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iPhoneに折りたたみデザインの噂 次期iPhoneでの採用はあるのか?

 従来のスケジュール通りiPhone12が発表され、新型コロナの影響で経済の停滞が心配される中でも、Appleは着実に歩みを進めています。
新型iPhoneが出たばかりにも関わらず、Appleフリークたちの間では早くも次期iPhoneについて、いくつかの噂がささやかれているようです。
 今回の記事では、最近信頼性が高まってきたと言われている、折りたたみデザインについて情報をまとめていきましょう。

この記事でわかること
 ・折りたたみデザインのスマホについて
 ・次期iPhoneで採用されるのか
 ・プロダクトデザインで世界をリードしてきたApple

以前から噂されていた折りたたみデザインとは

 折りたたみスマホの実機は、2019年に立て続けにいくつかのメーカーから発売されました。
Royole社の「FlexPai」(実際の発売時期は2018年11月)、サムスンの「Galaxy Fold」、ファーウエイの「Mate X」などです。
 いずれも横開きタイプの折りたたみスマホで、開いた時の大画面が特徴となっています。
他のメーカーも追随する動きがあり、ガラケーでよくあった縦開きタイプのものも登場する予定があるようです。*注1

 実はAppleについても、折りたたみタイプを発売するのではないか?という噂が以前からありました。
根拠としては、Appleが数多く出している特許申請の中に、折りたたみ機構に関するものが見つかったというものです。
 液晶を折りたたむ時に熱で保護する機構を、Appleが申請していたという情報が公開されたのが2019年の2月です。
もちろん、Appleは非常に数多くの特許を申請しており、その全てが実用化されるとは限りません。
この機構についても製品化は怪しいという見方もありますが、とにかくAppleは折りたたみスマホについて関心を持っていることはわかります。*注2

 2019年は「折りたたみスマホ元年」とも言える状況であり、当然iPhoneにもその流れが来たのではないかという期待がありました。
しかし、先日発表されたiPhone12では、残念ながら折りたたみデザインは採用はされませんでした。
 ただ、横開きタイプの折りたたみスマホは高価格設定枠になるため、その分野で遅れをとりたくないはずのAppleも、いずれは出してくるのではないかと思われます。
ではいつ頃になるのでしょうか。

次期iPhoneで採用されるのか? 信頼できる情報は?

 2019年に噂となったのは、実現されるかどうかわからない技術に関する特許が元になっていました。Appleが折りたたみスマホの研究を進めているのは明らかですが、実機ベースでどの程度進んでいるのかの情報については、全くの未知数でした。
 ところが、最近になっていくつかの情報サイトや有名リーカー(Apple関連の情報をリークする人)が、折りたたみスマホのデザインや登場時期について予想を発表しています。

 これらはまだ「予想」の範囲を出てはいないのですが、ここにきて信頼性が一気に高まってきたと言えます。
これまでにも、新製品など多くのApple関連情報について予測を的中させてきた複数のメディアやリーカーが、こぞって折りたたみスマホについて言及しているからです。

 今年6月に、有名リーカーであるJon Prosser氏が自身のツイッターで言及したのが皮切りとなりました。
Jon Prosser氏によると、完全な折りたたみタイプではなく、ヒンジでつながった2枚のディスプレイタイプを開発中とのことです。
広げたとき画面がシームレスにつながるのではなく、中央部分に分断ができるデザインであると紹介しています。
 これについては、同じリーカーであるBen Geskin氏がからかっているように、私もAppleが本気で採用するとは思えません。*注3

 折りたたみスマホは、「普段は通常のスマホのように使えて、広げたら大画面」であると言うところが一番のウリです。
その大画面についても、シームレスで隅々まで美しい画像が楽しめるものであるべきでしょう。
 デザインの美しさ、無駄のなさに徹底的にこだわるAppleが、2画面をヒンジでつなげるなどという安易な機構を採用するとはとても信じられません。
仮にもし発売されたとしても、Appleのプロダクトデザインを愛するユーザー達が果たして購入するでしょうか?
私はAppleの哲学にも反し、ユーザーにも訴求しない製品をAppleが発売するとはとても思えません。

 やはりAppleがデザインするのであれば、所有するだけで誇らしく、手に馴染むデザインと使いやすさを両立させた、優れたプロダクトであってほしいものです。
このような「Appleに期待する折りたたみスマホ」のコンセプトイメージは、何人かのデザイナーがすでに公開しています。
いずれもただのファンではなく、かつてAppleで実際にiPhoneのデザインに関わっていたこともあるような、Apple製品に精通しているデザイナー達です。

◯オランダの工業デザイナー Roy Gilsing氏によるコンセプトデザイン 
こちら

◯Apple 製品のリーク情報などを公開しているFilip Koroy氏によるコンセプトデザイン
こちら

◯Appleの元デザイナーAntonio De Rosa氏によるコンセプトデザイン
こちら

 Antonio De Rosa氏の動画は、まるで本当にAppleが新製品発表の時に使うプレゼンのような仕上がりになっています。
三角柱のパッケージや2つ合わせて「X」の形になるビジュアルなど、いかにもAppleがやりそうなイメージをうまく使っているところが、さすが元Appleのデザイナーという感じです。
 いずれも、通常利用するサブ液晶と、広げた時に大画面になるメイン液晶を持っているデザインであり、当然ながらヒンジで分断されたりはしていません。

 各社から折りたたみスマホの製品が発売されていることからもわかる通り、すでにAppleも技術的な面ではクリアしているはずです。
問題はAppleが後発として、市場に訴求できるだけの製品をリリースできるかどうか?という点ではないでしょうか。
 少し疑問に感じるところは、果たしてAppleが先行するサムソンなどのメーカーの後追いで、同じようなコンセプトに留まった製品を出してくるのか?というところです。
これまで、ユニークで革新的なプロダクトデザインで世界をリードしてきたAppleですから、何かしら違いを出してくるのではないかと期待してしまいます。

プロダクトデザインで世界をリードしてきたApple

 マウスを標準装備し、商用PCで初めて実用化を果たしたMacintosh。
画面と出力が完全に一致するWYSIWYGを採用し、レーザープリンタやTrue Type Fontを組み合わせることで、誰でも気軽に机上で高品質の印刷ができるようにしたのもAppleです。
 半透明のボンダイブルーの筐体を持つiMacで劇的な復活を遂げ、PCの世界にデザインの素晴らしさを再認識させ、多くのメーカーがそれに続きました。

 ノートPCに広いパームレストと操作しやすいタッチパットを採用したのもApppleであり、今やノートタイプの標準的なデザインになっています。
薄型を追求したAirとよく似たデザインのノートPCが世に溢れているのも、Appleのプロダクトデザインがどれだけ理にかなったもので、しかも多くの人々に愛されているかの証明であると言えるでしょう。

 ここに紹介した物だけではでなく、iPodやiPhone・iPadなど多くの製品において、そのデザイン性に加え絞り込まれた機能と優れた操作性で、世界をリードしてきたのがAppleという企業です。
 そのAppleが、2019年に各社から相次いで発表された折りたたみスマホのデザインで遅れを取り、後発としてあと追っかけのデザインのiPhoneを出すだけというのはかなり寂しい気がします。
個人的には、「折りたたみ+α」の何かが欲しいと思ってしまいます。

【まとめ】
 2020年の中頃から、Appleの次期iPhoneでは折りたたみタイプが投入されるのでは?という噂があちこちで聞かれるようになりました。
韓国のニュースメディアでは、サムソンがAppleに折りたたみディスプレイのサンプルを供給したと伝えています。*注4
 このようないくつかの情報や、Appleが自社開発しているマイクロLEDなど、複数の特許申請などから、折りたたみができるiPhoneの登場が現実味を帯びてきました。
最短なら2021年の秋頃に登場が期待される折りたたみデバイスについて、最新情報が入りましたらまた記事にしたいと思います。

 

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参考文献
注1
engadget 「世界初の折りたたみスマホ、FlexPaiの実機がやってきた!Galaxy Fold、Mate Xとの違いはどこにある?」
https://japanese.engadget.com/jp-2019-07-10-flexpai-galaxy-fold-mate-x.html
注2
iPhone Media 「Apple、折りたたみiPhoneを「熱」で保護する特許を申請」
https://iphone-mania.jp/news-240518/
ソース https://appleinsider.com/articles/19/02/28/foldable-iphone-heating-system-could-prevent-damage-in-cold-weather
Apple、やはり折りたたみiPhoneを開発中?新たな特許申請書が公開
https://iphone-mania.jp/news-239606/
ソース
https://bgr.com/2019/02/15/foldable-iphone-vs-galaxy-f-apple-is-studying-devices-that-can-fold/
注3
CORRIENTE.TOP 「Appleは折りたたみiPhoneを開発中か。ノッチがないiPhone 11に似たデザインを採用:著名リーカー言及」
https://corriente.top/apple-foldableiphone-jonprosser/
注4
engadget 「サムスンが折りたたみディスプレイのサンプルをアップルとGoogleに提供?フォルダブル技術売込みのうわさ」
https://japanese.engadget.com/jp-2019-03-03-google.html

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