1. TOP
  2. ブログ
  3. 【業務効率化】RPA「WorkFusion」とは?

【業務効率化】RPA「WorkFusion」とは?

はじめに

この記事ではWorkFusionが提供するRPAについて紹介しており、以下のことがわかるようになっています。
●WorkFusionの製品概要
●各製品の詳細
●WorkFusion RPA製品の強み/弱み
●RPA Expressを構成するシステム

WorkFusionの製品概要

WorkFusionが提供するPRA製品は大きくわけて次の2種類があります。
●Smart Process Automation(SPA)
●RPA Express
Smart Process Automation(SPA)はAI技術など、より高度な機能を搭載しています。RPA ExpressはいわばRPAの入門用としての位置づけになります。

各製品について

Smart Process Automation(SPA)はAIの技術(マシンラーニング)やチャットボットとの連携機能など、より高度な機能を持つRPA製品です。こちらは有料の製品で、WorkFusionはAI技術とRPAの融合を掲げており、このSmart Process Automation(SPA)がWorkFusionの本命製品になります。

一方のRPA ExpressはAI技術を搭載していない入門モデルとなります。
RPA Expressはさらに2つのモデルがあります。
●RPA Express Starter(無料)
●PRA Express Pro(有料)
WorkFusionと言えば無料!で有名ですが、それは上記のRPA Express Starterが該当します。StarterとProとの違いはOCRできるページ数や同時ロボット実行数などになります。この無料版でも制限はあるもののロボットの管理機能やOCR機能など標準搭載しており、RPAとして十分な機能を備えています。

RPA Expressで作成したデータはそのままSPAに移行できる仕様になっています。WorkFusionはいわゆるフリーミアム戦略をとっています。つまりRPA Express Starterを無料で使ってもらい、RPA Express Pro、ひいては本命であるSmart Process Automation(SPA)を使ってもらうことで利益を狙う戦略をとっています。RPA Express Starterは2018年10月現在、世界中で40,000ユーザ以上に使われており、WorkFusionの戦略は順調に進んでいると言えるかもしれません。

WorkFusion RPA製品の強み/弱み

WorkFusionのRPAの強みは何と言っても無料で使い始めることができる点です。無料で技術検証等を行い、問題なさそうであればRPA Express ProやSmart Process Automation(SPA)へとシフトする、とスモールスタートしやすい製品です。またWorkFusionはRPAとAIの融合を掲げており、Smart Process Automation(SPA)では最先端のAIの技術を簡単に取り入れることができます。これによりルールベースのRPAでは処理するのが難しい非構造化データについても処理することができるようになり、より複雑な業務をロボットに任せることができるようになります。

一方、WorkFusionの弱みは製品そのものの重さがあります。
インストールファイルは2GBを越えます。メモリの消費量も激しく、メモリが少ないPCだとインストールに失敗するなどの例があります。メモリ16GBのPCでEclipseベースのWorkFusionStudioを立ち上げるのに30秒近くかかったと言えば分かる人には重さが伝わると思います。ただこれは機能の豊富さゆえの重さと言えるのかもしれません。

またRPA製品としての機能については、他製品に比べると少し物足りないかもしれません。基本的な操作やロボット管理機能、OCR機能はあるものの、実際に使ってみると細かいところで使い勝手が洗練されていない印象を受けます。2018年5月のアップデートで初めて構造解析によるオブジェクト認識ができるようになりました。それまでは画像認識しかできなったため、他製品よりも少し遅れている感があります。ですが先端テクノロジーである機械学習の技術等を取り入れていることから、やがて他製品と見比べても見劣りしないようになる可能性を秘めています。

RPA Expressを構成するシステム


●WorkFusion Studio
自動化のシナリオを作成するためのデザインツールです。
人間の操作を記録するレコーディング機能も付いています。
●Control Tower
ビジネスプロセスの定義を行います。
●S3ファイルストレージ
ASWのS3をストレージとして扱うための機能、かと思いきやローカルに保存されます。
●Platform Monitor
リソースの状況を監視することができます。
●OCR
光学的文字認識、つまり紙の情報を読み取り文字として認識することのできる機能です。
標準のOCR機能以外に、外部のOCR機能との連携もできます。

最後に

RPA Expressは無料にも拘わらずここまでの機能を搭載しており、費用対効果は他に類を見ません。またWorkFusionはBest Innovation in RPA賞とBest Application of AI in Financial Services賞を受賞しており世界的に認められつつあります。これからより洗練されていけばRPA製品選定の有力な候補になるかもしれません。

大手ゼネコンBIM活用事例と 建設業界のDXについてまとめた ホワイトペーパー配布中!

❶大手ゼネコンのBIM活用事例
❷BIMを活かすためのツール紹介
❸DXレポートについて
❹建設業界におけるDX

    ホワイトペーパーフォームバナー

    【DL可能な資料タイトル】

    • ・プログラムによる建築/土木設計のQCD(品質/コスト/期間)向上
    • ・BIM/CIMの導入から活用までの手引書
    • ・大手ゼネコンBIM活用事例と建設業界のDXについて
    • ・デジタルツイン白書
    • ・建設業/製造業におけるデジタルツインの実現性と施設管理への応用

    詳細はこちら>>>

    PAGE TOP