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Ray-Ban Meta Smart Glassesとは?何ができる?徹底解説!

facebookやInstagramで知られるMeta社。そんな同社が、世界的アイウェアブランドであるRay-Banとスマートグラスを共同開発しました。その名も「Ray-Ban Meta Smart Glasses」(以下「Metaスマートグラス」)。Meta社とRay-Banのコラボレーションというだけで期待値が上がりワクワクしますが、実際どのようなものなのでしょうか?

今回は、そもそもスマートグラスとは何か、Metaスマートグラスとはどのようなもので何ができるのか解説します。

この記事を読むと、以下のことがわかります。

  1. スマートグラスとはどのようなものか
  2. Metaスマートグラスとは何か
  3. Metaスマートグラスでは何ができるのか

そもそもスマートグラスって何?

スマートグラスとは、メガネのように装着して使用するウェアラブル端末のことです。動画・写真撮影やスマートフォンとの連携でハンズフリー通話ができるモデルもあります。

スマートグラスとよく混同されがちなのが「ARグラス」。ARグラスは、現実の空間や立体物を認識して、連動したバーチャル情報を重ねて表示できるデバイスです。一方で、スマートグラスはこのAR機能を搭載していないのが基本です。

Metaスマートグラスとは?

Metaスマートグラスとは、Meta社とRay-Banが「次世代のスマートグラス」※1と銘打ち共同開発したスマートグラスです。2023年9月に発表され、同年10月より販売が開始されました。
現時点(2024年2月)での販売国はアメリカ、カナダ、イギリスとなっており、日本では販売されていません。価格は税抜きで299ドル(約45,000円)~399ドル(約60,000円)。

形状は2種類あり、シャープな角形の「Wayfarer」と、丸みを帯びたウェリントン型の「Headliner」があります。いずれもフェイスやテンプルのサイズが異なる、ラージとスモールが用意されています。
フレームのカラーバリエーションは6色で、レンズの種類はサングラスタイプ、偏光レンズ、度なしレンズ、度付きレンズ、調光レンズの5種類から選択できます。これらの組み合わせにより150種類以上のカスタマイズができるとのことです。

Metaスマートグラスでできること4選

Metaスマートグラスでは、具体的にどのようなことができるか気になる方も多いのではないでしょうか?こちらで紹介していきます。

1. 写真・動画の撮影

スマートグラスの特徴でもある、端末へのカメラ内蔵。もちろんこの機能はMetaスマートグラスにもあります。

撮影用カメラは左側のレンズ縁に搭載されており、装着している人の視点での撮影が可能です。そのため、スマートフォンのカメラでは撮影できないような自分視点のプライベートな映像を撮影することができるのです。たとえば、YouTubeのVlogなどでよく見る料理をしている様子や、散歩や移動をしている様子など、日常の何気ないシーンを切り取るのに適しているでしょう。

フレームには5つのマイクも内蔵されており、信号処理でノイズをうまく抑制しながらユーザーの声を拾ってくれるので、解説しながらの撮影も可能です。

ここで気になるのが、「周囲のプライバシーに配慮しているか」という点。
Metaスマートグラスは一見普通のサングラスに見えるため、周りの人が、それがスマートグラスで動画や写真の撮影ができると認識できる可能性は低いと予想されます。
そうすると、盗撮のリスクが高まってしまうのです。しかしそこはさすがMeta社とRay-Ban、きちんと対策を考えています。
撮影用のカメラが左側のレンズ縁に搭載されているのに対し、右側のレンズ縁にはLEDライトが搭載されています。撮影中はこのLEDが光る仕組みになっているのです。LEDが光っている部分を見えないよう遮光したとしても、遮光されていること自体を検出し、録画・撮影時のLEDライト点灯が見えるようになるまで撮影が行えません。また、写真撮影時にはシャッター音も鳴るように設計されています。
ここまで対策を取ってくれていると安心ですね。

内蔵ストレージ容量は32GBで、長さ30秒の100本の動画と最大500枚の写真の記録が可能です。撮影した動画や写真は専用アプリを使ってスマートフォンに送る仕組みとなっています。

2. イヤフォン機能の利用

Metaスマートグラスには2基の開放型スピーカーが搭載されています。そのスピーカーから拾った音がフレーム内に幅広く取られたダイアフラム(振動板)を動かし、テンプルにつけられたスリットから耳に音が届く仕組みになっています。

BluetoothでスマートフォンやPCとMetaスマートグラスを繋ぐことで、イヤフォンと同じ機能を活用することが可能です。音楽を聴くことはもちろん、通話、オンライン会議への参加もできるのです。
しかし、テレビ電話やオンライン会議の場合、Metaスマートグラス自体に映像表示機能は一切ないので、Bluetoothで他の機器と接続することが前提条件となります。

音漏れも気になるポイントですが、位相干渉が採用されており、音を打ち消す設計がなされています。そのため、音漏れはさほど気にならないといえるでしょう。また、声帯は聞きやすく設計されており、通話やオンライン会議での発言も聞き取りやすくなっています。

3. facebook live、Instagram liveの配信

Meta社といえばfacebookとInstagram。
Metaスマートグラスとスマートフォンを接続すると、facebookやInstagramのライブ配信画面にMetaスマートグラスのマークが出現します。そのマークもしくは、Metaスマートグラス側のフレームをダブルタップするだけでスマートフォンの内蔵カメラと切り替わり、ライブを視聴してる人たちに自分が見ている目の前の風景を伝えることができるのです。もちろん、両手はフリーでスマートフォンを見ながら構図を確認できます。

街中を歩きながらゆっくりライブをしたり、登山で山頂に着く瞬間など特別な感動を共有するのもいいでしょう。

4. AIとの会話

「Hey Meta!」と声をかけ、「今日の天気予報は?」などの質問をすると、スマートフォンに結果が返ってくるというAIアシスタントの仕組みもあります。しかし、現状日本語には対応していないため、英語で話しかける必要があります。

また、将来的には、Meta社が開発した会話型AIである「Meta AI」が実装される予定で、実装後は内蔵カメラが捉えている映像に対し質問ができるようになるとのこと。たとえば、「この建物は何?」「この食べ物は何?」などの質問ができ、答えが返ってくるようになるのです。

これが実現しさらに発展すれば、観光地での道案内や歴史的建造物などの説明をスマートグラスにしてもらえるようになるかもしれません。
さらに、カメラで捉えた情景からAIに現在位置を推測させる「Visual Positioning System」(VPS)を実現できれば、GPSの電波が届かない屋内の経路案内も行えることになるのです。

また、Meta社は現在、音楽、スポーツ、料理などの特定ジャンルのAI専門家を構築できる技術を有しています。そのAI専門家とMetaスマートグラスを組み合わせれば、ARグラスで活用されている工場での業務指示など、企業での活用も実現するかもしれません。

まとめ

今回は、Ray-Ban Meta Smart Glasses(Metaスマートグラス)について紹介しました。

ハンズフリーでプライベート感の高い動画や写真を撮影できたり、メガネをかけるだけで電話や音楽を楽しめたり、Meta社開発のスマートグラスのためfacebookやInstagramとの連携もできます。

さらに今後は、Meta 社が開発している他の技術と組み合わせることで、その用途は現在よりも多岐にわたることが予想されます。

こんな夢の広がるMeta スマートグラス、日本上陸の日が待ち遠しいですね!

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※1:Ray-Ban | Metaコレクション|Meta

https://www.meta.com/jp/smart-glasses/

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