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RebroとTfasを変換する方法は?使い分けのポイント

設備設計分野で活躍するCADやBIMソフトにはいくつかの種類がありますが、日本で活躍しているものでポピュラーなのがRebroとTfasです。両者は似たような特性を持っているため、同じ現場で併用される機会もあるものですが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、そんなRebroとTfasの違いについて解説しながら、両ソフトで作成するファイルを変換する方法を紹介します。

目次:

  1. Rebroとは
  2. Tfasの概要
  3. RebroとTfasの違い
  4. RebroからTfasに変換する方法
  5. TfasからRebroに変換する方法
  6. RebroとTfasのどちらを導入すべき?

Rebroとは

RebroはNYKシステムズが提供している、設備設計特化のBIMソフトです。BIMに標準対応しているので次世代の3Dモデリングを導入する上で強力なパートナーとなり、設備設計業務の生産性向上や品質向上に貢献します。

設計から施工、維持管理に至るまで一貫して活躍し、導入企業に多くの恩恵をもたらせるソフトです。

Rebroの強み

Rebroには多く機能が備わっていますが、強みを端的に表すと

  • 国産でありサポートが充実している
  • 直感的な操作に対応している
  • 図面作成機能が充実している

といった点が挙げられます。多くのBIMソフトが海外製品である中、Rebroは珍しく国産の製品です。そのためツールの利用は全て日本語で行えるだけでなく、サポートについても完全日本語対応で、トラブルシューティングの精度に優れます。

Rebroはマウス操作で大半のコマンドを展開できるという、直感性に優れた操作感を備えているのも特徴です。複雑な機能を備えているRebroはその全ての配置を完璧に覚えることは困難な一方、マウス操作を覚えてしまえば初心者でもすぐにソフトを使いこなすことができるでしょう。

CADとBIMの両方に対応しているRebroは複雑な図面設計にも対応しており、ハイエンドなプロジェクトでも効果を発揮します。プロフェッショナルな業務への対応力を求める場合、Rebroは良い選択肢となるはずです。

Rebroの互換性

Rebroは単体での運用のみならず、他の関連製品との連携においても強力な効果を発揮します。

共通規格であるIFCファイルへの対応はもちろん、Revitのような他のBIMソフトとの直接連携や、点群データを扱うInfiPointsとの連携など、互換性の面で苦労することはないでしょう*1。

Tfasの概要

Rebroと似たような機能を備え、同様の人気を誇る製品として挙げられるのがダイテックのCADWe’ll Tfas 11、通称Tfasです。

空調設備や電気設備の領域で広く採用されているTfasは3Dモデリングを前提とする製品で、複雑な設備設計業務を簡潔にまとめ作業を進められることを目的に運用されています。

Tfasの強み

Tfasは既存業務を効率化することを目的に開発されたCADソフトということもあり、生産性向上につながる機能が充実しているのが特徴です。主な強みとしては、

  • 高速・高精細なUI
  • 優れた計算機能
  • BIMモデルとの互換性

が挙げられます。

Tfasの魅力は、3Dを高速で表示できる描画力の高さにあります。大きなデータであっても処理の時間を最小限に抑え、ストレスなく図面を表示できるのが強みです。視点の移動もスピーディで、輪郭や文字も縮尺に合わせ瞬時に描画できる精細さを備えます。

設備設計に不可欠な静圧計算や揚圧計算機能も備え、シミュレーションの効率化と帳票出力の簡略化に努められる製品です。

またBIM製品との連携にも対応し、CADとBIMの併用が必要な場でもシームレスに運用できます。

Tfasの互換性

Tfasは単体での運用だけでなく、各種CAD・BIMソフトとの連携に対応しています。

DWGやDXF、JWWといった主要なファイル形式のインポートとエクスポートをそのまま実行できるため、変換作業にかかる負担を削減できます*2。

RebroとTfasの違い

RebroとTfasはどちらも設備設計に特化した3Dソフトとして高い知名度を誇りますが、それぞれで相違点もあります。

最大の特徴は、BIMの扱いについてです。RebroとTfasは、確かにBIMデータと互換性を備えているという点では共通しているものの、Tfasの場合はBIMデータを読み込むことができるだけで、BIMで作図する機能を備えているわけではありません。

一方のRebroはBimを使った作図が可能であるため、外部のBIMソフトに頼らなくとも、単体でBIMモデルを作成することができます。

BIMに対応しているところだけを見るのではなく、どの程度までBIMで作業ができるのかにも目を向けることが大切です。

RebroからTfasに変換する方法

RebroとTfasでは対応できる業務範囲が異なる場合もあるため、それぞれでファイルを相互に共有しなければならないこともあります。

RebroからTfasにデータを共有したい場合、最適なのはRebroで作成したデータをIFC形式で保存することです。IFC形式で保存することにより、IFCで保存される情報はそのままRebroでも引き続き編集できるので、特別不便を感じる心配はありません。

ただ、IFCファイルに変換するにあたり、ソフトを問わずファイル形式の都合上、文字や寸法、2D図面は消滅してしまいます。これらの要素を消したくない場合、IFC形式に変換しないでデータを保存しておくことも重要です。

TfasからRebroに変換する方法

TfasからRebroにデータを移す場合も、IFC形式でデータを保存し、Rebroで展開すると良いでしょう。

RebroでIFCファイルを読み込む際、通り芯を読み込むかどうかを聞かれるので、これを許可しておきましょう。

IFCファイル形式でTfasのデータを読み込むと、上述の通りおおむねの情報はそのままRebroでも読み込むことができます。ただ、一部の部材が正しく表示されなかったり、Rebroの代替データに変換された形で読み込まれる可能性があるため、その点は注意が必要です。

RebroとTfasのどちらを導入すべき?

RebroとTfasのどちらのソフトをメインの製品とすべきかで悩んでいる場合、ポイントとなるのはやはりBIM業務がどの程度発生するかです。

TfasはBIMデータに対応しているものの、Rebroのように自由なBIMモデリングはできません。そのため、本格的なBIM運用を考えている場合、Rebroの導入を前向きに検討しましょう。

まとめ

この記事では、RebroとTfasの違いについて、データの変換方法に触れながら解説しました。いずれも設備設計の領域で活躍している製品ではあるものの、製品の仕様には微妙な違いがあります。

ファイルの互換性もある程度担保されていますが、100%共有ができるわけではないため、自社の必要性や周囲の導入状況も踏まえて製品を選びましょう。

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出典:

*1 NYKシステムズ「BIMデータ連携」

https://www.nyk-systems.co.jp/feature/bim

*2 ダイテック「他CAD図面との互換性について」

https://www.daitec.jp/info/guide_compatible.html

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