pencilも、片手でiPad Proを持ちながら使用することを前提に開発されています。

iPad Proもノートパソコンも、持ち運びのできる機器としては共通です。しかし、機器としての設計構想は似て非なるものなのです。

 

 

ワープロや表計算アプリはパソコン版と同じ使い方は難しい

 

操作方法や関連機器がiPad Proとノートパソコンで異なる点は、使用するアプリやソフトにも反映しています。

たとえば、オフィスソフトのMicrosoft Wordや Excelはパソコン版だけでなくiOS版のアプリとしても提供されています。iPad Proにこれらのアプリをインストールして使っていくうちに、パソコンとは勝手が違うことに気がつきます。

iOSアプリのWordとExcelは、パソコン版で作ったファイルを読み込んで文書を作成したり、セルにデータを入力したりすることはできます。しかし、じっくり考えて文章を作成したり、マウスを操作しながらセルに長時間入力作業をするのには向いていません。パソコンと同様の使い方をそっくりアプリで実現しようとしても実用上難しく、むしろ無理があるといった方がよいでしょう。

代わりに、Apple Pencilと手書き認識のできる文字入力システムを併用して、あらかじめ作成した文書やスプレッドシートの手直しをするといったパソコンではできないような編集作業がこなせます。マウスやスタイラスペンといった、使用する補助用の機器がiPad Proとノートパソコンでそれぞれ違うと、アプリもそれに適した作りをしています。それゆえ、アプリを使っての活用の仕方も同じようにはならないのです。オフィス系のアプリだけでなく、グラフィックデザインや映像関連のアプリやソフトウェアの間でも同じことがいえます。

 

 

パソコンの役割をiPad Proに継承しようとすると有効活用できない

 

故スティーブジョブズ氏が初代iPadを披露したとき、iPadはスマートフォンとパソコンの中間の位置づけとして開発したと語っていました。それは現在のiPad Proにも受け継がれています。

iPad Proは、Apple純正のSmart Keyboardをつけるとあたかもノートパソコンのように見えます。しかしマウスは使えず、iOSもアプリもパソコンのソフトウェアとは異なる操作方法を取り入れています。iPadとパソコンでは、ハードもソフトも設計思想が別物です。そのため、パソコンでこなしていた仕事をそのままiPad Proでさせようとしても思い通りにできないのです。

家電量販店に行くと、仕事のパソコンの代わりにiPadを買いたいと店員に相談している人をしばしば目にします。しかし、これまで述べたようにノートパソコンと同じ使い方をiPad、特にiPad Proに求めようとしても思い描いた通りの活用はできません。それよりも、自分の仕事スタイルに合わせた活用をiPadでどう実現できるか、これまでのノートパソコンを使った活用とは切り離して検討するのがよいでしょう。

 

 

 

 

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