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Autodesk Platform Services (旧 Forge)で駆動するアプリケーションは?代表的なAPIをご紹介

Autodesk製品は、ハイエンドなCAD・BIMサービスが揃っているため、導入を検討している方も多いものです。ですが、各種サービスはAutodeskが別途提供しているAutodesk Platform Services (旧 Forge)を併用することで、更なるポテンシャルを発揮します。

今回はAutodesk Platform Services (旧 Forge)が提供する各種アプリケーションやAutodesk Platform Services (旧 Forge)運用のポイントについて、解説します。

目次:

1.Autodesk Platform Services (旧 Forge)の概要
2.Autodesk Platform Services (旧 Forge)活用のメリット
3.Autodesk Platform Services (旧 Forge)の代表的なAPI
4.Autodesk Platform Services (旧 Forge)運用のポイント

Autodesk Platform Services (旧 Forge)の概要

APS (旧 Forge)は、Autodesk上で運用できる各種クラウドサービスを利用するための、プラットフォームサービス(PaaS)です。

通常、Autodesk製品は有料のライセンスを購入することで、各種製品に応じた機能を利用することができますが、APS (旧 Forge)はそれらの製品とは別途クレジットを購入して利用することができるサービスです。

APS (旧 Forge)が提供する各種サービスを活用することで、Autodesk製品を使った生産性をさらに高め、自社にフィットする形でストレスのない運用を可能にしてくれます。

Autodesk Platform Services (旧 Forge)活用のメリット

APS (旧 Forge)の導入メリットは、以下の点にまとめることができます。

作業を自動化して業務効率化が進む

APS (旧 Forge)導入の大きなメリットが、業務効率化です。APS (旧 Forge)上で各種開発アプリを利用することで、Autodesk製品のカスタマイズを効率よく行えるため、定型業務を自動化するためのアプリ開発を行い、余計な作業負担の軽減を促します。

ルーティンワークが自動化すれば、時間のかかる作業に人手が奪われる心配がなくなるので、人材不足の解消に役立ちます。また、プログラムによる自動処理はケアレスミスの心配もないため、ダブルチェックなどの確認作業に時間を奪われる心配もありません。

データ活用を促進する

APS (旧 Forge) Platform Services (旧 Forge)の導入は、間接的に社内のデータ活用を促進する働きも期待できます。APS (旧 Forge)による作業効率化を実行するためには、各種業務フローを文字に起こす必要があります。

その際、具体的な数値情報や業務の自動化に向けたフローの定型化を行う必要があるため、この過程で生まれたデータや改変したフローを活用し、組織内の業務全体にその経験を活かすことができます。

これまで各種業務が属人化していたり、デジタルデータ化されていない情報の獲得に苦労していたりする企業では、APS (旧 Forge)活用を通じてデジタル化を一気に推進できるでしょう。

業務のクラウド化が進み働き方改革につながる

APS (旧 Forge)はパッケージ製品ではなく、クラウド環境で利用できるサービスです。クラウドを介してアプリ開発のための各種APIを提供するので、活用の際にはオンライン環境で業務を遂行することとなります。

APS (旧 Forge)rm Services (旧 Forge)を使った業務はオンライン環境が整っていれば、どこからでも進められるようになるため、オフィスワークに縛られない働き方を実現します。リモートワーク導入などの働き方改革を検討している際にも、APS (旧 Forge)はその推進力となってくれるでしょう。

Autodesk Platform Services (旧 Forge)の代表的なAPI

ここで、APS (旧 Forge)を経由して利用ができるAutodeskの主なAPIについてご紹介します。

Design Automation API

Design Automation APIは、元々はAutoCADの作業効率化を目的として開発されたAPIです。AutoCAD上で作成したデータからUI情報を取り除き、クラウド環境でデータを実行できるよう促せる便利なツールです。

最近ではAutoCAD以外の製品でも利用ができるようアップデートされ、RevitやInventorといった人気のAutodesk製品でも動作します。

Model Derivative API

Model Derivative APIは、クラウド上に保管しているデータのファイル形式を変換し、多様な製品での運用を可能にするAPIです。

BIMやCADは便利なツールですが、他社製品同士での運用に際してはファイル形式の互換性の問題もあり、効率的な情報共有を妨げることもありました。Model Derivative APIを導入することで、このようなファイル形式を原因とする互換性の問題を瞬時に解決できるため、関係者間のコラボレーションを促進します。

Data Management API

Data Management APIは、クラウド上におけるデータ管理を効率化する機能を提供するAPIです。複数製品を使ってデータを生成、及び保存する場合も、このAPIがあれば一つのアカウントにまとめて実行できるため、データ管理が煩雑になる問題を回避できます。

OAuth

OAuthは、APS (旧 Forge)利用に当たってAutodesk製品の各種認証をひとまとめに管理できるAPIです。

情報セキュリティ対策の重要性は、サイバー攻撃の増加に伴い高まっていますが、OAuthの導入によってAutodesk製品の認証権限を一括で管理し、情報流出やアカウントの乗っ取りといった被害リスクを回避できます。

Autodesk Platform Services (旧 Forge)運用のポイント

APS (旧 Forge)s (旧 Forge)は各種アプリを利用するためのプラットフォームとしての役割を果たしてくれます。最後にAPS (旧 Forge)運用をより効果的なものにするためのポイントについて、ご紹介します。

複数のAutodesk製品運用時に導入を検討する

APS (旧 Forge)は単体での活躍は期待できず、導入済みのAutodesk製品の活躍をサポートするためのサービスです。そのため、APS (旧 Forge)運用を検討する際にはまずRevitやAutoCADといった本格的な製品の導入を始め、その上で必要な機能や改善点をまとめ、APS (旧 Forge)の活用によってそれを補うというアプローチが良いでしょう。

活用事例を参考にしながら導入を検討する

APS (旧 Forge)の導入事例はすでに国内でも登場しており、確かな成果が現れつつあります。APS (旧 Forge)をいきなり導入しても、どんな問題を解決できるのか、どのように使うのが効果的なのかがわからないため、そのポテンシャルを十分に発揮できません。

まずはAPS (旧 Forge)の活用事例を参考にしながら、どんな運用アプローチが良いのかを考えると良いでしょう。

業務のデジタル化をAPS (旧 Forge)外でも進める

APS (旧 Forge)の活用によって、BIM・CAD業務の多くをデジタル化することができます。ただ、デジタル化による恩恵を最大限活用するためには、APS (旧 Forge)以外の業務においてもデジタル化を推進する必要があります。

日頃から書類の電子化やデジタルデータの収集などに取り組み、APS (旧 Forge)を起点としたデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現しましょう。

まとめ

APS (旧 Forge)は多様なAutodesk製品の穴を埋める、かゆいところに手が届く便利なクラウドプラットフォームです。APS (旧 Forge)上では多様なAPIが提供されており、各社のニーズに応じたサービス活用が期待できます。

導入の際は先行事例や各種APIの効果を確認の上、適切な運用を進めましょう。

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