「Apple watch」おすすめの文字盤をカテゴリー別にご紹介

　Apple Watchシリーズ7で、新たにいくつかの文字盤が追加されました。初期のApple Watchに比べて画面サイズも大きくなり、文字盤の種類もいつの間にかかなり増えています。
　そこで、今回の記事では2021年11月時点での文字盤、全47種類の中からおすすめの文字盤をカテゴリー別にご紹介しましょう。

この記事でわかること
　・機能性にこだわりたい方へのおすすめ文字盤
　・シンプルさを求める方へのおすすめ文字盤
　・個性を際立たせたい方向けのおすすめ文字盤

機能性にこだわりたい方へのおすすめ文字盤

　スマートウォッチを身につける以上は、豊富な情報に即アクセスできることを重視するという方向けのラインナップからご紹介していきましょう。
　まずは、「高機能」でピックアップするのが次の8種類の文字盤です。ここでの「高機能」の定義としては、「コンプリケーションを5つ以上表示できること」としています。

高機能で選ぶならこれ！

◯インフォグラフ

　アナログ時計と中央部分に4つ、文字盤周辺に4つ、合計8つのコンプリケーションを配置することが可能です。
　全47種類の文字盤の中でも最大数のコンプリケーションが配置できるため、高機能カテゴリーでNo.1と位置付けて良いでしょう。時計のデザインもスタイリッシュでクロノグラフ的な見た目となっており、「男の子」の琴線に触れるものとなっています。

◯インフォモジュラー

　インフォグラフに次ぐ、合計6つのコンプリケーションを配置できる文字盤です。インフォグラフと対になっており、デジタル時計と文字データで「情報表示パネル」のようなイメージとなっています。

そのほかの高機能文字盤

　上記の文字盤以外に5つ以上のコンプリケーションを設定できるのは、「カリフォルニア」「カウントアップ」「GMT」「モジュラー」「グラデーション」「シンプル」の6個です。

　「カリフォルニア」と「グラデーション」は全画面表示するか円形に表示するかで、表示できるコンプリケーションが変化します。
　円形表示するときは周辺にコンプリケーションを追加できるため、その分登録できる数が増加することになります。
　「グラデーション」と「シンプル」は高機能には見えませんが、見た目以上に情報を表示することができます。

カリフォルニア	カウントアップ	GMT	モジュラー	グラデーション	シンプル

　ちょっとレトロなイメージの文字盤なら「カリフォルニア」、シンプルなら「グラデーション」か「シンプル」、デジタル表示なら「モジュラー」ではないでしょうか。
　「カウントアップ」はストップウォッチ機能を使いたい方。「GMT」は世界時計を利用したい方向きとなっています。

アクティビティに使うならこれ！

　スマートウォッチの利用で一番活用しているのが、アクティビティやバイオデータの記録とチェックという方も多いのではないでしょうか。このような用途の方に向いているのが次の2つの文字盤です。

◯アクティビティアナログ、アクティビティデジタル

　ワークアウトの目標に対する達成率を円形のサークルで表示する、お馴染みの文字盤です。もちろん、アクティビティのコンプリケーション自体は他の文字盤でも設定可能です。
　しかし、やはりApple Watchでアクティビティと言えばこのデザイン！というぐらい有名です。おすすめの中には必ず入ってくる文字盤と言って間違いないでしょう。

クロノグラフ好きな方へのおすすめはこれ！

　時計に多機能と言ったら、それはもう「クロノグラフ」でしょう！という、機械式腕時計を愛する層にはこちらがおすすめです。

◯クロノグラフ、クロノグラフプロ

　ブライトリングのナビタイマーを思い出させるような、白抜きの文字盤が美しい「クロノグラフプロ」。
　一方、航空機のコックピットの計器類にありそうなデザインの「クロノグラフ」。
　どちらも、メカ好きにはたまらないデザインです。
　実は全てのデザインを通じて、個人的にNo.1文字盤は「クロノグラフプロ」だと思っています。

その他のクロノグラフ的な文字盤

　上記のおすすめ意外に、機械式腕時計っぽいデザインの文字盤もあります。この辺の選択は、表示できるコンプリケーションの種類や個人の好みで分かれそうです。
　一部、前述した文字盤と重複していますが、いくつものカテゴリーに入る可能性がある文字盤もあるということで、ご了解ください。

〇クロノグラフ的な文字盤

「カウントアップ」「エクスプローラー」「GMT」「インフォグラフ」「ユーティリティ」「ワールドタイム」

カウントアップ	エクスプローラー	GMT	インフォグラフ	ユーティリティ	ワールドタイム

　この中では「ワールドタイム」がいい感じですね。ワールドワイドに活躍しているビジネスマンでない限り、あまり必要ではない世界時計ではありますが、、、。

シンプルさを求める方へのおすすめ文字盤

　では逆に、普段はあまりごちゃごちゃした情報を表示せず、シンプルさを求めたい人向けのおすすめをご紹介しましょう。
　コンプリケーションの設定数にはこだわらず、あくまでシンプルさで選びました。

シンプルさの究極を求めるならこれ！

　もう何も情報は不要、必要なら操作すれば良い。そんな方には「グラデーション」がおすすめです。

◯グラデーション

　時間と共にグラデーションが変化する文字盤です。フルスクリーン表示にするとコンプリケーションは配置できませんが、円形表示だと5個まで配置できるようになります。
　シンプルさの極限といっても良いデザインですので、できれば機能性は捨てて潔くフルスクリーンで使いたいですね。

シンプルに全振りした文字盤はこちら

〇シンプル文字盤

「カラー」「リキッドメタル」「シンプル」「ヴェイパー」

カラー	リキッドメタル	シンプル	ヴェイパー

　いずれも極限まで情報を削って、必要最小限の表示にしているデザインです。このように並べてみると、「シンプル」でさえ情報過多に思えてしまうほどです。

シンプルだが、必要最小限の情報を表示した文字盤

　次は、必要な情報は表示するものの、表現方法やデザインを工夫してシンプルに表示しているデザインです。
　「モジュラー」「モジュラーコンパクト」「モジュラーデュオ」「Siri」「メリディアン」「特大」の6つを選択しました。

モジュラー	モジュラーコンパクト	モジュラーデュオ	Siri	メリディアン	特大

　このあたりは「シンプルさ」について意見が分かれるところかもしれません。
　例えば、「モジュラーデュオ」にはコンプリケーションが3つしか登録できません。決して情報過多ではないものの、グラフィカルに表示することで見やすさとデザイン性を両立させています。このようなデザイン性に注目して、今回「シンプル」カテゴリーとして分類してみました。

個性を際立たせたい方向けのおすすめ文字盤

　最後に文字盤に個性を求める方向けのおすすめをご紹介していきましょう。

キャラクター愛にあふれたならこれ！

◯ミッキーマウス／ミニーマウス、トイストーリー
　
　Apple watchの純正文字盤では「ミッキーマウス／ミニーマウス」と「トイストーリー」がキャラクターものとして選択することができます。

◯ミー文字
　
　他にも独自キャラクターである、ミー文字の文字盤が選択可能です。

スタイリッシュさを追求するならこれ！

◯輪郭

　フランク・ミューラーの腕時計のようなデザインの文字盤「輪郭」がおすすめです。
　シリーズ7から新たに追加されました。1時間ごとに現在の時刻がハイライトされるので、少しずつ変化する文字盤が楽しめます。シンプルでスタイリッシュなデザインです。

ポップなデザインで選ぶならこれ！

◯数字・数字デュオ・数字モノ

数字	数字デュオ	数字モノ

　ポップなカラーとフォントで表示された時刻や日付が特徴の文字盤です。
　時計としての機能以外の情報を排除し、カジュアルな服装にも似合いそうなデザインとなっています。仕事を離れてレジャーや日常生活場面で、雑多な情報を見たくない時などに良さそうです。

ビジュアル重視で選ぶならこれ！

◯写真、ポートレイト

　家族の写真や思い出の風景写真など、個人の撮影した写真を表示することができます。スマホの待ち受け画面に家族写真を使っている人などにはおすすめの文字盤です。

何かに疲れたあなたにおすすめの文字盤はこれ！

　仕事や人間関係で毎日疲れているという方には、ヒーリング要素のある文字盤をおすすめします。

◯呼吸、火と水

　「呼吸」文字盤では、リラックスした状態に導くようマインドフルに呼吸するように促してくれます。
　「火と水」文字盤は、ゆらゆらと動くアニメーション表示だけの機能ですが、見ていると心を癒してくれる効果があるかもしれません。

　今回ご紹介できていない文字盤もまだまだたくさんあります。Apple Watchの文字盤として定番中の定番である「アストロノミー」や、LGBT運動の象徴であるレインボーデザインの「プライド」シリーズなど、ユーザーの好みで選択することが可能です。
　ついつい固定化してしまいがちな文字盤ですが、気分によって文字盤を変えてみてはいかがでしょうか。

　本文中の画像は「Apple Watchユーザガイド・Apple Watchの文字盤と機能」から引用
　https://support.apple.com/ja-jp/guide/watch/apde9218b440/watchos