1. TOP
  2. ブログ
  3. ハイパーオートメーションでビジネスが変わる RPAだけじゃない役立つツールを紹介

ハイパーオートメーションでビジネスが変わる RPAだけじゃない役立つツールを紹介

ハイパーオートメーションは、ガートナー社が2020~2022年の戦略的テクノロジーのトップトレンドに選出した概念です*1。ハイパーオートメーションと聞くと、RPAのような単なるパソコンの事務作業の自動化をイメージする方もが多いかもしれません。しかし、実際には、ハイパーオートメーションはRPAをはじめとした複数の最新技術を高度に活用したソリューションです。

この記事では、ハイパーオートメーションの概要やビジネスへの影響を解説します。また、ハイパーオートメーションに取り入れられることの多いシステムを紹介するので、ハイパーオートメーションによる生産性の向上を検討している方は、ぜひご覧になってみてください。

ハイパーオートメーションとは*1

ハイパーオートメーションとは、さまざまなコンピューター技術を活用し、複数のシステムを連動させながら業務の自動化を図ることです。アメリカのガートナー社が戦略的テクノロジーのトップトレンドとして挙げたことから注目を集め、現在では多くの企業で導入が進められています。

ハイパーオートメーションの実現を支援している日本IBM株式会社は、ハイパーオートメーションのプロセスを下図の3ステップで表現しています。

ハイパーオートメーションの3ステップ

*1

引用)日本IBM株式会社「3分で読める|ここまで来た、Hyper Automation!」

https://www.ibm.com/blogs/smarter-business/business/ic-hyper-automation/

この3ステップを乗り越えてハイパーオートメーションを実現するまでには、業務の徹底的な見直しやAIの導入、継続的なモニタリング・フィードバック、ハイパーオートメーションに取り組める人材の確保など、多くの壁があります。

この壁を乗り越えるには、実際に仕事をしているメンバーに負担をかけることになります。そのため、ハイパーオートメーションに取り組むヴィジョンを明確にし、メンバーの理解を得ることが大切です。また、取り組むのはメンバーが直面している課題にフォーカスし、日々の負担の軽減を実感してもらいましょう。そうすることで、メンバーが前向きに取り組むようになり、ハイパーオートメーションの実現に役立つフィードバックを得られるようになります。

RPAとの違い*2

ハイパーオートメーションと混同されやすいのが、「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」です。RPAは、人が行っていた定型作業をデジタルシステムで自動的に行うことです。例えば、交通費精算の確認、売上の集計報告、勤怠データの集計、倉庫の在庫管理などが自動化の例として挙げられます。

ハイパーオートメーションは、RPAで特定の業務を自動化するだけでなく、AIの導入やアプリケーション開発なども行いながらより広範なプロセスを自動化することを指します。前述の日本IBM株式会社の3ステップに当てはめると、RPAは点もしくは線の自動化です。ハイパーオートメーションを実現するためには、他のプロセスも巻き込んで自動化を進め、ビジネス全体(面)へと広げていく必要があります。

ハイパーオートメーションでビジネスはどう変わる?

ハイパーオートメーションが実現すると、ビジネスはどのように変わるのでしょうか。ここでは、後述するハイパーオートメーションに組み込まれるシステムによって得られる効果を紹介します。単なる自動化による労働力削減だけに留まらない効果をイメージしてみてください。

業務効率化・生産性向上*2

ハイパーオートメーションによる効果で最もイメージしやすいのは、業務の効率化や生産性向上です。ハイパーオートメーションは、RPAをはじめとした24時間体制の自動化システムを含むため、安定して生産力を高めることができます。ミスによる手戻りが発生しないことも効率アップに繋がる要因です。

コンピューターに作業を任せられる分、人間の作業時間が増えることもハイパーオートメーションによる大きな効果です。単純作業に充てていた時間を使ってアイディア創出やデータ分析が行えるようになります。更なる効率化の計画、新たなビジネスヴィジョンの獲得など、大きなチャンスに繋げられるかもしれません。

データの一元連携*2*3

ハイパーオートメーションは、幅広い分野の業務を連携させるため、アプリケーションやデータをiPaaSなどにより一元連携させます。これにより、スムーズにデータを扱えるようになり、シームレスなワークフローが実現可能です。チーム間のやり取りをしやすくなるため、連携強化による大きな相乗効果を期待できます。

一元管理されたデータはメインシステムに蓄積され、ビッグデータとして機能します。AIや深層学習を導入すればビッグデータの分析を行うことができ、ビジネスチャンスの発見やリスク回避に役立てることができます。AIによる分析・解析能力はまさに日進月歩の様相を呈しているため、最新情報をチェックしながら効果的に導入していきましょう。

最適なアプリケーション*4

ハイパーオートメーションの過程では、業務の最適化のために必要なツールやアプリケーションの開発を行うのが一般的です。現在は、「ローコード」「ノーコード」と表現される簡易的なアプリケーション開発サービスが提供されています。実務の状況に合わせて最適なアプリケーションを用意できるため、効率的かつストレスフリーな作業環境を構築できます。

スキルの属人化の防止*2

従来は、専門分野だけでなく、単純な事務作業においてもスキルの属人化が進んでいました。担当者の不在で作業が止まってしまう経験をしたことがある方も多いのでないでしょうか。ハイパーオートメーションによる作業の自動化が実現すれば、誰でも作業を進められるようになります。

また、専門的な知識を持っていない人でも専門分野の仕事を進められるようになります。そのためには、高度な知識や操作が必要な作業をコンピューターで自動化しなければいけません。専門家の叡智をシステムに落とし込むには大きな労力がかかりますが、専門的な作業の担い手を増やせるのは大きなメリットです。

顧客満足度の向上

システムの自動化、生産性向上、最適なアプリケーションの開発といったメリットは、顧客満足度の向上にも繋がります。例えば、顧客の質問に対して、チャットボットとAIにより24時間体制で専門的な回答ができれば、顧客はいつでも必要なサポートを受けられます。顧客満足度を向上し、機会損失を防ぐには効果的な手段です。

また、生産性向上により、データの分析や新たなサービスの開発に時間を充てられるようになることも顧客満足度を向上できる要因です。顧客が本当に求めているサービスを提供できるように、ニーズやインサイトの深堀りに時間を活用していきましょう。

ハイパーオートメーションに役立つツール

ここでは、ハイパーオートメーションで役立つツール・システムのうち、前章と関係の深いRPA、iPaaS、LCAP、AI・MLを紹介します。これらは、ハイパーオートメーションで導入されることの多いツールです。他にも役立つツールは数多く存在するので、自社のビジネスにぴったりのツールを探してみましょう。

RPA(Robotic Process Automation)*2

RPA(Robotic Process Automation)は、人間が行っていた定型的な作業をコンピューターにより自動化することを指します。特定の作業のみの自動化であり、ハイパーオートメーションのスタート地点と捉えることもできます。

iPaaS(Integration Platform as a Service)*3

iPaaS(Integration Platform as a Service)は、データを一元管理するシステムです。アプリケーションやプラットフォーム、サーバーなどのシステム的な境界を跨いでデータを統合できるのが、iPaaSのメリットです。スムーズかつミスのないデータの受け渡しにより、シームレスなワークフローの実現を支援します。

LCAP(Low Code Application Platform)*4

LCAP(ローコード開発)とは、直感的な操作でアプリケーションを開発するサービスです。長らく日本ではローコード開発は流行りませんでしたが、海外では積極的に開発が進められてきました。

現在のローコード開発サービスを使うと、アプリケーションの開発にプログラミングはほぼ必要ありません。ハイパーオートメーションを実現するには、最適なアプリケーションの開発が必須であることもあり、改めてローコード開発が注目を集めています。

AI・ML(Artificial Intelligence・Machine Learning)*2

AI(人工知能)やML(深層学習)もハイパーオートメーションで活躍している技術です。ハイパーオートメーションを幅広い分野に拡大するためには、さまざまなデータを分析・活用する必要があります。AI・MLを取り入れることで、文字だけでなく画像・音声・動画といったデータも認識することが可能です。AI・MLは、ハイパーオートメーションをビジネス全体に広げるのに大きな役割を担っています。

おわりに

自社だけでなく、ビジネスパートナーも巻き込んでハイパーオートメーションを実現できれば、大きなビジネスチャンスを生むことができます。コンピューターができることはコンピューターに任せ、人間はニーズやインサイトの分析、新たなサービスの開発などに集中するのが大切です。

大手ゼネコンBIM活用事例と 建設業界のDXについてまとめた ホワイトペーパー配布中!

❶大手ゼネコンのBIM活用事例
❷BIMを活かすためのツール紹介
❸DXレポートについて
❹建設業界におけるDX

*1

出所)日本IBM株式会社「3分で読める|ここまで来た、Hyper Automation!」

https://www.ibm.com/blogs/smarter-business/business/ic-hyper-automation/

*2

出所)株式会社日立ソリューションズ・クリエイト「ハイパーオートメーションのメリット・デメリットやRPAとの違いを解説」

https://www.hitachi-solutions-create.co.jp/column/technology/hyperautomation.html

*3

出所)NTTコミュニケーションズ株式会社「iPaaSとは? 機能やメリット、活用事例を紹介」

https://www.ntt.com/business/sdpf/knowledge/archive_59.html

*4

出所)株式会社日経BP「グーグルやAWSも参戦、「ローコード開発」はなぜ活況なのか」

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01364/071300001/

    ホワイトペーパーフォームバナー

    【DL可能な資料タイトル】

    • ・プログラムによる建築/土木設計のQCD(品質/コスト/期間)向上
    • ・BIM/CIMの導入から活用までの手引書
    • ・大手ゼネコンBIM活用事例と建設業界のDXについて
    • ・デジタルツイン白書
    • ・建設業/製造業におけるデジタルツインの実現性と施設管理への応用

    詳細はこちら>>>

    PAGE TOP