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Amazon広告とGoogle広告のちがいとは?

ネットサーフィンをしていると、さまざまな広告を目にします。
Googleで何かを検索したときに出てくる広告や記事の中にある広告など、広告を見ない日はないといってもよいでしょう。

実は、GoogleだけでなくAmazonにも広告がついているのをご存じですか。
「スポンサープロダクト」として商品一覧に表示されているものも、Amazon広告の1つです。

今回は、Amazon広告とGoogle広告の違いや、Amazon広告ならではの強みについても紹介していきます。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります
①Amazon広告とは何か
②Amazon広告とGoogle広告のちがい
③Amazon広告の強み

Amazon広告とは?

そもそも、Amazon広告はどのようなものなのでしょうか。
概要を紹介していきますので参考にしてください。

Amazonサイトや外部サイトへ広告出稿ができるサービス

Amazon広告は「Amazon Advertising」と呼ばれています。
主にAmazonの商品検索ページ内で商品が目立つように表示をしたり、ランディングページを作成して集客をする仕組みです。
また、Amazonのサイト内にストア専用ページを掲載することで、製品やブランドイメージを顧客に伝えることも可能なサービスとなっています。

Amazon広告の種類や特徴

Amazon広告には、全部で8つのサービスがあります。
それぞれの特徴を簡単に紹介していくので、気になるものは公式サイト*1で確認してみてください。

スポンサープロダクト広告

まず紹介するのは、スポンサープロダクト広告です。
この広告は、商品の検索ページや商品の詳細ページに「スポンサープロダクト」として提示される広告です。

スポンサープロダクト広告を導入すると、どのような効果があるのでしょうか。
Amazonで商品を検索していると、検索結果のはじめに広告が出てくるようになります。

その結果、広告を通じて商品を見られる機会が増えるでしょう。
「類似品が多く、なかなか商品をクリックして購入してもらえない」と悩んでいる場合に役立つ広告です。

課金はクリック単位でされます。

スポンサーブランド広告

スポンサープロダクト広告は、検索画面の上部に出る横長の広告です。
ブランド名と商品を3つまで表示できます。
ブランドのロゴやリンクをクリックすると、ランディングページやストアのページへリンクしています。
ランディングページを作成しておくと、ブランドのイメージを伝えやすいのがメリットです。

こちらもクリック単位の課金です。

スポンサーディスプレイ広告(ベータ)

スポンサーディスプレイ広告は、1日の予算を設定して広告を掲載できるものです。
特徴は、ユーザーの購買情報に基づいて広告が表示されることといえるでしょう。
自動的に購入しそうなユーザーを判定して広告を表示してくれるので、キーワードの設定がいらないのもメリットです。

クリック単位の課金となるので、初期費用がかからないのも嬉しい点といえるでしょう。

ストア

ストアは、無料で作成できるブランドページです。
この機能単体では顧客の流入は難しいかもしれませんが、ほかの広告と組み合わせることで効果を発揮するでしょう。

専用のカスタムURLも取得可能なので、ブランドの公式ショップとしての運用も可能です。

ディスプレイ広告

こちらは、Amazon内外のサイトで掲載される広告です。
Amazonの購入情報をもとに、必要なユーザーへと広告を配信してくれます。

こちらは、必ずしもAmazonで商品を販売する必要はありません。
その上Amazon以外のサイトでも広告が掲載されるので、幅広い層を取り込むことができるでしょう。

動画広告

Amazonでは、動画広告も掲載されています。
広告と関連の深い商品の詳細画面などで、動画が表示されます。
PC・モバイルサイト、アプリに関係なく広告が配信されます。

カスタム広告

カスタム広告は、Amazonの担当者と一緒に作り上げていく広告です。
サイト上のデジタル広告だけでなく、さまざまな方法を使いながら広告を配信していきます。

専門のスタッフがサポートしてくれる点がメリットです。

Amazon DSP

Amazonでは、DSP(最適な広告配信をしたい方向けのサービス)を提供しています。
Amazonを含めた広告配信会社を一括で管理できるのが特徴です。

Amazon広告とGoogle広告のちがいを紹介

では、Amazon広告とGoogle広告のちがいは、どんなところにあるのでしょうか。
ここでは3点紹介していきます。

AmazonはGoogleに比べて商品購入に結びつきやすい

一番の違いは、Amazonは商品購入を検討している人をターゲットに広告配信をしているところです。
Googleでは、検索キーワードをもとにユーザーに広告を配信していますが、これは必ずしも購入へと結びつくものではありません。

一方、Amazonは商品を購入しようとしている人が使うサイトです。ここに広告を出すということは、商品の購入を促しやすいといえるでしょう。

Web広告におけるシェアは、Googleが圧倒的

AmazonとGoogleでは、デジタル広告におけるシェアも異なります。

emarketer*2によれば、アメリカのデジタル広告シェアは、Googleが37.2%となっています。
それに対してAmazonは8.8%です。

アメリカにおいては、デジタル広告のシェアで差が約4倍となっています。
記事執筆時点(2020/05/26)で、日本ではこのような調査結果はありませんが、おおむねアメリカと同じような結果となるでしょう。

両社はシェアの違いが大きくなっています。

Amazonは有料会員に広告配信ができる

Googleは広告費を元手に、さまざまなサービスを無料で提供しています。
そのため、Googleを利用するためにお金を払っている人は多くないでしょう。
Google広告は、多くの無料会員に向けて広告が配信されます。

一方のAmazonは、有料のプライム会員に対しても広告配信がされるのです。
NTTコム リサーチ*3によれば、2017年時点でプライム会員の加入率は16.6%。
Amazon会員のうち、4分の1以上いる有料会員に対して広告が配信できるので、購入率が上がる可能性もあります。

Amazon広告の強みとは?

最後に、Amazon広告の強みについて2点紹介します。

商品購入を動機としているユーザーにアプローチできる

違いの部分でも紹介したように、Amazonの広告ターゲットはAmazon会員です。
そのため、商品を買おうとしているユーザーに対して広告を売り込むことができます。

顧客が検索画面上で商品を比較・検討しているタイミングで広告を提示できるのです。
そのため、他の広告サービスよりも購入につながりやすいといえるでしょう。

また、広告は「スポンサープロダクト」という案内とともに上位に表示されます。

商品を購入したい人にすぐに見てもらえ、購入へつながりやすいのがAmazon広告の強みといえるでしょう。

デジタル広告のシェアを伸ばし続けている

Business Insider Intelligenceの調査*4によれば、Amazonのアメリカにおけるデジタル広告シェアは年々増加しています。
2016年は2%だったのに対し、2020年には10%になると予想されています。
同時に、広告収入も伸びています。

このことから、今後もAmazonの広告経由で商品が購入される頻度も高くなっていくといえるでしょう。
成長中の広告配信サービスである点も、Amazon広告の強みです、

◆まとめ
今回は、Amazon広告とGoogle広告のちがいについて紹介してきました。
Amazon広告は、商品を購入したいユーザーに対して直接アプローチができるものとなっています。

膨大なユーザーの購入履歴などのデータを参考に広告を配信してくれるため、商品を売りたい方は検討するとよいサービスです。

ロックダウンや外出自粛で通販需要が増えていることからも、Amazon広告は今後も成長していくといえるでしょう。

◆参考URL
1)Amazon Advertising
2)US Digital Ad Spending Will Surpass Traditional in 2019 – eMarketer Trends, Forecasts & Statistics
3)Amazonの利用に関する調査結果 – 調査結果 – NTTコム リサーチ
4)Amazon Advertising Growing Fast in the Digital Ads Market in 2020 – Business Insider


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