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Facebook Watchとは?Amazonプライム・ビデオ、Netflix、Huluと徹底比較

世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)であるFacebook。月間のアクティブユーザー数は世界中で20億人を突破し、写真や文章を投稿して近況を共有し合うという文化を世界中に広めてきました。
Facebookは世界最大規模のユーザーを抱えるウェブサービスであるため、ビジネスにおいては主要な広告媒体として利用されています。近年ではSNSだけでなく、AIやビッグデータ等の先端技術が注目されています。
そのFacebookが「Facebook Watch」という新しいサービスを、日本を含む世界中でリリースしました。Facebook Watchは、ユーザーが投稿した動画を視聴したり、お気に入りの動画を保存したりすることができます。アメリカでは約1年前にサービスをスタートしており、多くの人が利用しています。
この記事では、Facebook Watchの機能や使い方を紹介し、類似サービスであるAmazon プライム・ビデオやNetflix、Huluと比較していきます。

 

 

Facebook Watchの主な機能と使い方

 

最初にFacebook Watchの主な機能と使い方について紹介していきます。

 

動画の検索

 

Facebookアプリにログインした後、上部に5つのアイコンがあると思います。真ん中のアイコンがFacebook Watchのアイコンです。もしくは、右端のメニューバーを押してWatchのアイコンを表示させることもできます。
アイコンをタッチすると、Watchのページに切り替わります。ページの上部にある検索欄にキーワードを入力して動画を検索します。「友達」「グループ」「投稿日」等のフィルターをかけることできるので、2017年に投稿された動画を検索するといったことが可能です。

 

動画の保存

 

検索で見つけた動画を保存することができ、メニューの保存済みの項目から視聴することができます。また、保存した動画を友人とシェアしたり、Messengerで送信したりすることもできます。

 

クリエイターをフォロー

 

動画を作成しているお気に入りのクリエイターをフォローすることができます。Watchタブをクリックすると、上部に「ウォッチリスト」が表示され、フォローしているクリエイターの一覧が表示されます。また、お知らせをオフにしたり、フォローを外したりすることもできます。

 

他のユーザーと一緒に動画を視聴

 

日本ではまだ利用できないようですが、動画ウォッチパーティという機能があります。ウォッチパーティは、ユーザー同士が同時に動画を視聴できる機能で、ライブ動画などを視聴しながら交流することが可能になっています。アメリカではすでに導入されており、今後、他の国でも使えるようになるようです。

動画ウォッチパーティ:
https://ja.newsroom.fb.com/news/2018/07/watch-party-launches-around-the-world/

 

 

新たな動画コンテンツ・プラットフォームとしての可能性

 

Facebook Watchの動画の収益は、コンテンツを制作する人に55%、残りをFacebookが取得する仕組みになっています。YouTubeと同じように、クリエイターがコンテンツをアップロードし、動画に掲載された広告からの収入を分配するシステムになっています。
日本ではまだ利用することはできませんが、アメリカではFacebookオリジナルの動画コンテンツが用意されています。ドラマ、コメディ、スポーツ、ニュース等のカテゴリーに分かれていますが、NetFlixなど他の動画配信サービスと比較すると、コンテンツの質はまだ十分とは言えないようです。
2019年の春にMTVの人気番組「The Real World」がFacebook Watch専用で提供される予定になっていますが、人気のあるコンテンツ・プロバイダーが増えていくと、Facebook Watchのプラットフォームとしての価値も上がっていくことでしょう。
2015年以来、Facebookではユーザーの利用時間が減少しているため、Facebookはユーザーの滞在時間を長くしたいと考えています。もし、魅力ある動画コンテンツをFacebook内で提供できれば、YouTubeに流れるユーザーを食い止めることができます。
また、Facebookの売りであるユーザーの趣向に沿った詳細なターゲティング広告を利用すれば、ユーザーの視聴傾向を元に広告を出すことが可能になり、広告主にアピールすることができるでしょう。

 

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主要な動画コンテンツ・プロバイダー

 

続いて、Facebook以外の主要な動画コンテンツ・プロバイダーについて紹介していきます。

 

Netflix

 

日本ではそれほど普及していませんが、世界で最も規模の大きい動画配信サービスです。米国では市場シェアの50%以上を占めており、190以上の国で1億人以上のユーザーが利用しています。
Netflixの魅力は700以上ものタイトルがあるオリジナルのコンテンツです。芥川賞を受賞した「火花」(又吉直樹作)を映像化したり、フジテレビと共同で「テラスハウス」の新シーズンを制作して話題となりました。政治、経済、科学、アート等のドキュメンタリーも充実しています。
料金はベーシック(月800円)、スタンダード(月1,200円)、プレミアム(月1,800円)と3つのプランがあります。どのプランでもPC、スマホ、タブレット等の端末で利用可能で、プラミアムではUHD 4Kの超高画質での視聴ができます。

 

Hulu

 

HuluもNetflixと同じく世界最大規模の動画配信サービスです。日本でも人気があり、ドコモが運営するdTVに次ぐシェアを誇っています。海外ドラマや日本のTV番組に強く、50,000本以上の作品を視聴することができます。
ドラマ制作に定評のあるHBOと独占契約しており、「プリズン・ブレイク」や「ウォーキングデッド」といった人気ドラマが見放題です。2週間の無料お試し体験を利用でき、その後は月額933円で利用しることができます。

 

Amazonプライム・ビデオ

 

Amazonが運営するプライム・ビデオは、現在急速にシェアを伸ばしている動画配信サービスです。Amazonプライム・ビデオは上記2社のサービスとは異なり、Amazonプライム会員の特典の一つとなっています。
Amazonプライムの会員になると、PrimeMusic、PrimeReading、Amazon Photosといった特典を利用できますが、その特典の中にプライム・ビデオが含まれます。プライム・ビデオの魅力は安い利用料金で、年間3,900円または月間400円で利用することができます。
無料で見られる作品を3万タイトル以上用意し、オリジナルの日本のバラエティやドラマも制作されています。また、通販サイトと同じくユーザーレビューが充実していることも魅力の一つです。

 

以上、Facebook Watchの概要と、主要動画コンテンツ・プロバイダーについて紹介してきました。
Facebook Watchはコンテンツがまだ少なく、他の動画コンテンツ・プロバイダーと比較すると、まだまだ発展途上であると言えるでしょう。
しかし、世界中に20億人以上のユーザーを抱えるプラットフォームであるため、コンテンツが充実していくと業界に大きなインパクトをもたらす可能性があり、今後の動向が注目されています。

 

 

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