サンフランシスコAmazon Go体験レポートVol.3〜Amazon Goの課題と未来編〜


これまでご紹介してきたサンフランシスコのAmazon Go体験レポート、今回が最終回となります。この記事では、主に、実際に店舗へ行ってみて感じたAmazon Goの課題と未来についてご紹介していきます。

▽ 第一弾はこちら

サンフランシスコAmazon Go体験レポートVol.1〜買い物方法・店内の様子編〜

▽ 第二弾はこちら

サンフランシスコAmazon Go体験レポートVol.2〜商品のクオリティに感激!編〜

商品を取ってゲートを通ると…レシートが届いた!

前回の記事で、実際に商品を取ってゲートを出たときの話をご紹介しましたが、ゲートを出てから4分程でレシートが準備できたという通知がスマホに届きました。

ご丁寧にお店の滞在時間(ゲートを入って、ゲートから出るまでの時間)も、通知に記載されています。アプリでレシートを開くと、写真付きで購入した商品と価格、そしてその合計金額が記載されています。写真付きですので分かり易いです。おそらく商品の画像認識を使っているので、各商品の画像データは既にあるということでしょう。
気になるレシートの内容は、「正解」!実際の購入商品と相違ありませんでした。
商品の価格は日本のコンビニなどと比べるとやや高めですが、物価高のサンフランシスコでは、レストランでランチを食べると$20は超えますので、それを考えれば手頃ともいえるのかもしれません。

再度入店

イートインコーナーでの食事を終えて、再度ゲートを通ってお店に入りました。今度は、店内をぐるっと回って何も買わずに、ゲートから出てみました。10分程して、「購入金額 $0」の通知がスマホに入りましたが、スマホのアプリを開いても、$0のレシートはありませんでした。

三度目の入店は?

もう一度ゲートを通ってお店に入りました。今度は、細長いビーフジャーキーを、1つ隣の空の棚に入れて、一回りして戻ってから、ビーフジャーキーの棚からビーフジャーキーを3つぐらい取り出して、先ほど置いた隣のカゴからもビーフジャーキーを取り出して、また少し戻して、また取って、ということを何度か繰り返し、最終的に1つだけ持って、ゲートを出ました。通知がしばらく来ないので、今度はAmazon Goも分からなかったかと思ったのですが、30分程してから通知が入り、レシートを見てみると正確にチャージされていました。予想よりも、相当正確です。

Amazon Goの課題

今回のAmazon Goでの買い物に関して、特に不満を感じる場面はありませんでしたが、細かい要望はいくつかありました。
まず一つ目は、今回合計で三度入店しましたが、レシートが届くまでにそれぞれ、4分・10分・30分かかったという点です。レジがあれば、すぐにレシートをもらえて、支払いが正確であったかどうか確認することができるので、この点は現時点では通常のスーパーやコンビニに劣っているように感じます。やはり、ゲートを通過したら、即時にレシートが欲しいところです。
将来的には、「ライブレシート」まで発展してもらえたら、さらにユーザーエクスペリエンスが高まると思います。買い物しながら(商品を棚から取ってバッグに入れながら)、アプリを見るとその時点でどれくらい買ったかが分かると、非常に便利なこと間違いないでしょう。
また、現時点でのAmazon Goの対象商品は、「パッケージ商品」のみです。「パッケージ商品」でないもの、例えばスーパーマーケットの野菜(米国では量り売りが多い)に対応する為にも何らかの工夫が必要です。
あとはそもそもの話になってしまいますが、スマホを使わない人(お年寄り・小さな子供等)は、買い物が出来ません。そういった層に対して、どのように対処するかは大きな課題かと思います。今はまだ実験店舗的な動きですので問題ありませんが、これを大々的に展開するとなると、「スマホ利用者限定」というのは、受け入れられない地域が出てくると思います。

Amazon Goの将来性

「レジが無ければそれは便利だろうが、でも、それだけ?」と当初思っていたのですが、実際に体験してみて考えが大きく変わりました。今では「キャッシャーレス(レジ無し)」の未来が確実にやってくると、強く確信しています。巷では自動運転の話題が花盛りですが、キャッシャーレス(レジ無し)も間違いなく「来る」でしょう。
私は、アマゾンは、Amazon Goの技術を、まずは傘下のWhole Foods(2017年に買収した高級スーパーマーケット)に展開したいのではないかと考えています。というのも、アメリカでのスーパーマーケットでのレジ待ちは、かなりのストレスです(日本ほどきびきびしたレジ打ちではないので…)。もしこれがAmazon Goでキャッシャーレスになったら、Whole Foodsで買い物をしたい(他のスーパーに行きたくない)、という強い動機付けになるのは間違いありません。
アマゾンは将来Amazon Goの技術を外販するのではないか、という噂がありますが、あくまで推測になりますが、アマゾンはWhole Foodsを抱えていることもあり、米国での外販はかなり先になるように思います。逆に、コンビニ天国の日本の方がこの新技術に注目しているかもしれませんね。

Amazon Goのキャッシャーレス技術は、すこぶる良好に稼働しており、素晴らし体験を提供してくれました。Amazon Goに行ったのはお昼時でしたので、店内はかなりごった返しているのかなと思っていたのですが、それ程買い物客が多い訳ではありませんでした。それは「そんなに人気がないから」ではなく、レジ待ちが「ゼロ」なので来店客の滞留時間が短くなり、「ごった返す」状況が発生していないからだと思います。
また、お店を歩き回ってしばらくして思ったのですが、お店の広々感は、キャッシャーのコーナーが無いことも関係しているのかもしれません。
とにかく気持ちの良い環境で(おしゃれで整然と)、ストレスを感じることなく(レジ無し)、おいしいものを買える、というユーザーエクスペリエンスは本当に素晴らしいものでした。オンラインのみならず実店舗でも、ここまでユーザーエクスペリエンスを高めたアマゾンの力に、改めて感服した次第です。


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