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Google Nest Doorbellとは?スマートなドアホンの魅力を解説します

この記事を読むと、以下の3つのことが分かります。
1.Google Nest Doorbellの基本情報
2.スマートホーム化が進むGoogle Nest Doorbellの機能
3.Google Nest Doorbellが活躍するシーン

Googleは2021年8月、家の見守りアイテムとして「Google Nest Doorbell」を発表しました。ドアホンはもちろん、ドアホンの前に現れた人や物を検知してユーザーにお知らせしてくれます。スマートホーム化が進むGoogle Nest Doorbellについて、基本情報や機能についてご紹介します。

Google Nest Doorbellとは?

Google Nest Doorbellは、スマートホームアプリ「Google Home」上で利用できる新しいドアホンです。Nestシリーズとして見守りカメラ「Nest Cam」とともに登場しました。機械学習によるスマート機能も搭載しており、従来のドアホンとは一線を画した機能を多数搭載しています。

Google Nest Doorbellの基本情報

まずはGoogle Nest Doorbellの基本情報から見ていきましょう。(※1)

価格 :¥23,900~
サイズ:幅: 46 mm · 奥行: 24.1 mm · 高さ: 160 mm · 重量 · 206 g
カラー:Snowのみ
保証 :1年間の限定保証付き

取り付け方法

Google Nest Doorbellは一般的なドアホンと同じく、玄関ドアの横部分に装着する事を想定しています。留意すべきは、Google Nest Doorbellの装着に「ネジ」が必要な点です。賃貸やマンション住まいの人は、この点がネックになるでしょう。

しかし壁に直接穴を開けず、壁に厚紙を貼ってネジ留めしたり、養生テープでネジを使わず装着したりすることも可能です。

Google Nest Doorbellは本体の他に、ベースプレートや角度調整パーツが同梱されています。「本体だけ壁にくっつければ動くのでは?」と思われがちですが、同梱されたベースプレートも装着しなければ正常に動作しません。

まずベースプレートを玄関に設置して、必要に応じて角度調整用パーツも取り付けます。本体の背面にあるパーツをベースプレートに装着すれば、取り付け自体は完了です。

Google Nest Doorbellには壁面取り付けネジやアンカー、配線コネクタといった設置に必要な部品も同梱されています。またクイックスタートも付いており、ネジ留めさえクリアすれば簡単に設置できるでしょう。

Google Nest Doorbellの使い方

Google Nest Doorbellを使う流れは、以下の通りです。

・Google Homeアプリをインストールする
・Google Nest Doorbellを購入する
・Google Nest Doorbellを設置してアプリ上で設定する

Google Homeアプリのインストールと本体の購入は、順番が前後しても構いません。すでにGoogle Homeアプリを利用しているなら、「デバイスのセットアップ」から新規デバイスとして追加していきます。Google Nest Doorbellに添付されているQRコードを読み取れば画面が表示されるので、指示に従って進めていくだけです。

Google Homeアプリは、以下から入手してください。
iOS  :https://apps.apple.com/jp/app/google-home/id680819774
Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.chromecast.app&hl=ja&gl=US

Google Nest DoorbellはGoogle Store
https://store.google.com/jp/product/nest_doorbell_battery?hl=ja)から購入できます。

またGoogle Nest Doorbellは内蔵バッテリーで動作しているので、電池残量が無くなれば充電しなければいけません。(充電コードは同梱されています)

Google Nest Doorbellの特徴

Google Nest Doorbellには以下のようなつの特徴があり、従来のドアホンを超える魅力を持っています。

玄関の様子を確認できる

Google Nest Doorbellにはセンサーが搭載されており、ドアホンの前に何かが来るとアプリから知らせてくれます。チャイムを鳴らさない人も検知するので、より家の見守りを強化することができるのです。

第3者の検知といえばプライバシーが気になる人も多いでしょう。しかし検知や処理やすべてオンライン上で行われるため、サーバーにデータが残る心配はありません。

アラート機能で必要な情報をキャッチできる

Google Nest Doorbellは機械学習によって4,000枚以上の画像を学んだスマート機能を搭載しており、人や荷物、動物、車を判別できます。さらにGoogle Nest Awareという有料プランに申し込めば、認証済の人物を検知するといったことも可能です。

Google Nest Doorbellは有料プランなし、Google Nest Aware、Google Nest Aware Plusの3パターンの使い方があり、まとめると以下の通りとなります。(※2)

プラン名月額アクティビティの動画履歴連続動画履歴
通常プラン0円3時間×
Google Nest Aware630 円(年額 6,300 円)30日×
Google Nest Aware Plus1,260 円(年額 12,600 円)60日最大10日間

上記のように、Google Nest Doorbellは有料プランを契約しなくても3時間まで動画履歴を確認できます。基本的に在宅している人なら、3時間でも事足りるでしょう。

有料プランの場合はアクティビティ動画履歴が30日間または60日間となっているので、自分の希望に合わせて選択できます。

外出先から会話できる

Google Homeアプリをインストールしていれば、ドアホンを鳴らした人と、スマートフォンやスマートウォッチで会話できます。このほか、アプリに対応したスマートスピーカーやスマートディスプレイでも対応可能です。

Google Nest Doorbellのチャイムが押されると各デバイスに通知があり、Google Homeアプリ内に映像が表示されます。画面内にあるマイクを押すと、離れた場所からでも一般的なドアホンと同じように会話ができるのです。

外出先から対応できるほか、家の中で「入浴中で手が離せない」「2階で作業して対応できない」という時にも重宝するでしょう。

3パターンの自動応答

Google Homeアプリにはクイック返信機能があり、事前に録音された機械音声のメッセージで手軽に応対できます。「すぐに参りますのでしばらくお待ちください」などパターンは3つあり、状況に応じて選べます。しかし、自分でメッセージを作ることはできません。(※3)

Google Nest Doorbellが何かを検知するとアプリ上で通知が届き、その通知内からクイック返信を選択できます。もちろん何も反応しないときは、無視することもできます。

クイック返信は来訪者との無駄な会話を減らすことができ、「なんとなくクイック返信を使ってみたらとても便利だった」と重宝している人も多いものです。決まりきった会話を面倒に感じるなら、ぜひクイック返信を試してみましょう。

盗難対策にも!Google Nest Doorbell置き配の不安を軽減できる

玄関回りの検知ができて離れた場所から来訪者の応対もできるGoogle Nest Doorbellは、家の見守り機能を高められます。中でも、利用者が増加している「置き配対応」には以下の点で大きな効果を発揮するのではないでしょうか。

・外出先でも配達業者へ置き配のお願いができる
・玄関先の動きを検知して盗難対策ができる

非接触で荷物の受け渡しができる「置き配」はコロナ禍で需要が大きく伸び、2020年には利用率が47%にまで到達しました。(※4)配達スタッフも受け取る側も感染リスクを軽減できる置き配は、世界中で利用率が伸びています。

一方で令和3年9月30日には全都道府県で緊急事態宣言が解除され、外出の機会も増えました。「今日は外出で荷物を受け取れなかった」というケースも増えたのではないでしょうか。そんな時こそ、Google Nest Doorbellが活躍してくれるのです。

また置き配では盗難を心配する人が少なくありません。ネットショッピングを利用している男女1,000人へのアンケートを行ったところ、約7割の人が置き配に対して盗難や個人情報の漏洩などを懸念していることが分かっています。(※5)

Google Nest Doorbellはドアホン前の動きを検知してくれますから、万が一盗難が発生してもその一部始終を録画できます。有事の際には、Google Nest Doorbellの履歴が大いに役に立ってくれるでしょう。

さらにありがたいことに、GoogleはGoogle Nest Doorbellが盗難被害に遭った際無償で交換してくれます。この点も従来のドアホンには無い機能で、私たちの置き配生活をさらに安心安全なものにしてくれます。

Google Nest Doorbellの注意点

最後に、Google Nest Doorbellの注意点を4点ご紹介します。

無償プランは履歴時間が3時間しかない

Google Nest Doorbellの行動履歴は、有料プラン未契約の場合3時間しかさかのぼれません。さらに現在の時刻から3時間のみなので、出社など不在時間が長いと「短すぎる」と感じる人が多いようです。

見守りを強化したいなら、Google Nest Aware、Google Nest Aware Plusへの加入を検討したほうがいいでしょう。

設置にはネジが必要

Google Nest Doorbellの取り付けはネジ留め前提の仕様となっており、設置できる住宅は限られているでしょう。

戸建ての場合は問題ないですが、賃貸やマンションの場合、ネジ留めできない場合がほとんどです。マグネットによる設置も可能ですが、どこでも磁石が使えるとは限りません。

強力両面テープや養生テープなど、テープで取り付ける方法も1案です。Google Nest Doorbellはベースプレートに装着さえすれば正常に使えますから、家の事情に合わせて最適な方法を考える必要があります。

バッテリーは充電が必要

Google Nest Doorbellは1度充電すれば数か月持つといわれていますが、使用頻度が多ければ早く充電が切れてしまうこともあります。充電が必要という点では、従来のドアホンよりも使い勝手が悪くなってしまうでしょう。

配線接続をすれば充電は不要になり、既存チャイムと連動します。しかし配線周りに手を入れることになり、場合によっては専門業者を呼ばなければいけません。

画面転送に時間がかかることがある

数秒程度のわずかな遅延が発生することはGoogleも想定していますが、10秒以上の遅延なら何らかの対処が必要です。

まずはWi-FiがGoogle Nest Doorbellにしっかり届いているか確認しましょう。電波が遠いなら、Wi-Fi環境を整備しなければいけません。

Googleでは、画面転送に時間がかかる場合の対処として以下を紹介しています。(※6)

・アプリのホーム画面に戻り、カメラを再度タップして接続を更新する
・スマートフォンで多数のアプリを開いている場合、不要なアプリを閉じる

画面転送に時間がかかると、せっかく来訪者がGoogle Nest Doorbellを鳴らしても応答に時間がかかり、帰ってしまうリスクがあります。設置環境のチェックなどを行い、スムーズに使えるようにしましょう。

Google Nest Doorbellは次世代のドアホンとして、従来にはない機能を搭載しています。設置には条件があるものの、クリアしている方はぜひ試してみてください。きっと置き配や来訪者にまつわる悩みが軽減し、よりよい暮らしが実現するでしょう。


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※1 https://store.google.com/jp/product/nest_doorbell_battery?hl=ja
※2 https://store.google.com/jp/product/nest_aware?hl=ja
※3 https://support.google.com/googlenest/answer/9225663?hl=ja
※4 https://www.nasta.co.jp/news/2021/2021022401.html
※5 https://www.nasta.co.jp/news/upload_pdf/news_190823_okihai_%20Pressrelease.pdf
※6 https://support.google.com/googlenest/answer/9259827?hl=ja&ref_topic=9299926

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