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データビジュアライゼーションでデータマイニングを可視化

SNSの普及や、様々なサービスがクラウド化に移行している時代。我々の生活にとって無くてはならないものになったインターネット。AIやIoTという技術進化とも相まって、爆発的にデジタルデータが増加しています。そのためか、「ビックデータ」というキーワードが多少なりとも独り歩きしている感じにも思えますが、本当にビックデータを活用できているのでしょうか。
自社のビジネスを効率的に展開させるべく、ビックデータ活用が大切と叫ばれていますが、その手法としてデータマイニングと、その結果までも効果的に可視化させることができるデータビジュアライゼーションについて、チェックしてみたいと思います。

 

 

データマイニングとは

 

ビックデータとセットで注目されているデータマイニングとは、大量にあるデータから有益で価値ある情報を、発掘(マイニング)する手法のことです。
多様なデータが収集され積み上げられていきますが、その全てが求めている有益なデータではなく、いわゆるノイズといった不要なデータも膨大に含まれています。その不要なデータを除去し、統計学やパターン認識を駆使してそれまで埋もれていて、把握されていなかった規則性や相関関係などを発見することです。

パターンや傾向を読み解き、その発見された情報から、成約率の高い効果的なマーケティングを作り出すことができるようになります。

 

 

データマイニングの代表例

 

データマイニングを知るうえで、よく代表例として出されている「おむつとビールの法則」があります。
「米国の某スーパーマーケット・チェーンが販売データを分析した結果、午後5時から7時の間、顧客はおむつとビールを一緒に買う傾向があることが分かりました。子どものいる家庭では母親は、かさばる紙おむつを買うように父親に頼み、店に来た父親はついでに缶ビールを購入していたことが調査の結果判明。そこで、この2つを並べて陳列したところ、売り上げが上昇した。」
という、今では都市伝説的な扱いで広まっていますが、一見関係ない2つの商品が、データマイニングによって分析・発見され、実は関係性があったことを表現している事例です。

 

 

データマイニングのその先は

 

マーケティング戦略をするためデータ抽出し、必要な情報を組み合わせ相関性や関係性などから情報を導き出すことが、データマイニングの目的です。
ただ、新しい発見ができたとしても、その分析が本当に正しいのか。自社のマーケティングとして立案できるのか。といった壁にぶつかることもあると思います。

そこで登場するのが、データビジュアライゼーションという技術です。

 

 

データビジュアライゼーションでさらに可視化

 

データビジュアライゼーションとは、膨大で複雑なデータを分析・集約して、グラフや図、グラフィックなどを用いて、人間が視覚的に分かりやすく理解できるようにし、データを可視化する技術のことをいいます。
これにより、現状の把握、新しいパターンの発見から、今後の展開の予測、判断がより的確に行えるようになり、効果的な意思決定ができるようになります。

データビジュアライゼーションには、データを可視化することにより、新しい発見や関係性を発見できるデータマイニングも含まれていて、さらに視覚的・客観的に理解できるため、その発見を後押ししてくれます。
また、データを効果的かつ興味深い方法で提示できるため、現場の管理者や経営陣も含め情報共有しやすいことも利点です。

 

 

新しい発見はチャレンジになる

 

新しい発見ができても、それをビジネスとして行動に移せなければ意味がありません。前節の代表例でも、おむつとビールに関係性があるわけが無い。といったデータマイニングの結果を批判する場合もありえます。
ただ、文字や数字だけが長々と書かれているより、グラフや図を用いたデータビジュアライゼーションの手法だと、グラフィックやデザインを通して、わかりやすくデータを提供できるため、社内外の人間に対して効率的に情報を伝えられ、より説得力があり、最終的な意思決定までにいたる一連のプロセスが可能となります。

その発見が斬新過ぎるほど、効果的に情報共有することも大切になってきます。

ビックデータ活用とは、最終的に自社のビジネスをリードして、効率的かつ効果的なマーケティングを作っていくことだと思います。そのためにも、データマイニングやデータビジュアライゼーションにも注目してみてくださいね。

 

 

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