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GeForce NOWのApple M1対応がゲーム業界に与える影響とは

クラウドサービスは広い領域で企業の業務効率化に貢献しているのはもちろんのこと、消費者向けサービスとしても普及が進んでいます。クラウドゲーミングサービスのGeForce NOWは、ブランド認知の高さとユーザビリティの高さから、今後のクラウドゲーム市場を牽引するプラットフォームになると期待されています。

本記事では、そんなGeForce NOWが本格的なMac対応が進んだことで、どのような影響をゲーム業界に与えるのかについて、解説します。

目次:

  1. GeForce NOWについて
  2. クラウドゲーミング市場の概況
  3. GeForce NOWがもたらすメリット
  4. GeForce NOWのApple M1対応について
  5. GeForce NOWがMacで利用できると何が変わるのか

GeForce NOWについて

GeForce NOWは、GPUメーカーとして名高いNVIDIA(エヌヴィディア)が提供するクラウドゲーミングプラットフォームです。日本ではソフトバンク、及びauがアライアンスパートナーとしてサービスの提供を進めており、既存の通信回線やユーザーデータを生かした普及が見込まれます。

そもそもクラウドゲームとは、オンライン経由で配信されるゲームを、オンライン上で動作させる新しいゲーム体験です。これまでゲームをオンラインに接続し、世界中のプレイヤーと対戦することは可能でしたが、ゲームはあくまで現物を各ユーザーが自前で用意する必要がありました。

しかしクラウドゲーミングプラットフォームでは、ゲームそのものをオンライン経由で提供し、ベンダーのサーバー上で動作することを実現します。ゲーム機やゲームソフトを持っていない人でも、月々のライセンス料金さえ支払えば、自前のPCやスマホなどから自由にゲームを遊ぶことができます。

クラウドゲームはストリーミングサービスの一種としても知られており、映画見放題のサービスがNetflix、音楽聴き放題のサービスがSpotifyとすれば、GeForce NOWはゲーム遊び放題のサービスと言えるでしょう。

クラウドゲーミング市場の概況

クラウドゲーミング市場は、通信回線の進化やクラウドサービスの浸透に伴い、急速に拡大しています。2021年12月に発表された調査によると、2022年から2030年までの間に年平均成長率(CAGR)57.4%で成長し、2030年には219億5,400万ドル、日本円にして3兆円近い市場になるという予測が立てられています*1。

映画や音楽の主要産業がストリーミングサービスへと移行したのと同様、今後はゲーム消費についてもクラウド経由のストリーミングサービスが主流となる可能性は十分にあるでしょう。

GeForce NOWがもたらすメリット

GeForce NOWの利用によって、ユーザーは通常のゲームプレイングとは異なる多様なメリットを受けられます。

いつでもどこでもゲームを遊べる

まず、GeForce NOWではPCはもちろん、スマホやWebブラウザからでも遊ぶことができるため、いつでもどこでも場所にとらわれることなくゲームを遊べるのが特徴です。

GeForce NOWで配信されているゲームはいずれもPC向けのゲームであり、軽量なスマホゲームに比べボリュームやクオリティの面で大きく優っているため、スマホからこういったゲームが遊べるというのは革新的なサービスと言えます。

ハイスペックなPCを用意する必要がない

GeForce NOWはオンライン経由で別の場所にあるコンピュータを使ってゲームを動作させるため、ハイスペックなPCを用意する必要はありません。これまでは動作基準を満たすPCを用意できなければPCゲームを遊ぶことはできませんでしたが、GeForce NOWがあればスマホからでも簡単にPCゲームを遊べます。

複数のストアをまたがってゲームを遊べる

GeForce NOWを経由して、さまざまなゲームを遊ぶことができるため、複数のゲームストアをあれこれ探し回ってゲームを購入したり、別個に管理する必要もありません。これまではPC上で丁寧に管理しなければ、ゲームを起動するのが億劫なものでしたが、GeForce NOWでは一括してゲームを管理できるため、ユーザビリティの改善に貢献します。

GeForce NOWのApple M1対応について

そんな優れた利便性を備えるGeForce NOWですが、2022年5月のアップデートによって、Macユーザー向けの改善が行われました*2。

GeForce NOW 2.0.40 アップデートでネイティブ対応へ

2022年に公開されたGeForce NOW 2.0.40アップデートでは、新型Macに搭載されているApple M1チップに公式対応しました。つまり、最新のMac製品のスペックを存分に発揮できる環境が整備され、Appleユーザーがますますプレイしやすい環境へと改善が行われています。

これまで、PCの代名詞といえばWindows OSでしたが、最近ではMacユーザーの数も確実に増えています。PCゲームもその多くはWindows向けの製品でしたが、GeForce NOWの登場によって、Appleでも遊ぶことができます。

その他の機能改善について

また、今回のアップデートではWin/Macを問わない改善も行われました。サービス内のゲーム検索機能や、対応作品の追加など、より多くのユーザーにとって有益なアップデートが継続的に行われています*3。

GeForce NOWがMacで利用できると何が変わるのか

GeForce NOWをMacで利用できることは、従来のゲーム体験を大きく変えるきっかけになると考えられます。

OSに制限されないゲーム体験の実現

まず、OSに制限されないゲーム体験の実現です。これまではWindowsユーザーに限定されていたPCゲームは、Macに限らずスマホユーザーにも裾野が広がったことで、より多くの人が親しめるようになりました。これまではマニアックな趣味とされてきたPCゲームも、GeForce NOWの普及により、既存のスマホゲームと同じような感覚で遊ばれるようになるでしょう。

ゲーム文化の醸成と更なるゲーム市場の発展

2つ目の変化は、ゲーム市場の発展です。より多くの人がPCゲームに親しめるようになったことで、ゲーム市場そのものが巨大化・一体化し、より優れたタイトルの登場や、新しいタイトルの出現を促します。

現在はスマホゲームと家庭用ゲーム、PCゲームという3つの領域が別個に存在していますが、クラウド経由でどこからでもハイスペックなゲームを楽しめるようになれば、「クラウドゲーミング」という1つの市場に資本とユーザーを集約し、大作の出現や、ゲーム文化の更なる発展を促進できるでしょう。

まとめ

クラウドゲーミングは今後成長が期待されている分野ですが、GeForce NOWはそんな同市場のパイオニアとして、多くのゲームユーザーを創出する可能性を持ったサービスです。Macユーザー向けのネイティブ対応が行われた今、今後はサービスの普及とともに、より優れたサービスの改善や対応ソフトの登場が期待されます。

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参考:
*1 PRTimes「クラウドゲーミング市場は2030年まで年平均成長率57.4%で成長する見込み」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004123.000067400.html
*2 NVIDIA「GeForce NOW のアップデートによりApple M1 プロセッサにネイティブ対応、今週は 13 作品が新たに対応 」
https://blogs.nvidia.co.jp/2022/05/13/geforce-now-thursday-april-28/
*3 *2に同じ

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