Apple Payに関する情報と機能のまとめ


10月下旬からApple Payのサービスが開始される予定です。日本における本格稼働を前にして、サービスの発表から現在までの経緯、特長、使い方、機能とテクノロジ、活用範囲についてまとめます。

発表から現在までの経緯

Apple Payの登場は2014年9月9日。iPhone 6/6 Plus、Apple Watchと同時に発表されました。その後、10月20日から米国でサービスを開始し、72時間以内に100万件以上のアクティベート(認証)を実現。年末には米国のクレジットカード決済の90%に対応、2015年7月にはiPhone 6/6 Plusユーザーの42%が利用に至りました。

利用可能な国はアメリカから始まり、イギリス、カナダ、オーストラリア、中国、シンガポール、スイス、フランス、香港と拡大。そして日本に上陸しました。

Apple Payの特長

Apple Payの主な特長を簡潔にまとめると、次の3つといえるでしょう。

  • 登録と決済が「簡単」(かざす/カメラでカードをスキャンする/Touch IDに触れて決済)
  • セキュリティとプライバシー保護で「安全」
  • あらゆる場所で決済が可能

Apple Payの使い方

シンプルな操作で登録し、店頭でスマートな決済ができます。

Suicaの場合

1) Suicaの登録
データ転送の画面を起動して、iPhoneをSuicaのカードや定期券の上に置きます。それだけで定期券や残額などの情報がiPhoneに転送されます。

2)Suicaの使い方
従来のSuicaと同様に、改札でかざして定期券として利用できる予定です。アプリを起動する必要がなく、画面が消えていても使えます。ただ、10月時点では機能に制限があるので注意が必要です。

クレジットカード・プリペイドカードの場合

1)カード情報の登録
iOS10のWallet(iOS8の旧Passbook)にクレジットカードなどを登録します。登録方法は、カードを追加する画面を起動してカメラでカードをスキャンします。

2)決済の方法
店頭のスキャナーにかざした後、Touch IDに触れて指紋認証を行うだけで決済ができます。現状では、iDあるいはQUICPayの加盟店でしか使えません。カード会社によって対応する電子マネーが異なるので注意が必要です。

【参考】Apple Pay-始め方-Apple(日本)

「簡単」を実現する機能とテクノロジ

ECサイトや店舗でクレジットカードを利用して購入する場合、個人情報やカード番号などの記入が必要です。店頭でクレジットカード決済を行う場合、IC端末で暗証番号を入力します。

しかし、Apple Payは「かざす」「カメラでスキャニングする」ことでカード情報を登録し、店舗でスキャナーにかざして「触れて指紋認証する」だけで決済できます。この機能を支えているのがNFC、iSight、Touch IDの技術です。将来的にはSiriと連携するかもしれません。

1)NFC
NFC (Near Field Communication)は近距離で無線通信を行う技術の規格です。かざして認証、データの転送などを行います。iPhone 6/6cでApple Pay対応のNFCが既に搭載されていましたが、iPhone 7ではFeliCaの規格に対応、Suicaなどを登録できるようになりました。

2)iSight
iPhoneをはじめiPadにも搭載されているカメラです。Apple Payではカードの撮影(スキャン)だけで登録できます。手動で入力する手間が省けます。

3)Touch ID
iPhone 5s以降に搭載された、ホームボタンによる指紋認証センサーを決済に使います。指で触れるだけで会計が完了します。

4)Siri
今後Apple PayはSiriと連携し、音声で手続きが可能になるのではないか?という見解もあります。

【参考】アップルのモバイル決済Apple Payは既にSiriから操作が可能(iPhone Mania 2014年10月16日)

「安全」を実現する機能とテクノロジ

Apple Payは、セキュリティやプライバシー保護に優れています。というのは、店舗にもアップルのサーバーにも、クレジットカードの個人情報や何を購入したかという情報が残らないからです。

安全な決済を提供する技術の核がSecure Elementであり、Touch IDの指紋認証です。Find iPhone(iPhoneを探す)によって、紛失や盗難時には支払いを止めることもできます。

1)Secure Element
iPhone内のクレジットカード情報は、本体のSecure Elementに厳重に保管されます。決済時には「Device Account Number」というワンタイムの管理番号を使います。動的にセキュリティコードを生成するため、店舗にはもちろん、アップルのサーバーにも個人情報が残りません。情報漏えいのリスクを限りなく低減します。

2)Touch ID
指紋認証の技術は操作の簡便化はもちろん、セキュリティも強化します。

3)Find iPhone(iPhoneを探す)
クレジットカードの紛失や盗難は深刻です。しかし、Find iPhone(iPhoneを探す)の機能によって、銀行やクレジット会社に連絡しなくても支払いを停止できます。また「リモートワイプ(遠隔消去)」によって、手元にないiPhoneのデータ消去も可能です。

あらゆる場所で決済、アメリカの事例

日本で「Suica定期券で自動販売機のジュースが買える」ことはもはや当たり前ですが、アメリカではATMの利用も可能です。多くの金融機関がApple Payに対応しています。また、メジャーリーグのチケット、ホテル、公的サービスや大学でも使われています。

日本でも普及すれば、ATMの利用を始めとして税金の支払いなど、活用範囲が広がるかもしれません。楽しみですね。

 

 

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