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AppleのHomePodが「日本ではない」アジアに上陸!なぜ日本に来ないの?

Appleにもスマートスピーカーがあるのをご存知ですか?

Appleのスマートスピーカー「Home Pod」の日本上陸を待っている人もいる中、ついにAppleは2019年に「中国と香港だけ」にアジア進出すると予告しました。スマートスピーカー業界で大きく出遅れてしまったHome Podは、日本に進出しないかもしれません。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります。
①Appleのスマートスピーカー「Home Pod」の概要がわかる
②Home Podが日本で販売するための法律がわかる
③日本でHome Podの販売が懸念されるポイントがわかる

 

Appleにもスマートスピーカー「Home Pod」がある!

 

Appleにもスマートスピーカーがあった!

 

2018年2月から海外で発売開始されているAppleのスマートスピーカー「Home Pod」。メインの機能は「音楽再生」で、Apple Musicを声で制御できます。つまり、「Hey,Siri!」が使えるわけですね。

「Apple Musicに合わせて最適にデザインされた」とプレスリリースで語っているように、Home Podは4,000万曲以上の品ぞろえを誇るApple Musicから、ユーザーに合った音楽をチョイスしてくれます。

「Hey,Siri!この曲いいね!」といえばその曲をほかのデバイスでも共有できますし、「Hey,Siri!この曲のドラマーは誰?」と聞くとHome Podに入っているSiriが答えてくれるんです。

▽Home Podについてはこちらもどうぞ

AppleのHomePodを日本発売前にリサーチ

Apple製品らしく設定がとても簡単

 

Apple製品といえば「うどんイヤホン」ことAir Podsもそうですが、設定の簡単さが魅力の1つですよね。Home Podの設定は、iOS11.2.5以上のiPhoneやiPadがあれば簡単にできるんです。

Home Podの電源を入れると、iPhoneやiPadに自動で設定画面が表示されます。Siriの使用言語などを聞かれるので、画面に出てくる質問に沿ってボタンをタップしていけばすぐに設定できます。

 

▽関連記事はこちら

うどんイヤホンこと「Air Pods」はイケてる?非Apple信者が調査してみた

 

Home Podは音楽だけ?

 

AppleのHome Podは音楽だけではなく、スマートスピーカーとしての機能は一通り持っています。「Hey,Siri!今日の天気は?」と聞けば天気を教えてくれますし、Air Play2を使えばiPhoneやiPadに保存してあるコンテンツを再生することもできます。

 

AppleのHome Podがついに「日本以外の」アジアに上陸!

 

2019年に中国と香港で販売開始

 

日本のAppleファンが「Home Podはいつ販売するんだろう」と待っている中、ついにAppleが「Home Podがアジアに上陸する」と発表しました。2019年前半に、中国と香港で販売を開始すると正式に予告したのです。

アメリカやイギリス、フランスやドイツなど徐々に販売国を拡大していましたが、Home Podがやっとアジアに進出するのです。

でも、こんなにApple製品を愛用している人が多いのに、Home Podは日本ではまだ販売してくれません。Home Podを発売した当初、Appleは日本版でプレスリリースまで出していて、日本に進出する動きを見せていました。
日本版プレスリリースURL

日本に上陸できないのには「ワケ」があった

 

AppleのHome Podは、発売当初は日本に進出できない明確な理由がありました。それは、総務省が定める「技適検査」をパスできていなかったからなんです。

実は、電波を発する製品を日本で販売する時は、総務省が管轄している「技適マーク」を取得する必要があるんです。Bluetoothイヤホンや海外のスマホ、海外SIMも対象となり、技適マークのない製品は電源を入れるだけで「電波法違反」になってしまうんです!

たまに海外のスマホ製品でも、「日本で使用不可」という商品がありますが、それは技適マークを取得できていないことが主な理由なんです。技適マークを取得していない製品は、日本で電源を入れることすらできません。

ちなみに、電波法を違反した時の罰則は以下の通りです。

免許を受けずに無線局を開設若しくは運用した場合は電波法違反となり、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金の対象となります。総務省公式HPより

日本ではほかの製品が出した電波との混乱を防ぐために、技適マークを絶対取得しなければいけません。「この製品はこんな電波を出しますよ」「このガジェットはこんな構造なんですよ」と国に報告して、許可を取ることで販売が許可されます。

実はAmazonなどで海外の電波を出す機械を売っている人も技適マークの存在を知らず、注意されるケースも多いんです。

 

Home Podはついに「技適マーク」を取得!

 

AppleのHome Podは、2017年時点で技適マークを取得していませんでした。そのため、「日本での販売はまだ先」「販売する予定がないのかも」と噂されていました。

ですが2018年2月に、ひっそりと技適マークを取得していたのです!Home Podの型番は「A1639」なのですが、技適マーク取得済として総務省に登録されていました。

技適マークを取得している製品は、メーカー名と型番があればすべて総務省のホームページから簡単に調べられます。

Home Podが技適マークを取得したため、日本でも安心して電源を入れられるようになりました。インターネットでは並行輸入で海外から直接Home Podを購入できるので、日本上陸前に手に入れることもできます。

 

Home Podは日本に上陸する?しない?

 

技適マークの取得にApple信者の期待が高まる

 

Home Podが技適マークを取得していたことがわかり、Appleファンも「ついにHome Podが日本に来る!?」と期待が高まりました。AppleはHome Podの技適マーク取得を(株)ディーエスピーリサーチに委託しているので、しっかりコストもかかっているわけです。

Appleはアジアにもっと進出させる勢いを見せていたのに、技適マークを取得してから半年以上が経過しても日本での販売発表はまだありません。もしかしたら、Appleは日本でHome Podを売ることに悩んでいるかもしれないのです。

 

Home Podの海外での評判は「良い」と言えない

 

Home Podは、すでに販売している海外では実はイマイチの評判です。そもそもHome Podにも搭載されているSiriは、AIとしては他メーカーの性能に劣るといわれています。

Siriが言葉を理解できないことが多く、Home Podはスマートスピーカーとして使えないという評判さえあります。

「音質が悪い」という評価もありますが、Home Podは部屋の大きさを認識して音を自分で調整する機能を持っています。そのため、使い続けていくとスピーカーの性能が上がって音質が良くなるかもしれません。

Apple製品といえばシンプルで洗練されたデザインも人気の1つですが、Home Podもグレートホワイトの2色展開で、コロンとしながらもスタイリッシュなデザインといえます。

ですが、スマートスピーカーに限ってはどのメーカーもスタイリッシュで、GoogleもAmazonも引けを取っていません。

 

スマートスピーカー市場はAlexaとGoogle Homeの一騎打ち状態

 

Home PodはAIスピーカーとして、GoogleやAmazonに大きく出遅れてしまいました。

ある調査によると、2018年の第2四半期で出荷台数の多かったスマートスピーカーはGoogle Home Miniで全体の20%を占めていました。ですが2%と僅差でAmazon Echo Dotが18%でランクイン。さらにAmazon Echoが12%で3位に食い込んでいるので、実質AlexaとGoogle Home一騎打ち状態といえます。

Alexaは、なんといってもAmazonサービスと連携ができることで、日本でも人気が高まっています。Amazonプライム会員は、絵描き歌や家電コントロールなど豊富な「Alexaスキル」が進化していて、人気がますます高まっています。

また、LINEのスマートスピーカー「クローバー」は見た目がかわいく、こちらも日本で人気が高まっています。そんな状況の中で、Appleは「Home Podは日本に上陸すべきではない」と判断されている?という噂も広まっています。

さらにAmazon Echo DotやGoogle Home mini、LINEクローバーは3000円台で購入できるなか、ApplempHome Podは強気の7万円。熱心なApple信者でも、「Home Podは買わないかも…」と日本では下火傾向になっているんです。

AppleはHome Podを日本に上陸させるのか、それとも撤退してしまうのか、動向を見守っていきたいところですね。

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