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名称変更!『Google AI(Google Research)』他社AI比較も

AI(Artificial Intelligence)の一つである、『Google AI(旧:Google Research)』についての最新情報、他社製のAIとの機能比較を行います。

Googleの研究部門『Google Research』

Googleには、『X』と呼ばれる部門(自動運転やGoogle Glassなどを開発)以外に、『Google Research』と呼ばれる、研究開発部門があります。
主に、コンピュータ・サイエンス、インターネット技術を研究する部門である『Google Research』がGoogle I/O 2018において、『Google AI』へと改名されました。
Introducing Google AI

なぜ、名称変更を行ったのか?

この数年、GoogleではAIを実装することにフォーカスしており、自社製品やプラットフォームでの活用を視野に入れた取り組みの一つとして、この度、名称変更をしたようです。
Googleでは、AIを特集したサイトを立ち上げたり、TwitterやGoogle+の運用を『Google AI』名義で行うなど、確実に機械学習(AI)に力を入れている様子が伺いしれます。

Google AI(Google+ページ)
Twitterアカウント
Google AIサイト

Google Duplex(AIによる自動応答)

『Google AI』による研究の一つが、AIによる電話応答システム『Google Duplex』です。
Google IO 2018でのデモをみる限りだと、大変スマートに、実用にも十分耐えられるレベルの性能を持っているように思います。

Gmailでの自動返信機能のように、今後は音声での自動応答も研究が進み、実用化されていくのではないかと考えると、とても楽しみですね。
Google Duplex関連動画(You Tube)
Duplexによる、ヘアサロンの予約等のデモ音声(Google Blog)

動画編集に応用も?Audio Visual Speech Separation

人間は2つ以上の音を聴き分け、そのいずれかを聴き取る事ができます。
もし、それがPCで実現できればすごいと思いませんか?

Googleが発表した、Deep Learningによる『Audio Visual Speech Separation』はまさに、そんな夢のような話を現実にする技術です。
Looking to Listen: Audio-Visual Speech Separation(Google AI Blog)
プロジェクトページ(Github)

気になる! 他社のAI研究事情もチェック

そもそも、AIという名前はいつから用いられてきたのでしょうか。
その起源は1956年のダートマス会議での、計算機科学者、認知科学者であるジョン・マッカーシー氏により命名されたとされています。

本記事では、競合各社のAIの変遷を少しだけ触れてみますので、気になる方はぜひ深追いしていただければと思います。

IBM(Watson)※2009年4月発表

CM等でもよく見かけることが多かった、IBMのWatosonは一般に浸透しているAIの一つと言えるでしょう。
自社サイトにて初心者向け記事を用意したり、コンシュマー向けにも理解しやすいムービーづくりなど、AIの普及、利用促進をリードしている印象がありますね。
Watoson解説記事(IBMサイト)

Apple(Siri)※2011年10月、iPhoneに初実装

『Hey,Siri!』でお馴染みの、AppleのAIです。
Googleの技術と並んで、爆発的に普及した同社のスマートフォン端末『iPhone』で利用できるだけでなく、MacでもSiriを利用できるようになりました。

今後、mac OSとiOSの融合が進む中、気になるAIの一つですね。

Amazon(Alexa)※2014年11月発表

Amazonでのスマートスピーカーで使えるAIとして、よく知られる技術です。
開発者向けのソースが揃っており、より多くのプロダクト、サービスとの連携が期待されるAIの一つですね。

本記事でも紹介しましたが、Googleが進めるAI分野の研究が確認できる、『Google AI』のブログは必見です。(英語ですが、動画もあるので理解もしやすいはず。)
今後、Googleだけでなく各社のAI技術の進展にも意識を向け、新しいサービス、商品開発の参考にしていきたいですね。

 

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