【徹底解説】Googleアカウントの二段階認証のやり方とログインできない場合の対処法
人々の日常にITが浸透し、情報漏洩等のトラブルを防ぐためのセキュリティ強化が重要視されている近年、あらゆるWEBサービスやアプリケーションのログイン時に「二段階認証」を求められることが増えてきました。これまでFacebookやTwitterに続き、Googleも二段階認証を有効化してきました。そしてついに2021年11月、Googleアカウントログイン時の二段階認証が『強制』となることがアナウンスされました。本記事では、そもそも二段階認証とは、という基本説明からGoogleアカウントにおける二段階認証の設定方法について解説します。
この記事でわかることは下記です。
・『二段階認証』とは
・Googleアカウントの二段階認証の設定方法
・二段階認証でログインできない場合の対処法
『二段階認証』とは
二段階認証とは、WEBサービスやアプリケーションの利用時、自身のアカウントへのログインをする場合に「2回ログインが必要なこと」を指します。
一般的には、IDとパスワードの入力でログインが完了しますが、ID/パスワード入力後に再度何らかの形でログイン完了のための操作が必要となります。二段階認証で用いられるパターンは主に4つです。*1
・特定の文字列を使った「パスワード」を求める場合
・連携したスマートフォンにSMSを送付し、そこに記載されている特定の文字列「コード」の入力を求める場合
・指紋や瞳の虹彩、筆跡などの「生体情報」を求める場合
・VPN接続を行うために専用のUSBスティックなどの「機器」を求める場合
このようにログイン完了までに2度の認証を行うことで、従来の1度だけの認証でログインができていた場合よりも強固なセキュリティレベルを実現することが可能です。セキュリティレベルの向上は様々なサービスで求められているため、二段階認証を取り入れる企業が増えています。
Googleアカウントの二段階認証の設定方法
では、Googleアカウントの二段階認証はどのように行うのでしょうか。
Googleアカウントでは「コード」入力を求める二段階認証を取り入れています。既にGoogleアカウントを保有している方には、Googleより順次「〇月〇日にログイン方法が変わります」という件名のログイン方法変更案内メールが送付されています。
本文内容は下記です。
“まもなくログインの2段階認証プロセスが有効になります。
パスワードの入力に続けて、スマートフォンで2つ目の手順を完了していただくようになります。
ログインする際はスマートフォンをお手元にご用意ください。
2段階認証プロセスは、〇月〇日に自動で有効になります。
ご希望の場合は、今すぐ有効にできます。アカウントの設定は完了しました。”
上記案内と共に「二段階認証有効化」用のリンクがあり、それをクリックすると、二段階認証の設定状況を確認する画面に飛びます。また、今回の「ログイン方法を変更する理由」は下記Googleサポートページに記載されておりますので、自身のアカウントログインの上、確認してみてください。
▼ログイン方法を変更する理由
https://support.google.com/accounts/answer/10956730?hl=ja
次に、新たにGoogleアカウントを作成した場合の二段階認証の設定方法を紹介します。
1.アカウント作成後、Googleアカウントを管理を開き、左側メニューバーの「セキュリティ」を選択します。するとGoogleへのログインという欄に「2段階認証プロセス」が出てきます。
2.「2段階認証プロセス」をクリックすると下記詳細ページに変わるので、右下の「使ってみる」ボタンを押してください。
3.改めてGoogleアカウントのパスワード入力が求められるため、再度ログインをします。
4.二段階認証に使用するスマートフォンの電話番号を入力します。
5.スマートフォン宛てにGoogleからSMSでが届くので、そこに記載された「確認コード」を入力すれば二段階認証設定が完了します。
スマートフォンとの連携が必要ですが、5分もかからず簡単に設定することが可能です。
二段階認証でログインできない場合の対処法
簡単にできる設定できる二段階認証ですが、機種変更などで確認コードの送信先に設定した端末を変更した場合、二段階認証ができずログインができなくなってしまうケースが存在します。もしログインができなくなってしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。*2
確認コードの取得方法を変更したり、連携端末を変更するためには、まずアカウントにログインが出来なければ何もできません。そのためまずは、パスワードを忘れてしまった場合と同じように、いくつかの質問に答えてGoogleからの「本人確認」をクリアし、二段階認証を「無効」にしてもらう必要があります。
実際の手順は下記です。
1.アカウントログイン時、IDとパスワードを入力する。
2.二段階認証コード入力を求められるページの左下「別の方法を試す」をクリックする。
3.Google側の対応に2~5営業日かかる旨を確認の上、「ヘルプを表示」をクリックする。
4.1番下に表示される「アカウントの復元を続ける」をクリックする。
5.いくつか質問が表示されるので、順次出された質問に回答します。
6.再設定用のメールアドレスを入力し、「配信」をクリックします。
7.メールで受け取った確認コードを入力して「完了」をクリックすると、申請が完了します。
8.数日後にGoogleからメールが届き、本人認証可否が連絡されます。
9.本人認証が成功していれば、メール添付のリンクより自動ログインが可能です。
まとめ
今回はGoogleアカウントの二段階認証について紹介しましたが、今後他のサービスでもセキュリティ強化を目的に二段階認証が取り入れられていくことが予想されます。
今回はGoogleアカウントの場合について解説しましたが、その他のサービスでも同様にログインが出来なくなって困るケースが発生する場合もあるかと思います。そういったトラブルを回避するためにも、二段階認証とはどんなものか理解をし、各サービスで自身が設定した内容をしっかり覚えておくことをおすすめします。特に機種変更の際には注意しましょう!
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参考サイト
*1:https://cybersecurity-jp.com/security-measures/29203#i-5
*2:https://www.howtonote.jp/google-account/2step-verify/index8.html#section1