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Googleフォトの新機能「Ultra HDR」とは?Android14に実装の機能を解説

GoogleのクラウドフォトサービスであるGoogleフォトは、クラウド上に写真を保存できるだけでなく、独自の編集機能を使って写真をより魅力的なものに仕上げられるのが強みでもあります。

そんなGoogleフォトへ新たに追加される「Ultra HDR」は、従来のHDR機能をさらに強化した便利な機能となっており、必要に応じて使いこなせると頼もしい存在となるでしょう。この記事ではそんなGoogleフォトのUltra HDRについて、機能の概要や利用条件について解説します。

目次:

  1. GoogleフォトのHDR機能について
  2. HDR機能を利用するには
  3. Ultra HDRとは
  4. Ultra HDRを利用するには
  5. その他のAndroid14に関する機能

GoogleフォトのHDR機能について

Ultra HDRについて紹介する前に、元々Googleフォトに実装されていたHDR機能について振り返っておきましょう。GoogleフォトのHDR(High Dynamic Range)機能は、簡単にいえば暗い画像を明るくできる機能の一種です。

最近ではスマホにもデフォルトで写真編集ができる機能が備わっており、全体が暗くなっている写真については明るさを設定し、黒みを抑えることができます。

ただ、この機能を使用すると写真全体を明るくすることとなるため、元々明るい部分はさらに明るくなったり、写真が白飛びしたりすることもあるので、実際にはそのバランス調整が難しいところでもあります。

そこで活用したいのが、GoogleフォトのHDR機能です。HDR機能は写真の暗くなっている部分のみに適用できる補正機能で、黒い部分にのみ明るさ補正を行い、全体のバランスを崩すことなく写真に明るさをもたらすことができます。

明るさの効き具合についてはユーザーである程度調整することができ、好みに合わせて自由に編集できるのが便利な機能です。

HDR機能を利用するには

HDR機能は、元々はGoogle製のスマホであるPixelシリーズに向けて開発・提供された機能でしたが、2023年2月よりiPhoneやそのほかのAndroidスマホでも利用が可能となっています*1。

ただ、iPhoneやAndroidから利用したい場合は、Googleのクラウドサービスである「Google One」への加入が必要です。クラウドストレージなどの機能を含めたオールインワンのサービスであるため、Googleフォトやその他のクラウドサービスをフル活用したい場合は、一度利用してみると良いでしょう。

Ultra HDRとは

HDRは従来の機能でも十分に強力な画像編集効果を発揮しますが、Googleが最新のAndroidアプリへの実装を発表しているのが「Ultra HDR」です。Ultra HDRはその名の通り、従来のHDRの機能をグレードアップさせたツールとなっており、これまでのHDRよりもより質の高い画像加工が可能になるとしています。

具体的には、Googleフォトに保存されている写真の色域とダイナミックレンジの範囲の拡大、つまりこれまでよりもさらに明るく、リアルかつカラフルな写真に仕上げられる機能です*2。これは通常のJPEG画像に対して、新たに「ゲインレイヤー」と呼ばれる情報レイヤーを加えることで可能になった技術で、従来よりも明るいハイライトと詳細なシャドウの表現が得られ、結果インパクトのある写真に仕上げることができます。

Ultra HDRを利用するには

Ultra HDRの機能を利用するためには、最新のAndroidOSであるAndroid14へのアップデートが必要です。通常のHDR機能はiPhoneなどでの利用も可能となっていますが、Ultra HDRについてはAndroidに対応する製品でなければ利用ができない点は注意が必要です。

ハードウェアについては既存の製品の仕様と互換性を備えているため、Android14が利用できるスマホであれば、それ以外の条件については特に指定はありません。現在Android14が利用可能なスマホとして発表されているのは、「Pixel 4a」および「Pixel 5」、あるいはそれ以降のモデルのPixelシリーズです。

加えて、2023年内にはSamusung製品などサードパーティのAndroidモデルにも対応することを発表しているため、これらのモデルをお使いの方でもじきにUltra HDRを利用できるでしょう*3。

ただ、あまりに古いAndroidスマホを利用している場合は、正しく動作しない可能性もあることは覚えておきましょう。

その他のAndroid14に関する機能

Android14ではUltra HDR以外にも多数の機能を実装しています。例えば異なるスタイルの時計や形状を入れ替えられるロック画面や、AIを使った壁紙の自動生成など、これまでのAndroidOSと比較して圧倒的に自由度の高い仕様が特徴です*4。

セキュリティ面においても強化アップデートが施されており、Passkey機能の強化でサードパーティのアプリへのサインインに指紋を使用できるようになったり、最新の認証マネージャーで認証作業の効率化が図られたりしています。

他にもヘルスケア領域における機能の追加なども含まれているAndroid14は、これまでのAndroidスマホよりも圧倒的にソフト面でのユーザビリティや安全性が高まっている、完成度の高いOSとして評価できそうです。

対応のスマホをすでに持っている場合には、速やかにアップデートすることをおすすめします。

まとめ

この記事では、Googleフォトの新機能として提供が開始されている編集機能であるUltra HDRについて紹介しました。従来のHDR機能では賄いきれなかった明るさ補正の課題を解消できる機能を備えたUltra HDRは、高度化するスマホカメラで撮影した写真のクオリティを底上げすることができるポテンシャルを秘めています。

利用に当たってはAndroid14へのアップデートが必要となり、アップデート可能なスマホを手元に用意する必要があるものの、年内には適用可能なスマホも拡大予定としており、多くの人がUltra HDRの恩恵を近いうちに受けられるでしょう。

iPhoneユーザーはUltra HDRの利用方法が現状存在しませんが、HDRがiOSに対応した以上Googleフォト経由でそのうち利用できる可能性はありそうです。

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出典:

*1 GIGAZINE「暗くなった失敗写真を鮮やかに復活させるGoogleフォト「HDR」の使い方、iPhoneやPixel以外のAndroidスマホでもOK」

https://gigazine.net/news/20230306-google-photos-hdr/

*2 ゲットナビ「次期Android 14ではGoogle フォトの写真が明るくカラフルに! 新技術Ultra HDR対応により」

*3 ゲットナビ「「Android 14」が正式リリース!「最もカスタマイズできるOS」と言われる新機能とは?」

https://news.yahoo.co.jp/articles/e5ca4da434df0f600ebb0e7662a70698ee229ae4

*4上に同じ

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