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Google plus codeとは|ピンポイントで場所を指定できて便利なコード

Googleの中でも便利なサービスが、Google Mapです。
Androidユーザーはもちろんのこと、iPhoneユーザーの方でも利用している人は多いでしょう。
最近では、ロゴの刷新が行われたり*1、Google Map最適化(MEO、Local SEO)も注目されたりしていますね。

今回はそんなGoogle Mapと関係の深い「Google plus code」について紹介します。うまく活用すると、集合場所の共有等で役に立つでしょう。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります
①Google plus codeの概要
②Google plus codeのメリットと活用法
③Google plus codeの使い方

Google plus codeとは*2*3*4

はじめに、Google plus codeの概要を紹介していきます。

特定の位置をシンプルに表せるコード

Google plus codeは、Googleが提供しているコードです。
緯度や経度を使用せずに、シンプルな表記で場所を示せます。
混同しやすいアルファベット・数字は省いてコードが作成されるので、相手に伝える際にも間違いが起きにくくなっているといえるでしょう。

具体的なコードの例を3つ紹介します。
l MQP3+34 千代田区、東京都(皇居)
l 5VMX+WV 名古屋市、愛知県(名古屋城)
l FVXG+Q3 ロンドン, イギリス(ウェストミンスター宮殿)

Google Mapの検索画面にコードを入力すると、ピンポイントで場所を示してくれます。

住所が不特定でも利用可能

そんなGoogle plus codeは、住所が定まっていない場所でも利用可能です。
たとえば、「代々木公園に集合したい」と考えたとします。
公園は広いので、集合場所を決めるのにも一苦労です。
そんなときにはGoogle plus codeを利用するとよいでしょう。
集合場所を「MM9W+VC 東京、東京都」と共有しておけば、確実に集合できます。

また、Google plus codeは世界中で利用可能です。
Googleによれば、世界の25%以上の人々が、住所を持っていなかったり、わかりにくい住所を持っているそうです*4。
このような場合に、Google plus codeは利用されます。

世界には、長い地名がたくさんあります。
中でも、ニュージーランドの「Tetaumatawhakatangihangakoauaotamateaurehaeaturipukapihimaungahoronukupokaiwhenuaakitanarahu」
という地名が有名です。
こんな長い地名でも、Google plus codeで簡単にできます。

日本でも、京都に長い住所があります。
「〒605-0014 京都府京都市東山区 東大路三条下る北木之元町525-2」
などは、長い住所の一つです。
この住所を共有したい場合には、「2Q5H+F5 京都市、京都府」のほうが簡単ですね。

無料・登録なしで利用できて便利

便利なGoogle plus codeは、無料で利用できます。また、登録の必要もありません。スマートフォンでは、Google Mapのアプリが入っていると便利ですが、ブラウザからも利用できるようになっています。

そのため、パソコン・スマートフォンを問わず、さまざまなユーザ−と、場所の共有ができるでしょう。

Google plus codeのメリット・活用法

ここからは、そんなGoogle plus codeのメリットや活用法を紹介します。

集合場所の共有

まずは、さきほども紹介したように集合場所の共有の活用法があります。
集合場所に出入り口が複数ある場合や、目立つ建物がない場合にも有効です。
Google plus codeは、緯度と経度から割り出した文字列のため、道の上でも公園の敷地内でも利用できますよ。

現在地の共有(※執筆時Android版のみ対応*4)

現在地を共有したいときにも、Google plus codeは便利です。
現在値の青い丸の部分をタップすると、現在地の情報がでてきます。
そこに出てくるプラスを含む英数字がGoogle plus codeです。
ここでは、「MQXV+MH Nairobi, Kenya」がコードになります。
待ち合わせをしたものの、なかなか落ち合えないときなどに利用できるでしょう。

住所のない場所を紹介

さらに、住所のない場所を紹介するのにもGoogle plus codeは役立ちます。
気になったポップアップストアの場所を共有したり、ケータリングカーの場所を共有するのにも役立ちます。
また、コードでルート検索もできるので、住所がない場所までの経路案内が知りたいときにも役立つでしょう。

配達場所の具体的な指定

最近では、通販を利用する機会が増えたのではないでしょうか。
そんなときにもGoogle plus codeが活用できるかもしれません。
家の敷地内で置き配を指定したいときには、具体的な場所とともに、Google plus codeを活用するとよいでしょう。
敷地が広く、どこに配達したらよいかと配送員が困らずに済みます。

もちろん、全ての人がGoogle plus codeを知っているとは限らない点には注意が必要です。
場合によっては、住所と併記する必要があるかもしれません。

Google plus codeの使い方

最後に、Google plus codeの具体的な使い方を紹介します。
スマートフォン(iOS)とパソコン(Google Chrome)の実際の画像を使いながら解説するので、参考にしてください。

スマートフォンの場合

まずは、スマートフォンでの利用方法を紹介します。
Google Mapがあると便利なので、まだスマートフォンにない場合には、インストールを済ませてください。
Google Mapのアイコンをタップすると、以下のような画面になります。

続いて、Google plus codeの知りたい地点を長押しします。
すると、以下のような画面になります。
Google Mapに登録された地名や施設名がある場合には、その名称がでます。
そうでない場合には、「指定した地点」とでるのを確認してください。
「指定した地点」と書いてある部分を上にスワイプするか、タップすると以下のような画面になります。

ここでは、場所の詳細情報が出てきます。
地図のアイコンの横にあるものが、Google plus code
です。
ここでは、「MQWG+92 東京、東京都」のことです。
その下にあるのは、緯度と経度になります。

では、このコードが実際に使えるのか試してみましょう。Google Mapの検索窓に、先ほどのコードを入力します。

入力してタップすると、以下のように場所が表示されるでしょう。
指定した通りの場所が出ていたら成功です。
そのコードを使って、場所の共有などに活用してみてください。

PCの場合

続いて、PCの場合です。PCの場合も基本的には同じようにコードを探していきます。

まず、Google Mapのサイト(https://www.google.co.jp/maps/)を開きましょう。
そして、コードの欲しい場所をクリックするか、右クリックします。
右クリックした場合には、「この場所の情報」を選びましょう。
すると、以下のような画面になるはずです。
指定したところにマップのマークが出現し、地図の下側には情報が表示されます。

下の住所または座標をクリックすると、具体的な情報がでてきます。
パソコンでは、住所の下の十字の端に矢印がついたマークの部分を参考にします。
マークの横に書いてあるのがGoogle plus codeです。

こちらもスマートフォンと同様に、コードをコピーして検索窓に貼り付けます。
すると、場所を確かめられますよ。

以下のように、指定した場所がコードで見られることを確認できたら、共有するなどして活用しましょう。

パソコンで検索する場合には、時々コードが出てこない場合があります。
そのときには、plus codesのサイトから検索してみてください。
Google Mapが出てくるので、現在地を指定したい場合には、現在地の利用を許可しましょう。
指定したい地点を赤い四角の枠の中に入れてください。
ここでは、浜離宮恩賜庭園のコードを取得してみます。

場所を指定できるとコードが出てくるので、コードをクリックしましょう。
すると、航空写真で具体的な場所を確認できます。
もしも場所が違う場合には、もう一度試してみましょう。

◆まとめ
今回は、Google plus codeについて紹介しました。
まだ日本ではこの機能はあまり利用されていません。日本では住所が建物ごとに振られているので、Google plus codeの必要性を感じられないからかもしれません。

しかし、オープンしたばかりの店舗を紹介するときや、駅の外で待ち合わせをするときなど、活用できるシーンはたくさんあります。
無料で簡単に利用できるので、もしも場所を共有する機会があったら、Google plus codeを使ってみてください。


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◆参考URL
1) Google Japan Blog: Google マップ 15 周年。装い新たに、新機能も登場
2) Plus codes
3) plus code を使用して場所を検索、共有する – iPhone と iPad – マップ ヘルプ
4) No address? No problem. Share your location using Plus Codes

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