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Revit入門者必見!公式トレーニングテキスト&動画を初心者向けに解説

Revitは、オートデスクの公式サイトに学習用のテキストや動画が準備されています。

すべて無償で閲覧できるため、できるだけコストをかけずにRevitの操作方法を身につけたい方におすすめです。

この記事では、公式トレーニングテキストを中心に、Revitを独学でマスターするための学習リソースについてご紹介します。

これからRevitの学習を始める方向けに、Revitの概要と、初級者から上級者向けのトレーニング教材を順にまとめています。

Revitを独学でマスターしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります

1.RevitとはどんなCAD?

2.Revitを独学で学ぶための学習リソース(初心者向け・中~上級者向け)

3.Revit入門者向けのトラブルシューティング方法

RevitとはどんなCAD?

Revitとは、オートデスクのBIMソフトウェアです。(*1)

Revitを使うメリットは、シェアの高さによる互換性の確保です。

2022年2月に株式会社LIXILが実施した「BIMデータに関する利用実態調査」によると、導入済みのBIMソフトの形式として、38.7%が「Revit」と回答し、1位となっています。(ARCHICADと同列1位)(*2)

一方で、Revitの欠点は「Mac版がない」ことが挙げられます。(*3)

仮想化ソフトウェアなどを利用すれば、Windows版をMacにインストールすることも可能ですが、Windows版よりもパフォーマンスが低下します。

Revitを使う際は、WindowsがインストールされたPCを準備するのがおすすめです。

Revitの費用は?

Revitの費用について見ていきましょう。

Revitの購入はサブスクリプションで、1か月・1年・3年の3種類があります。

ここでは最も人気のある1年の価格をご紹介します。(*4)(*5)

・Revit:453,200円(税込)1ユーザー・1年

・Revit LT:83,600円(税込)1ユーザー・1年

機能を抑えたライト版の「Revit LT」と比較すると、価格にかなり差があることがわかります。

では次に、Revit LTとRevitとの違いを確認してみましょう。

RevitとRevit LTとの違いは?

Revit LTとRevitの違いは、高度な機能の有無です。(*6)

Revitならワークシェアリングや高度なシミュレーション解析などの機能が利用できますが、Revit LTにはこれらの機能が含まれていません。

Revit LTでできることは、基本的な3D モデリングとドキュメント作成ツールの利用です。

ワークシェアリングなどの高度な機能が必要な場合はRevit、モデリングとドキュメント作成で十分な場合はRevit LTを選ぶといいでしょう。

Revitを独学で学ぶための学習リソース:初心者向け

Revitは、独学である程度学べる学習ツールが準備されています。

動画や書籍などさまざまな種類があるので、自分に合うものを探してみてください。

最初に、初心者向けの動画からご紹介します。

基本的な使い方から上級編まで学べる学習動画

オートデスクの「BIMオープンカレッジ(動画学習)」は、使い方・初級編・中級編・上級編の4つのカテゴリで公開されています。(*7)

「Revitの使い方」では、Revitの基本的な操作を13種類の動画で学べます。

それぞれ20分程度の動画なので、学習計画を立てやすいですね。

「上級編」では、意匠設計やレンダリングの応用が学習できます。

Revitの基本的な使い方から順番に学習したい人におすすめです。

土木・インフラ向けのテキスト・動画セット

土木系エンジニアの方には、「Revit土木向けトレーニング」が準備されています。

一般橋梁や擁壁などの作成方法を、テキストと参考手順の動画で学習できます。

中には動画がないコンテンツもあるため、ある程度Revitの操作に慣れてからがおすすめです。

また、土木系エンジニアの方向けに、オンラインセミナーも公開されています。

初心者向けに、Revitの必要性や他のCADとの違いをわかりやすく解説しています。

Revit入門者は、こちらのセミナーから入ったほうが理解しやすいかもしれません。

Revitの学習テキスト「土木技術者のためのRevit入門」

Revitの学習本としてオートデスクで紹介されているのが、「土木技術者のためのRevit入門」です。(*8)(*9)

この本は、一般社団法人 Civilユーザ会が刊行したRevitの入門書です。

Revitの基本的な操作から、橋梁モデルの作成方法、配筋と集計表の作成方法など、基本的な操作方法を丁寧に解説しています。

Revitの基本的なコマンドリファレンスも掲載されているので、手元に一冊、テキストを持っておきたい方におすすめです。

Revitを独学で学ぶための学習リソース:中~上級者向け

ここからは、基本的な操作をマスターした中〜上級者向けに、専門的な操作が学べる学習リソースをご紹介します。

意匠・木造・構造・設備設計向けのトレーニング教材

Revitの基本的な操作に慣れた方には、より専門的な操作が学べる「トレーニング教材」が準備されています。(*10)

トレーニング教材は、次の4種類のカテゴリで作成されています。

・意匠設計向け

・木造在来設計者向け

・構造設計向け

・設備設計向け

意匠設計向けの教材では、企画設計から確認申請図の作成までを学習できます。

設備設計向けでは、Revitの作図を自動化できるプログラミングソフト「Dynamo」のトレーニング教材も準備されています。

Dynamoの入門テキストも準備されているので、基本的な使い方から学習したい方はダウンロードしてみましょう。

YouTube チャンネル「BIM CHANNEL」

「BIM CHANNEL」は、オートデスクの公式サイト「BIM MEP HUB | 建築設備向けコンテンツライブラリ」で紹介されているYouTube チャンネルです。(*11)(*12)

建設業界で10年以上のキャリアがある二上 祥さんが、Revitの基本操作をわかりやすく解説しています。

Revitの操作を広範囲にわたって解説しているため、Revitの操作に困った場合はチェックしてみましょう。

300本以上の動画の中には、AutoCADやDynamoなどの解説動画も含まれています。

Revitお役立ちブログ「Revit Tips」

「Revit Tips」は、オートデスクの公式サイト「BIM MEP HUB | 建築設備向けコンテンツライブラリ」で紹介されている個人ブログです。(*11)(*13) 

クリエイターの「設備BIM頑張るじーさん」さんが、Revitの便利な操作方法をまとめています。

操作画面のスクリーンショットが多く、とても見やすく解説されています。

Revit入門者で、ちょっとした操作に困ったときにおすすめです。

Revit入門者向けのトラブルシューティング

Revitを独学で学習するには、困ったときに頼れるサポート先を確保しておくと安心です。

Revitの操作で困ったら、オンラインサポートとオンラインフォーラムを利用しましょう。

オンラインサポートは、AIチャット「Autodesk Assistant」がお手伝いをしてくれます。(*14)

チャットを入力すると、担当者に連絡して回答を求めるところまでサポートします。

「ライブチャット」の場合、担当者が待機中であれば、短時間で回答が得られる可能性があります。

急いでいない場合なら、オンラインフォーラムに投稿する方法もあります。(*15)

オートデスクのスタッフが回答するケースもあるため、信頼性の高い回答が期待できます。

よくある質問の場合、すでに回答されているケースもあるため、まずは検索してみましょう。

まとめ

Revitを独学でマスターするには、動画やテキストなどの公式トレーニング教材を利用する方法があります。初心者向けから上級者向けまでレベル別に展開しているので、自分に合った教材を探してみましょう。

Revitの操作で困ったときは、オンラインサポートやオンラインフォーラムも利用してみてください。快適な学習環境を整えて、Revit入門をポジティブに進めていきましょう。

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◆参考URL

*1 AUTODESK「BIM ソフトとCAD ソフト Revit とAutoCAD」

https://www.autodesk.com/jp/solutions/revit-vs-autocad

*2 LIXILビジネス情報「【調査レポート】BIMデータに関する利用実態調査(2022年2月実施)」

https://www2.biz-lixil.com/service/proptool/sheet/detail/id=41731

*3 Autodesk Support「MacintoshシステムでRevitを使用する」

https://www.autodesk.co.jp/support/technical/article/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/Autodesk-Revit-2017-on-Mac-OS-X.html

*4 AUTODESK「Autodesk Revit:設計と施工のための BIM ソフトウェア」

https://www.autodesk.com/jp/products/revit/overview?term=1-YEAR&tab=subscription

*5 AUTODESK「Revit LT: 変革をもたらす設計者のための 3D モデリング ツール」

https://www.autodesk.com/jp/products/revit-lt/overview?term=1-YEAR&tab=subscription

*6 AUTODESK「比較  Revit Revit LT」

https://www.autodesk.com/jp/products?compare=revit&compare=revit-lt#

*7 AUTODESK BIM Design 土木・インフラ向け「BIMオープンカレッジ(動画学習)」

https://bim-design.com/library/bim-open-college/

*8 AUTODESK BIM Design 土木・インフラ向け「Autodesk Revit トレーニング教材 Revit土木向けトレーニング」

https://bim-design.com/infra/training/revit.html#revit-08

*9 Amazon「土木技術者のためのRevit入門」

https://www.amazon.co.jp/dp/4822296733

*10 AUTODESK BIM Design 土木・インフラ向け「学習教材」

https://bim-design.com/library/learning/

*11 AUTODESK「BIM MEP HUB | 建築設備向けコンテンツライブラリ」

https://boards.autodesk.com/revit-mep-resources

*12 YouTube「BIM CHANNEL」

https://www.youtube.com/channel/UCdNJGZIifFj6fS1drcgMsZg

*13 note「設備BIM頑張るじーさん」

https://note.com/mepbim_gsan/m/m22a5dbed7aaf

*14 AUTODESK「オートデスク サポートと問題解決 」

https://www.autodesk.com/jp/support

*15 AUTODESK「オートデスク コミュニティ」

https://www.autodesk.com/jp/community

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