1. TOP
  2. ブログ
  3. Google Chromeで「素の検索結果」や「ログアウト状態のサイト」を確認できる「シークレットモード」

Google Chromeで「素の検索結果」や「ログアウト状態のサイト」を確認できる「シークレットモード」

履歴を残すことなく気になるWebサイトにアクセスできるGoogle Chromeのシークレットモード。実は他にも便利な使い方があるのをご存知でしょうか。
本記事では「素の検索結果」や「ログアウト状態のサイト」に注目しながら、Google Chromeのシークレットモードについてご紹介します。

この記事では以下の3つのことがわかります。
①Google Chromeのシークレットモードとは何か
②「素の検索結果」や「ログアウト状態のサイト」を確認する利点
③Google Chromeのシークレットモードの使い方と注意点

 

Google Chromeのシークレットモードとは

 

シークレットモードは閲覧履歴や検索履歴を残さないでGoogle Chromeを利用する機能です。フォームへの入力情報も保存されませんし、Cookieもシークレットモード終了時に破棄されます。
家族との共有PCや、学校・会社等の共有PCなどで他の人に知られたくない「秘密の検索」をするときに便利ですね。

しかしシークレットモードが活躍するシーンは「秘密の検索」だけではありません。

 

「素の検索結果」や「ログアウト状態のサイト」の確認にも便利

 

Google Chromeのシークレットモードは
● 素の検索結果を確認したいとき
● ログアウト状態のサイトを確認したいとき
に便利な機能でもあります。
しかし、そもそもなぜ素の検索結果やログアウト状態のサイトを確認したいのでしょうか。

 

なぜ素の検索結果を確認したいのか

 

Google検索では過去の検索や閲覧情報等を利用してユーザーに合わせた結果が表示されていると言われています。ユーザーそれぞれが自分用にパーソナライズされた検索結果を見ているわけですね。
ユーザー1人1人にパーソナライズされた検索結果は普通に利用する分には便利ですが
● アクセスする情報が偏ってしまう可能性がある
● 他の人が検索した結果と異なっている
といったデメリットもあります。パーソナライズによって客観的な検索結果が隠されてしまうのです。

例えばとあるテーマについて情報収集する際、普通にGoogle検索を利用すると自分の検索傾向にマッチした結果が表示され、情報が偏ってしまう可能性があります。

また、自分のWebサイトが特定のキーワードで何位に表示されるのかを調べる際、表示された順位と他の人が検索したときの順位が異なっている恐れがあります。たとえ上位に表示されていたとしても、自分の検索傾向からGoogleが自分にだけおすすめしてくれているのかもしれないのです。

 

シークレットモードで素の検索結果を確認する

 

Googleの検索結果が客観的なものではない可能性があると知っていれば、「汚れていない素の検索結果」を確認したいと思う場面も出てくるでしょう。
そんなときに役に立つのがシークレットモードです。シークレットモードを使用することで、より客観的な検索結果を確認できると言われています。実際、通常のタブとシークレットモードとで同じキーワードを検索してみると、検索結果に若干の差があることが分かります。
パーソナライズの影響は案外小さかったり、ほとんどなかったりするかもしれませんが、より厳密に検索結果を確認したいときはシークレットモードを活用しましょう。
自身の影響を排除した検索結果を確認した方がより厳密に幅広く情報を集められます。
また、検索順位を正確に把握することは、検索順位を上げるための適切な施策を考えて実行する上で重要です。

なお、シークレットモードでも位置情報の影響は排除されません。自身の位置情報を元にした検索結果が表示されるということは頭に留めておきましょう。

 

なぜログアウト状態のサイトを確認したいのか

 

日ごろGoogle Chromeを利用していると、よく使うサイトやWebサービスでは自動でログインできるようになっていることが多いですよね。
自動ログインは大変便利ですが、例えば友人にそのWebサービスへの登録方法やログイン方法を説明するときなど、ログアウト状態のサイトを確認したいこともあるでしょう。
また、自身でWebサービスを作成している中で、ログイン状態の画面とログアウト状態の画面を同時に見比べたい、といったケースもあるでしょう。
他にも、2つのアカウントに同時にログインしたいと思うこともありますよね。

そんなとき、普通だったら一旦今のアカウントからログアウトします。しかしログアウトするのは面倒です。あとから再度ログインする必要がありますし、常に自動ログインにしているともはやパスワードが分からなくなっていることもあります。一度ログアウトしてしまうとパスワードリセットを行わなければならなくなる、という人も多いでしょう。
ログイン状態を保ったままログアウト状態のサイトを確認できれば理想的です。

 

シークレットモードでログアウト状態のサイトを確認する

 

シークレットモードを使えば通常タブでログイン状態を維持したまま、別ウィンドウでログアウト状態でのアクセスが可能です。これでわざわざアカウントからログアウトする必要はありませんね。

また、アカウントを2つ持っていて同時にそれぞれのアカウントでログインしたいときもシークレットモードが活躍します。通常モードで片方のアカウントにログインし、シークレットモードでもう片方のアカウントにログインすれば良いわけですね。

このように、
● 素の検索結果を確認したい
● ログアウト状態のサイトを確認したい
というシーンにおいてもシークレットモードが活躍します。

 

▽関連記事はこちら

Google Chrome71とは?アップデートで受ける影響を詳しく解説

 

Google Chromeのシークレットモードの使い方

 

Google ChromeのシークレットモードはPC、スマホの両方で利用できます。

PCの場合、シークレットモードはGoogle Chromeの右上にある「縦3つの点アイコン」から「シークレット ウィンドウを開く」で利用できます。Google Chromeからのショートカットキー
● Windows:Ctrl + Shift + n
● Mac:Command + Shift + n
も覚えておくと便利です。
黒い背景のシークレットモードのウィンドウが開いたら、あとは通常モードと同様に使用するだけです。

また通常モードで気になるリンクを見つけたときには、リンクを右クリックして「シークレット ウィンドウを開く」を選択することで、リンク先をシークレットモードで表示することもできます。

スマホの場合も基本的には同様です。Google Chromeの右上にある「縦3つの点アイコン」から「新しいシークレット タブ」を選択するか、気になるリンクを長タップして「シークレット タブで開く」を選択します。
「家族や恋人にスマホをチェックされる」という方は一度シークレットモードを活用してみてはいかがでしょうか。なお使い終わったらシークレットタブを閉じるのを忘れないようにしましょう。

 

Google Chromeのシークレットモードを使う際の注意点

 

シークレットモード利用時に注意しなければならないことが3点あります。

 

匿名での通信ではない

 

シークレットモードは手元のPC、Google Chromeに記録が残らないだけで、匿名で通信できるわけではありません。アクセス先やネットワークの管理者、インターネットのプロバイダなどには閲覧情報を知られる可能性があります。「記録が残らないのならば何をしても大丈夫」などとは考えず、節度あるインターネットの利用を心がけましょう。

 

閉じたタブを復元できない

 

シークレットモードでは一度閉じたタブを「閉じたタブを開く」で開き直すことができません。履歴も残っていないので、タブを閉じてから「どんなWebサイトだったっけ…」と途方に暮れてしまうこともあります。案外困りますので、間違ってタブを閉じないようにしましょう。
なお、シークレットモードでもブックマークは保存されます。気になるWebサイトを見つけたら早めにブックマークするという習慣をつけておくと、タブを閉じてしまっても安心です。

 

ダウンロードしたファイル自体は残る

 

ダウンロード履歴は残りませんが、ダウンロードしたファイルそのものはPCに残ります。見られて困るファイルをダウンロードした場合はPCのフォルダからも削除しておくようにしましょう。

 

▽関連記事はこちら

MacユーザーでもGoogle Chromeを使うべき3つの理由

 

シークレットモードで一味違う情報収集を

 

シークレットモードはこそこそとサイトにアクセスするだけの機能ではありません。
シークレットモードを活用することで、より厳密かつ客観的な情報収集が可能になります。
本記事と出会ったのをきっかけに、一味違う情報収集を試してみませんか。

 

▼キャパの公式Twitter・FacebookではITに関する情報を随時更新しています!

 

 

    ホワイトペーパーフォームバナー

    【DL可能な資料タイトル】

    • ・プログラムによる建築/土木設計のQCD(品質/コスト/期間)向上
    • ・BIM/CIMの導入から活用までの手引書
    • ・大手ゼネコンBIM活用事例と建設業界のDXについて
    • ・デジタルツイン白書
    • ・建設業/製造業におけるデジタルツインの実現性と施設管理への応用

    詳細はこちら>>>

    PAGE TOP