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Revitの動作環境(推奨スペック)はどれくらい?パソコン買い換えのタイミングも解説

「Revitを使いたいけど、自分のPCで使える?」
「Revitの動作環境(推奨スペック)を調べたけど、いまいちよくわからない」

こんなお悩みをお持ちではないでしょうか?
この記事では、Revitがサクサク動くPCの動作環境についてご紹介します。

最初にRevitの動作環境を確認して、自分のPCのスペックを調べていきましょう。
お使いのPCが動作環境を満たしていなかった場合は、対処法も解説していますので参考にしてみてください。

「新しいPCを買うしかない?」とモヤモヤしている方も、今がそのタイミングがどうか納得いくまで調べてみましょう。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります

1.Revit 2024の動作環境
2.自分のPCのスペックの調べ方
3.自分のPCがRevit 2024の動作環境を満たしていなかったときの対処法

Revitの動作環境は?

まずは、Autodesk Revit 2024の動作環境を見ていきましょう。

Revitの動作環境を3種類から選ぼう

Revitの動作環境は、最小モデル・中規模モデル・大規模モデル用の3種類があります。(*1)
それぞれ、エントリレベル・バリュー・パフォーマンスという名称になっています。

3種類の違いは、扱うデータの大きさです。
Revit はBIMソフトウェアなので、「扱う建築物の大きさ」ということになります。
これからRevitで作業する建築物の規模に応じて、動作環境を選びましょう。

例えば、一般的な住宅の設計なら最小モデル、オフィスビルなら中規模モデル、大規模建築なら大規模モデルといったイメージです。(*2)

作業内容が決まっていなかったり、迷っている場合は、中規模モデルでスタートしてみましょう。

Revit 2024の動作環境・バリュー(中規模モデル)

ここからは、バリュー(中規模モデル)の動作環境を見ていきましょう。(*1)

OS:64ビット版 Microsoft® Windows® 10 または Windows 11
CPU:Intel® i-Series、Xeon®、AMD® Ryzen、Ryzen Threadripper PRO。2.5 GHz 以上
メモリ:32 GB の RAM
ビデオアダプタ:Shader Model 5 搭載の DirectX 11 対応グラフィックス カードおよび 4 GB以上のビデオ メモリ

OSについては、Windows 10が発売されたのは2015年なので、2016年以降に販売されたPCを購入している場合は問題ないでしょう。(3) CPUは、ミドルクラス以上のPCを購入していればクリアしているはずです。(4)

メモリは32GBとなっているので、例えばゲーミングPCで最上位クラスのPCを購入していればクリアしているでしょう。(5) また、AutoCAD 2024の推奨スペックも32 GBとなっているので、もしAutoCAD 2024をすでに使っている場合は問題なく使用できます。(6)

ビデオアダプタ(グラフィックボード)の「Shader Model 5」とは、グラフィック描画に必要なプログラムのことです。(7) DirectX 11は、グラフィックの華麗なPCゲームなどが問題なく動くためのソフトウェアです。(8)
どちらも、お使いのPCがDirectX 11に対応していれば問題ないでしょう。(*9)

以上がRevit 2024の動作環境です。
後の項目で、自分のPCのスペックの確認方法を紹介していますので、確認してみましょう。

MacでRevitを使う方法

上の項目でご紹介したように、Revitの動作環境は、Windowsとなっています。
となると、Macでは使えないのですが、仮想ハードウェア環境を作成することで、MacでもRevitを使うことができます。(*10)

ただし、仮想マシン内での起動なので、WindowsのPCで使うよりも動作が遅くなります。(*11)
可能であれば、WindowsのPCを使った方が快適に作業できるでしょう。

自分のPCのスペックの調べ方

Revitの動作環境について、確認できましたでしょうか?
ここからは、自分のPCのスペックを調べていきましょう。

CPUのスペックを調べるには

CPUのスペックを調べる方法はこちらです。

1.Windowsの画面で「スタート」をクリック
2.歯車アイコンの「設定」をクリック
3.「システム」をクリック
4.左側パネルの一番下の「詳細」をクリック

詳細情報の「プロセッサ」の欄を確認します。
CPUの種類と周波数が確認できます。

メモリのスペックを調べるには

メモリのスペックを調べる方法はこちらです。

1.Windowsの画面で「スタート」をクリック
2.歯車アイコンの「設定」をクリック
3.「システム」をクリック
4.左側パネルの一番下の「詳細」をクリック

詳細情報の「実装RAM」の欄を確認します。
RAMの容量が確認できます。

ビデオアダプタ(グラフィックボード)のスペックを調べるには

ビデオアダプタ(グラフィックボード)のスペックを調べる方法はこちらです。

1.Windowsの画面で「スタート」をクリック
2.歯車アイコンの「設定」をクリック
3.「システム」をクリック
4.左側パネルの一番上の「ディスプレイ」をクリック
5.右側パネルの下部の「ディスプレイの詳細設定」をクリック
6.「ディスプレイ1のアダプターのプロパティを表示します」をクリック

「アダプター」タブを確認します。
ビデオアダプタの種類と、ビデオメモリの容量が確認できます。

DirectX のバージョンを調べるには

DirectXのバージョンを調べる方法はこちらです。

1.Windowsの画面で「スタート」をクリック
2.検索ボックスに「dxdiag」と入力する
3.「開く」をクリックして、「DirectX 診断ツール」を起動する

「システム」タブを確認します。
DirectX のバージョンが確認できます。

自分のPCがRevitの動作環境を満たしていなかったときの対処法

PCのスペックは確認できましたでしょうか?

「Revitの推奨スペックを満たしていないけど、そこまで数字が離れているわけでもない」
こんな場合は、無償体験版をダウンロードして動作を確認してみましょう。

今後、お仕事で本格的にRevitを使うなら、PCを購入した方がいいでしょう。
しかし、「Revit Architecture ユーザー資格の取得のために簡単な操作を勉強したい」などの軽めの使用を想定している場合は、まだPCを購入するのは早いかもしれません。

Revitは無償体験版があり、30日間の利用が可能です。
今のPCで本当にRevitが動かないのかどうか、一度試してみてはいかがでしょうか。

Revitの動作環境を満たすPCの最安値は?

お使いのPCでRevitの動作環境を満たせなかった場合は、PCの新規購入を検討するタイミングです。
ソフトウェアが快適に動かなければ業務に支障が出るので、必要な設備投資といえるでしょう。

ここからは、Revitの動作環境を満たすPCはどれくらいの価格なのか見ていきましょう。(記事執筆時点2024年4月4日)

Revitの動作環境を満たすデスクトップPC

価格ドットコムで、Revitの動作環境を満たすデスクトップPCを検索してみましょう。
検索したスペックはこちらの条件です。

・OS:Windows 11 Home
・CPU世代:Ryzen 7000シリーズまたは第14世代 Core プロセッサー
・ビデオメモリ:4GB以上
・メモリ容量:32GB以上
・CPU周波数:3.2GHz以上
・CPU種類:Core i9またはCore i7、Ryzen 9またはRyzen 7

こちらの条件で検索にヒットしたデスクトップPC221製品のうち、最安価格がTSUKUMOの199,800円となりました。(記事執筆時点2024年4月5日)(*13)

Revitの動作環境を満たすノートPC

次に、Revitの動作環境を満たすノートPCも検索してみましょう。
検索したスペックはこちらの条件です。

・OS:Windows 11 Home
・CPU世代:Ryzen 7000シリーズまたはRyzen 8000シリーズ
・ビデオメモリ:6GB~16GB未満
・メモリ容量:32GB~64GB未満
・CPU周波数:3.2GHz以上
・CPU種類:Ryzen 9またはRyzen 7

こちらの条件で検索にヒットしたノートPC9製品のうち、最安価格がマウスコンピューターの169,800円となりました。(記事執筆時点2024年4月5日)(*14)

まとめ

Revitの動作環境は、バージョンを重ねるごとにスペックが上がってきています。
今からPCを購入するなら、最新バージョンのRevit 2024が余裕を持って使えるPCを選んだほうが、長く快適に使えるでしょう。
これからどれくらいの時間、どんな使い方でRevitを使っていくのかイメージしながら、快適な動作環境を作ってみてはいかがでしょうか。

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◆参考URL

*1 Autodesk『Revit 2024 製品の動作環境』

https://www.autodesk.co.jp/support/technical/article/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-Revit-2024-products.html

*2 BIM CHANNEL BLOG『Revitが快適に動くパソコン推奨スペックとは(実機を紹介)』

https://facirich.co.jp/revit-recommended-specs/

*3 PC Watch『Windows 10は7月29日公開決定』

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/704811.html

*4 ドスパラプラス『CPUの性能比較表|2024年最新版』

https://dosparaplus.com/library/details/001536.html

*5 NEC LAVIE公式サイト『ゲーミングPCに必要なメモリは何GB?ストレージとの違いも解説』

https://www.nec-lavie.jp/products/contents/gamingpc-memory.html

*6 Autodesk『AutoCAD 2024 including Specialized Toolsets の動作環境』

https://www.autodesk.co.jp/support/technical/article/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-AutoCAD-2024-including-Specialized-Toolsets.html

*7 4Gamer.net『[GDC 2016]シェーダモデル6.0がやってくる! Microsoftが語った「次のDirectX」』

https://www.4gamer.net/games/033/G003329/20160317117/

*8 Microsoftサポート『最新版の DirectX をインストールする方法』

https://support.microsoft.com/ja-jp/topic/95-d1f5ffa5-dae2-246c-91b1-ee1e973ed8c2

*9 Autodesk『Revitの動作環境にグラフィックス カードは Shader Model 5 搭載と記載されておりますが、どのように確認できますか』

https://www.autodesk.co.jp/support/technical/article/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/kA93g000000Xf9F.html

*10 Autodesk『MacintoshシステムでRevitを使用する』

https://www.autodesk.co.jp/support/technical/article/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/Autodesk-Revit-2017-on-Mac-OS-X.html

*11 Autodesk『RevitでParallelsを実行するとパフォーマンスが低下する』

https://www.autodesk.co.jp/support/technical/article/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/Slow-performance-when-running-in-Parallels-in-Revit.html

*12 Autodesk『Autodesk Revit: 設計と施工のための BIM ソフトウェア』

https://www.autodesk.co.jp/products/revit/overview?term=1-YEAR&tab=subscription

*13 価格.com『CPU種類:Core i7のデスクトップパソコン 人気売れ筋ランキング』

https://kakaku.com/pc/desktop-pc/itemlist.aspx?pdf_Spec102=29,40,42,47&pdf_Spec107=21&pdf_Spec111=21,22&pdf_Spec202=3000-3200,3200-3400,3400-3600,3600-4000,4000-&pdf_Spec315=32-64,64-&pdf_Spec317=11-,4,6,8

*14 価格.com『CPU:Core i7のノートパソコン 人気売れ筋ランキング』

https://kakaku.com/pc/note-pc/itemlist.aspx?pdf_Spec101=39,53,54,56,63,65&pdf_Spec105=29&pdf_Spec113=22,23,25,26&pdf_Spec201=3000-3200,3200-&pdf_Spec205=12288-16384,4096-6144,6144-8192,8192-12288&pdf_Spec308=32-64

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