1. TOP
  2. ブログ
  3. 工作機械の生産性を向上する仏製CAM「GO2cam」とは?国内導入事例あり

工作機械の生産性を向上する仏製CAM「GO2cam」とは?国内導入事例あり

はじめに

製造業界では、複雑化する加工工程に対して生産性を維持・向上しながら高品質を追求することが求められています。特に、ベテランの持つノウハウをいかに継承していくか、また新人技術者を短期間で一人前に育てるかといった課題は、さまざまな企業で深刻な問題となっています。そこで注目されているのが、フランスのGO2cam International社が開発したCAD/CAMシステム「GO2cam」です。

画像引用: GO2cam International「March 2024: GO2cam Production unveils version 6.11」https://go2cam.net/news/march-2024-go2cam-production-unveils-version-6-11/

本記事では、この「GO2cam」を導入する利点や機能を事例を交えて解説し、ミーリングや旋盤加工、ワイヤカットなど幅広い加工方法に対応できる魅力をお伝えします。さらに、操作性や工程自動化の可能性、加工プログラムの効率化による若手技術者の早期育成、そして技術力向上による品質面の長期的メリットなども具体的に取り上げます。これらの情報を知ることで、加工現場の課題解決につながるだけでなく、競争力を拡大し、将来的には新人教育やノウハウ登録を含めた「人材と技術の保護」に寄与する可能性まで見えてくるはずです。

また、本記事では導入時に必要となる価格情報やプロセスについても言及します。製造業の現場では、ただ単に高度な3次元CAD環境を導入すればよいわけではなく、実際の生産ラインに落とし込むためのステップが不可欠です。GO2camは無料体験版の提供や製品カタログの公開などを通じて、具体的な情報を得やすいのも特長です。これらを踏まえ、工作機械の生産性を高めたい方だけでなく、新人技術者の教育や長期的な技術力向上を図りたい方にとっても、GO2camの可能性をご紹介していきます。ぜひ機械部品加工や製造業の将来を担う技術者の皆様に、本記事を活用していただければ幸いです。

GO2camの概要と基本機能

GO2camは、複数種類の加工工程と加工方法をサポートする総合的なCAD/CAMシステムです。このシステムは、部品加工の現場で多発する煩雑な手戻りや、複数の加工機による段取りの難しさを大幅に低減してくれます。例えば、ミーリング加工ではポケット加工やフェース加工のほか、高速加工や自動穴加工といった作業を効率化し、最短時間で生産に取りかかることができます。また、旋盤加工やワイヤカットへも柔軟に適用可能で、一つのシステム内でそれぞれの加工プログラムをまとめて管理できる点が大きなメリットです。

GO2camが注目を浴びている理由の一つは、現場向けの操作性が極めて高いことにあります。初心者の技術者でも、ひと通りの操作を学習しやすいユーザーインターフェースが用意されているため、第一線の製造現場にスムーズに導入できるのです。CAMシステムというと専門知識や豊富な経験を要する印象がありますが、GO2camはソリッドデータの取り込み後、工程自動化機能などを活用して短時間で加工条件を設定可能です。これにより、加工ノウハウの登録や継承も行いながら、生産の安定化と品質向上を実現している企業も増え始めています。

さらには、CADデータとのシームレスな連携が行える点も見逃せません。多彩な形式のCADデータを受け取ったとしても、GO2cam上で形状を確認し、必要であれば簡易編集してすぐにCAM工程へ移行できます。特に複雑形状や多軸加工が求められる部品では、このような柔軟性が作業全体の速度と精度に直結します。加工プログラムの再編集や修正も容易で、ツールパス生成の自動化機能によりプログラミング工数を削減できるのは、忙しい生産現場において大きな強みです。

また、部品加工の段階だけでなく、将来の拡張性という観点でもGO2camは評価を受けています。例えば、早期に導入しておけば、今後ワイヤカットを増強したい場合や自動穴加工の工数をさらに縮小したい場合、すぐにモジュール追加で対応可能です。これは、導入企業が長期間にわたって使い続けられる上で極めて重要な要素となります。自社のビジネス規模や方向性に合わせてソフトウェアをアップデートしながら、最適な加工工程を維持することができます。

加えて、操作画面のわかりやすさは、新人技術者が短期間で現場に対応できる要因の一つです。複雑な工程設定を要する場合でも、GO2camのウィザードやガイドが手厚いため、初めて触る人でも迷うことなく工程を進められます。こうしたメリットから、大手から中小まで幅広い製造業で「新人教育の推進ツール」としても活躍しているのがGO2camの大きな魅力です。

GO2camの代表的な製品とその機能

GO2camは、加工の種類や現場のニーズに応じていくつかの代表的な製品シリーズを展開しており、それぞれが異なる加工方法や工程に特化しています。例えば、部品加工のメインであるミーリングはもちろん、旋盤とミーリングを組み合わせた複合加工を可能にするTurnMillまで幅広いバリエーションをそろえているのが強みです。こうした製品ラインナップは、導入企業が自社の製品一覧や製造工程に合致したモジュールだけを選ぶことで、投資効率を高めながら必要な機能を取り入れられる仕組みでもあります。

各製品には高いカスタマイズ性があり、加工プログラムの生成だけでなく、工程自動化や複雑形状への指示などを、より詳細にコントロールできるオプションが用意されています。例えば、ミーリングなら多軸加工に強い高性能モジュールや、高速加工をより安全かつ迅速に実行するためのシミュレーション機能が追加されています。一方で、旋盤加工の分野では、生産ロットが大きい部品や繰り返し形状の多いアイテムを短時間で仕上げるのに便利な自動化サイクルも充実しています。

本記事では、製品の中から「GO2cam Mill」シリーズと「GO2cam Turn Mill」を中心に解説します。

1. GO2cam Mill

GO2cam Millは、フライス盤を用いた切削加工を強力にサポートするパッケージとして人気があります。2軸から5軸までの多軸制御をカバーしており、普段のシンプルなフェース加工から、複雑形状を高速かつ高精度で仕上げる高次元のミーリング加工まで対応可能です。工程を設定する際、ソリッドデータ上で加工領域や穴の位置などを視覚的に把握しながら、必要なツールパスを一括に作成できるため、作業時間の短縮が期待できます。

特筆すべき機能としては、「自動穴加工」や「高速加工」を実現するアルゴリズムが挙げられます。自動穴加工では、ワーク上の穴形状を自動認識し、一括でベストな切削条件を設定してくれますが、ここでベテラン技術者の経験値を紐付けることで、材料特性や工具寿命を考慮した最適化が可能になります。一方の高速加工機能では、切削経路を効率化するツールパス生成や、切削負荷を均一化させるようなアプローチが取り入れられており、精度を落とすことなく加工時間そのものを短縮するとともに、工具の長寿命化にも貢献します。

さらにGO2cam Millでは、エラーの原因となる工具干渉や取り代過多のチェックなどをソフト面でフォローし、オペレーターの負担を軽減する設計が特徴です。加工前に確認することで、実機でのトラブルを事前に回避し、機械停止などの大きな損失を抑えることができます。このように、GO2cam Millは、特に「精度を重視した部品加工」や「短納期案件が多い加工現場」で導入メリットが大きいと言えるでしょう。

2. GO2cam TurnMill

GO2cam TurnMillは、主に旋盤加工を中心に複合加工を行う現場向けのパッケージです。通常の旋削加工だけでなく、B軸やY軸を活用した複合的な切削や、サブスピンドルを用いた一貫生産にも柔軟に対応できるため、特に「工程集約による生産時間の短縮」を目指す企業に選ばれています。最大の利点は、ミーリングの要素を取り込みながら旋盤加工との切り替えをシームレスに行える点で、工数の大幅削減に寄与します。

クラシカルな2軸旋盤しか使わない場合でも、TurnMillは十分な価値を提供します。回転工具を用いた端面フライスや、複数工程を一元化するC軸制御など、加工プログラムの作成時間を格段に短縮する機能が充実しているからです。また、複合加工機を導入している現場においては、プログラムの生成や切り替えが一気に効率化され、品質の安定にもつながります。たとえば、曲面やテーパー部品の仕上げ作業もワンストップで処理が可能であり、その過程で自動穴加工などのフェーズを並行して進めることさえできます。

操作性の面では、GO2cam Millと同様にビジュアルベースのツールパス生成が行えて、刃具の干渉チェックやダミー材の削除などの作業もフォローしています。複数の工具を用いた連続加工でも、加工シミュレーションを実行することで部品同士の干渉リスクや段取りミスを未然に防げる仕組みを備えている点も評価されています。実際、導入事例では「従来の技術力をさらに発揮させながらも、加工プログラムの作成スピードが向上した」という声が多いため、今後も複合加工を視野に入れる現場に適した製品として注目されるでしょう。

実際の国内導入事例から見る、GO2camの導入メリット

いかに優れたCAD/CAMシステムでも、実際の現場で活用されてこそ意味があります。GO2camは国内外の多くの工場や部品メーカーで導入が進んでおり、「新人教育が円滑になった」「ベテラン技術者が退職してもノウハウが蓄積される」「加工プログラムの作成が格段にスピードアップした」など、さまざまな良い報告が届いています。特に日本では、工作機械の多様さと要求精度の高さゆえに、現場でのCAMシステムの評価基準が厳しくなりがちですが、GO2camはこれらのハードルを越えて導入メリットを実証し続けているのです。

国内企業がGO2camを導入する動機としては、「技術者教育」「製造工程の自動化」「品質保証体制の強化」が挙げられます。中小規模の部品メーカーでも、ベテラン退職による技術喪失リスクを解消するため、あえて新人技術者でも扱いやすいシステムを求めているケースが増加傾向です。そこで候補として浮上するのが、既に導入事例が豊富で、ファイル互換性や工程自動化の実績が多いGO2camというわけです。以下では、代表的な3つの事例をもとに見えてきた導入メリットを深掘りします。

事例1:株式会社シマファインプレス – 部品加工の効率化

株式会社シマファインプレスは、部品加工の効率化においてGO2camを導入することで、劇的な生産性向上を実現しました。特に、GO2camの直感的な操作性と豊富な機能が、従来の手作業によるプログラム作成時間を大幅に短縮し、加工精度の向上にも寄与しています。シマファインプレスが抱えていた課題は、従来の加工工程での手入力によるプログラム作成の煩雑さや、技術者の経験に依存した工程の属人化でした。これにより、特に新人技術者が一人前の技術を習得するまでに多くの時間を要していました。

GO2camの導入により、加工プログラムの自動化が進み、加工パスの生成が迅速かつ正確になりました。この自動化は、ベテラン技術者が長年培ったノウハウをデータベース化し、新人技術者へのスムーズな技術継承を可能にしました。特に、GO2camのオペレーションリスト機能を活用することで、過去の加工実績とノウハウを簡単に参照できるようになり、技術者間のスキルギャップを効果的に埋めています。

さらに、GO2camは複雑な3D形状の部品加工にも対応しており、シマファインプレスの多様な加工ニーズに応えています。これにより、同社は新たな市場への迅速な対応が可能となり、顧客満足度の向上にもつながっています。導入後は、作業工程の見直しが進み、全体の工程効率が飛躍的に改善されました。これに伴い、納期の短縮とコスト削減が実現し、競争力の強化にも寄与しています。

シマファインプレスの事例は、GO2camがもたらす実用的なメリットを示す好例であり、多くの製造業者にとって、加工効率と技術継承の両面での課題解決の手段となる可能性を示唆しています。このように、GO2camは単なるツールに留まらず、製造現場の革新を推進する重要なパートナーとしての役割を担っています。

3DCAD/CAMで加工立ち上げ時間を短縮

画像引用: 株式会社セイロジャパン 導入事例ページ「【プレス&プラスチック金型、部品加工メーカー】3DCAD/CAMと流動解析ソフトで金型設計、部品加工能力を強化し、社内外のニーズへ対応【株式会社シマファインプレス様】」
https://www.saeilo.co.jp/media/case/simafinepress-cimatron

事例2:株式会社オオツカハイテック – GO2camを使い社内標準化を進める

株式会社オオツカハイテックは、GO2camを導入することで、社内の加工業務を大幅に効率化し、標準化を進めています。特に、GO2camの展開平面図加工機能は、従来の手法を刷新し、社内の技術を次のレベルへ引き上げる重要な役割を果たしています。これにより、加工プログラムの作成時間が従来の3分の1に短縮され、効率的な作業が可能となりました。

さらに、GO2camとNCSIMULの組み合わせにより、作業者が安心して機械を操作できる環境が整備されました。このシステムを活用することで、加工時のリスクを最小限に抑え、機械の故障を防ぐことが可能になっています。これにより、社内のコミュニケーションも活性化し、「この図面どうやったらいい?」といった相談が自然に生まれるようになり、技術の共有と向上が進んでいます。

この導入の成功は、単に業務効率を上げるだけでなく、社員のスキル向上やモチベーションの向上にも寄与しています。今後も、GO2camを活用し続けることで、さらなる生産性の向上と技術の発展を目指しています。

事例3:株式会社ホープエンジニアリング – 若手もベテランもCAMを通じて切磋琢磨

株式会社ホープエンジニアリングでは、GO2camの導入を通じて、若手社員からベテラン社員までが一体となり、技術を磨く環境を整えています。実際に、GO2camの使いやすさと直感的な操作性は、特に若手社員のスキル向上に寄与しています。彼らは短期間でCAMの操作を習得し、自らのアイデアを形にすることで、ものづくりの楽しさを実感しています。

一方で、ベテラン社員もGO2camを活用することで、長年培ってきたノウハウをデジタル化し、次世代に伝える手段として大いに活用しています。GO2camのオペレーションリスト機能を使い、加工プログラムを標準化することで、個々の技術のばらつきを抑え、社内全体の技術力を底上げしています。

また、GO2camの導入によって、現場の加工プログラムの作成時間が大幅に短縮され、効率的な生産体制が構築されています。これにより、夜間の機械稼働率も向上し、売上の増加にも貢献しています。さらに、GO2camの柔軟なカスタマイズ機能により、各工程に最適な設定が可能となり、生産性を最大限に引き出しています。

このように、GO2camは株式会社ホープエンジニアリングにおいて、若手の育成からベテランの知識継承、そして生産性の向上に至るまで、多岐にわたるメリットを提供しています。今後も、技術の進化とともに、さらなる業務効率化と品質向上を目指して、GO2camをフル活用していく予定です。

GO2camの価格と導入プロセス

ソフトウェア導入を検討するうえで、気になるのが「導入コスト」と「導入手順」です。GO2camの価格帯は、必要とするライセンス内容や加工軸数、追加オプションなどによって幅があるのが実情です。例えば、ミーリング向けの基本セットと複合加工専用のTurnMillモジュールをセットで導入するケースでは費用が異なりますし、追加で高速加工や自動穴加工のアドオンを付ける場合もあります。また、製造業の予算計画との兼ね合いで分割払いやリース契約を選択する方法も検討可能です。

嬉しい点として、販売代理店や公式が提供する無料体験版や製品カタログを活用すれば、機能を試しつつ導入イメージを具体化できます。現場の工作機械とどの程度スムーズに連携できるかを確かめるには、体験版の利用が最適といえます。さらに、導入が決定したあとは販売代理店の技術サポートを通じて、初期設定やトレーニングを手厚く受けることも可能です。こうしたサポート体制は、自社の技術者が早期にGO2camを使いこなすうえで欠かせません。

参考: GO2cam International「GO2cam demo version」https://go2cam.net/go2cam-demo-version/

※公式の無料体験版ダウンロードサイト(英語)です。1ヵ月間の無料体験が可能です。

また、導入プロセスにおいては、各工程でのデータ移行方法や既存のCADディレクトリとの互換性確認もポイントになります。過去の部品図面や治具設計のデータをどの程度再利用できるかを検討することが大切です。GO2cam側も多様なCADファイル形式に対応しているため、大半の場合はスムーズに移行できますが、カスタム設定が多い企業ほど段階的に導入していくほうが確実です。これによって現場が混乱することなく、短期間で運用レベルを引き上げることができます。

参考価格

参考価格として、GO2cam Millingが税別140万円台から、GO2cam Turningが税別130万円台から導入可能とされています。

価格参考: 大塚商会CADJapan.com「GO2cam 価格」https://www.cadjapan.com/products/items/go2cam/price.html

製品価格(税別)
GO2cam Milling1,400,000円~
GO2cam Turning1,300,000円~

もちろん、これは基本機能のみを想定した場合の一例であり、実際にはサポート契約や追加モジュールの有無によって見積金額は変動します。多軸機能やワイヤーカットなどを組み合わせる場合は、それぞれに付随するアドオンのライセンス費用が上乗せになる点に注意が必要です。実際の購入時には、販売代理店へとお問い合わせの上、最適なオプションをご検討ください。

導入までのステップ

GO2camを実際に導入するにあたっては、以下のステップを踏む企業が多いようです。第一に、自社の加工範囲や加工方法を整理し、必要な機能を明確化することが不可欠です。次に、無料体験版やデモ版を使って慣れた後、正式なライセンス契約の見積を複数パターンで取得すると、コストと導入効果をバランス良く検討できます。

そのうえで、導入決定後はCADデータ移行や工程表の作成といった「現場運用に向けた準備」が必要となります。例えば、ノウハウ登録や材料別の切削条件を最初に設定しておけば、後々の繰り返し加工がスムーズになります。そして、トレーニング期間には、ベテランから新人に至るまで全員が基本操作と応用操作を習得できるよう、セミナーやオンサイト支援を受ける企業も多いです。最後に、本稼働後のフォローアップを欠かさず行うことで、改善点を見つけ出し、より効率的な運用へと繋げていくことが期待できます。

特に、日本の部品加工現場では導入後すぐにゴールと考えず、継続的に使い勝手を向上させていく姿勢が重要です。GO2camはアップデートを随時リリースしているため、新機能や改良点を積極的に活用することで、設備投資の価値をさらに高めることができます。こうした流れを踏みながら、自社独自のカスタマイズを進めることで、最終的に安定した生産性と品質が得られるのです。

まとめと次のステップ

グローバルな競争が激化する中、工作機械の生産性を高めるうえで「CAMシステムの導入と活用」はもはや優先度の高いテーマと言えるでしょう。今回ご紹介したGO2camを中心とした事例や機能を振り返れば、複雑形状の部品加工からノウハウ登録による技術継承、新人教育の迅速化に至るまで、様々な面でメリットがあるとわかります。現場担当者が「加工プログラム作成を通じて技術力向上を図りたい」「自由度の高い3次元CAD/CAMシステムを活用して納期を短縮したい」と感じているなら、まずは無料体験版や製品カタログを参考にして具体的なイメージを持つことをおすすめします。

次のステップとしては、実際に導入する場合の社内体制づくりが挙げられます。特に、技術者教育の計画や製造ライン全体の効率化を視野に入れて、GO2camのモジュール選定や導入スケジュールを立てることが重要です。既に運用を開始している企業の多くは、少しずつ社内で運用実績を積み重ねながら、複合加工や高度な5軸制御機能などを追加導入し、段階的に技術レベルを上げています。

今後、製造業ではさらなる自動化や人材不足対応が求められる可能性が高まります。そのためには、費用対効果の大きいデジタルツールを活用し、各工程を可能な限り標準化・見える化していくことが不可欠です。GO2camは単なるCAD/CAMソフトにとどまらず、そうした長期視点での成長を後押しするポテンシャルを秘めています。自社の将来ビジョンと照らし合わせながら、最適な導入計画を立ててみてはいかがでしょうか。

大手ゼネコンBIM活用事例と 建設業界のDXについてまとめた ホワイトペーパー配布中!

❶大手ゼネコンのBIM活用事例
❷BIMを活かすためのツール紹介
❸DXレポートについて
❹建設業界におけるDX

参考情報:

・GO2cam International「GO2cam」
https://go2cam.net/

・GO2cam International「GO2cam Milling」
https://go2cam.net/workshop-cam/software-range/milling/

・GO2cam International「GO2cam GO2cam TurnMill」
https://go2cam.net/workshop-cam/software-range/turnmill/

・大塚商会CADJapan.com「GO2cam 価格
https://www.cadjapan.com/products/items/go2cam/price.html

・株式会社セイロジャパン 導入事例ページ「【プレス&プラスチック金型、部品加工メーカー】3DCAD/CAMと流動解析ソフトで金型設計、部品加工能力を強化し、社内外のニーズへ対応【株式会社シマファインプレス様】」
https://www.saeilo.co.jp/media/case/simafinepress-cimatron

・株式会社セイロジャパン 導入事例ページ「【部品加工メーカー】職人の世界から「だれでもできる」へ。加工データ工程の変革を2つのソフトで実現【株式会社オオツカハイテック】」
https://www.saeilo.co.jp/media/case/otsuka-hi-tech

・株式会社セイロジャパン 導入事例ページ「株式会社ホープエンジニアリング様【金属材料販売】若手もベテランも、思い通りのパスを描く!」
https://www.saeilo.co.jp/media/case/hope-engineering

※本記事は2025年2月20日現在の情報を元に作成しています。
 サービス・アプリケーションの機能および価格については随時改定の可能性がございます。
 実際にご利用される際には、公式サイトの情報も合わせてご参照ください。

    ホワイトペーパーフォームバナー

    【DL可能な資料タイトル】

    • ・プログラムによる建築/土木設計のQCD(品質/コスト/期間)向上
    • ・BIM/CIMの導入から活用までの手引書
    • ・大手ゼネコンBIM活用事例と建設業界のDXについて
    • ・デジタルツイン白書
    • ・建設業/製造業におけるデジタルツインの実現性と施設管理への応用

    詳細はこちら>>>

    PAGE TOP