新型MacBook Airは買い?スペック、価格から検証


Appleの新型MacBook Airが、2018年11月に発売されました。発売前から様々な予想が飛び交い、非常に注目を集めている機種でしたが、実際のところその実力やいかに?今回は新型MacBook Airのスペック、特徴から使い方やどんな人にオススメか、そしてずばり買いなのか検証していきます。

 

初代MacBook Airの衝撃的なプレゼンテーション

 

MacBook Airが初めて発表されたのは、2008年1月でした。封筒から本体を取り出した、スティーブ・ジョブスのパフォーマンスは有名です。キャッチコピーは”The world’s thinnest notebook”、当時、世界最薄のノートPCでした。「Air」の名前が示すように、薄型、軽量をコンセプトにしました。機能面では、CDやDVDを読み込む光学ドライブや各種ポートを大幅に廃止しました。当時のPCは、できるだけ多くのインターフェースに対応しようとしていたのですが、逆の姿勢を打ち出したのです。結果、MacBook Airシリーズは大ヒットし、Macパソコンの年間販売台数を押し上げました。Appleの製品が携帯性を重視する方向を決定した象徴と言えます。

 

薄型、軽量が売りだったコンセプトの変化

 

MacBook Airの成功により、Appleは携帯性を重視する方針に確信を得ました。すると他のノートPCでも薄型、軽量のデザインを採用していきます。そして次々と後続モデルの軽量化が図られた結果、携帯性と性能の両面で追い抜かれてしまいました。MacBook Airはコンセプトとして消化されてしまったのです。その結果、MacBook Airの特徴は、携帯性から低価格へと移行していきます。発売当初は20万円を超えていた価格が、2010年には10万円を切りました。できるだけお金をかけずにMacBookが欲しいという消費者に、ターゲットを移したのです。この変化は成功を収め、さらにApple製品の売り上げを後押ししました。MacBook Airの魅力は、「スタバでどや顔できる」と言わせる、革新的で美しい外観にあります。低価格とデザイン性が、今までノートPCを購入しなかった消費者層の心を捉えたのです。

 

新型MacBook Airの注目スペック

 

旧型に比べ軽量・コンパクトに

 

新型MacBook Airのディスプレイサイズは13.3インチですが、ベゼルの縮小により同じディスプレイサイズの旧型に比べてフットプリントが大幅に縮小。旧型が幅32.5cm、奥行き22.7cmだったのに対し、新型は幅:30.41 cm、奥行き:21.24 cmとなっています。数値上はそれほど変わらなく思えるかもしれませんが、Macをよく持ち運ぶユーザーほどその恩恵を強く感じるはずです。ちなみに新型Airのフットプリントは13インチMacBook Proと全く同じです。重量は1.25kgで旧型から100gの軽量化を実現。13インチMacBook Proは1.37kgなので、新型AirはAppleのノートPCで最軽量の13インチクラスノートPCとなっています。

 

ついにAirも高精細Retinaディスプレイへ

 

新型MacBook Airが旧型から大きく進化した点の一つがディスプレイのRetina化です。画面表示の美しさは旧型と比べても一目瞭然。ProとAirどちらを選ぶか検討する際、Retinaディスプレイ非搭載というのはAirの大きな弱みだっただけに、これは多くのユーザーにとって嬉しいアップグレードと言えるでしょう。ただしMacBook Proは同じRetinaディスプレイと言っても広色域(P3)対応となっており、新型Airに比べて表現力に関しては一日の長あり。とはいえ日常の仕様に関してはAirのP3非対応Retinaディスプレイでも十分すぎるスペックです。

 

外部インターフェースUSB Type-Cポートに統一

 

現在無印MacBook、及びMacBook Proの外部インターフェースは、USB Type-Cポートに一本化されています。そんな中、従来のUSB Type-AポートとSDカードスロットを採用している旧型のMacBook Airはまだまだレガシーポートを活用したいユーザーにとっては貴重な選択肢でした。しかし、今回の新型MacBook Airの外部インターフェースはUSB Type-Cポート2つ。最近のMacBookシリーズに足並みを揃える形となりました。旧来のポートを利用したいユーザーにとってはマイナスに映りますが、Windowsを含めた最近のノートPCのトレンドを考えれば致し方ないところでしょう。

 

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日常利用には十分なYシリーズCore i5プロセッサ

 

新型MacBook Airのプロセッサは1.6GHz Core i5プロセッサ一択となっています。Core i5ではありますが、一般的なノートPCに搭載されることが多いUシリーズではなく、省電力・静音性に特化したYシリーズ。省電力性を高めてPCの薄型・軽量化に貢献している分、処理性能的にはUシリーズに劣ります。とはいえ各種レビュー、ベンチマークテストを見ていると文書作成やWEB閲覧といった日常的な作業に関しては十分快適に行えるという意見が多いようです。基本は軽めの作業中心で、画像・動画編集といった重めの作業はたまにしか行わない、というユーザーにとっては必要十分なプロセッサと言えるのではないでしょうか。

 

待望の?Touch ID+物理ファンクションキー

 

新型MacBook Airには指紋認証システム「Touch ID」が搭載されている一方、ファンクションキーには物理キーを採用しています。近年のMacBook Proはファンクションキーの代わりにディスプレイ式キー「Touch Bar」を搭載したモデルか、物理的なファンクションキーを備えたモデルかを選ぶ必要がありました。問題はTouch IDはTouch Bar モデルでしか使えず、「Touch IDは使いたいけどファンクションキーは物理キーがいい!」という、決して少なくないであろう声に応えるモデルがなかったことです。そんな中、今回登場した新型MacBook Airは指紋だけでロック解除可能なTouch IDと、いちいち手元を確認する必要のない物理的なファンクションキーを両立したApple唯一のモデルとなりました。これだけでも新型Airに大きな魅了を感じるユーザーは少なくないでしょう。

 

評価の分かれる価格設定

 

ディスプレイが綺麗になり、デイリーユースに必要十分なプロセッサを搭載し、Touch ID+物理キーの組み合わせも実現した新型MacBook Air。唯一微妙かも…と思ってしまうポイントがその価格設定。もっとも安いSSD128GBのモデルで134,800円(税別)となっています。今も販売継続中の旧型Airを除けば、「MacBook」を冠するAppleのノートPCの中では最安値となっているものの、あと8000円出せば0.92kgとより携帯性の優れたMacBook、あるいはほぼ同じサイズ感でより高性能なMacBook Pro(13インチ)が手に入ります。冒頭に述べたように「リーズナブルにMacOSを搭載したノートPCを購入できる」というのもMacBook Airの売りだったのですが、今回のリニューアルでその価値は若干減少してしまいました。

 

現在のMacBookシリーズのラインナップ

 

新型MacBook Airの登場でAppleのノートPCのラインナップは、MacBook、MacBook Pro、MacBook Airの3種類となりました。相変わらずミニマムスペックの価格ではMacBook Airが最安の地位を確保していますが、無印MacBookやProに対する価格優位性は以前ほど大きくありません。その分機能面はあらゆる点で大きくアップグレードされており、多くのユーザーにとって十分快適なマシンとなっています。以前は
・携帯性に特化したMacBook
・価格とデザイン重視のMacBook Air
・スペック重視のMacBook Pro
という位置付けだったのが、Airの価格優位性が薄くなり、代わりに「無印MacBookとProの中間に位置するバランス重視の機種」としての地位を確立した、というのが今回のリニューアルの結果と言えるのではないでしょうか。

 

MacBook Airはどんな人に勧められるか

 

3種類のMacBookシリーズの中で、MacBook Airは以下のような要望を持った方にお勧めできます。
・13インチクラスのコンパクトなMacOS搭載ノートPCが欲しい。
・基本は文書作成など軽めの作業中心で、画像編集などの重めの作業はたまに。
・普通に使えるスペックを安く手に入れたい。
・Touch IDは使いたいけどTouch Barはイヤ
もしここに挙げた条件よりも携帯性をより重視するならMacBook、より重い作業にも耐えられるスペックを求めるならMacBook Proを選択することになるでしょう。もちろん動画編集を頻繁に行うクリエイターや、3Dゲームのように処理能力を要求するゲームをプレイするゲーマーにとってはCPU、メモリ共に選択肢が限られているAirはお勧めできません。

 

お勧めするMacBook Airの使い方

 

普段、iPhoneを利用している人にとって、MacBook Airはとても便利です。同じApple社の製品なので、連携性に優れています。共通して利用できるアプリも多く、データ閲覧や引継ぎが容易です。写真や動画の取り込みもスムーズで、加工や編集を行う際に便利です。「QuickTime Player」というソフトウェアを使えば、iPhoneの動画を簡単にトリミングできます。採用が噂される、Retinaディスプレイの美しさにも定評があります。画素数が従来のディスプレイに比べて多く、色が美しく見えます。写真や動画を加工する際に力を発揮するはずです。

 

ズバリ買いか?

 

今までの考察を踏まえ、MacBook Airはズバリ買いでしょうか。個人的な意見を言えば「買い」です。特にMacBookシリーズが欲しいけどどれを選べばいいか迷う方や、Mac初心者の方には、「とりあえずAirにしておけば間違いないよ」と言える機種に仕上がっていると思います。Macらしい美しいディスプレイに1.25kgと携帯性も悪くなく、処理能力的にもほとんどの人はストレスフリーに使え、Touch IDで素早くPCにアクセスできるのも魅力的です。価格的にも(以前ほどではないですが)MacBookシリーズの中では安価です。スタイリッシュなくさび形デザインも先代から継承しており、デザインでノートPCを選びたい方にもお勧めできます。手軽にMacを始めるなら新型MacBook Airは最適な選択肢と言えるでしょう。

[2019年4月4日アップデート]

 

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