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Apple Payを利用する上でおさえておきたい注意点について

2017年10月末、いよいよ日本でもApple Payサービスが始まります。2014年10月に米国で最初のサービスがスタートしてから、イギリス、オーストラリア、カナダ、中国、シンガポール、香港、フランス、スイスと普及してきたサービスですが、iPhone大国ともいえる日本での開始には少々時間がかかりましたが、iPhone7にFeliCaチップを搭載する日本独自仕様を準備しての万全のスタートとなります。

今回のApple Pay開始でサービスに対応するのは、NTTドコモの「iD」、JCBなどのカード会社が取りまとめる「QUICPay」、さらにJR東日本の「Suica」の3種類となります。この記事ではいよいよサービススタート直前のApple Pay使用上の注意についてまとめます。

【注意点1】Apple PayでVisaカードを使いたいときには注意しましょう

Apple Payスタート時に対応したクレジットカード会社は、「JCB」「MasterCard」「アメックス」となっており、大きなシェを持つ「Visa」は公式にはスタート時には対応していません。しかし、Visa本体は公式に対応していないものの、三井住友カードやオリコ、クレディセゾンなどのVisaに対応した独自カードならばVisaカードも使えます。

except_visa

Visaカードを使う予定の人は、自分のカードのVisaが使えるかどうか最終チェックしてください。また、Visaカードが使える場合も店頭の支払いはOKですが、アプリ・Webサイトでの支払いには現時点で対応していませんので合わせて注意してください。

【注意点2】交通機関や店舗で使えるのはiPhone 7/7 Plusだけ

Suicaやお店でApple Payが使える!というのが今回のサービススタートの目玉の一つとなっていますが、Suicaやお店で使えるのはiPhone 7/7 Plusだけとなっています。これは、Suicaや店舗の読み取り側の機械側で、今回Appleが日本独自仕様で対応したFelicaを使っているためです。

device_japan

アプリ内とWebではiPhone 7/7 Plus以外も使えますので、朝の通勤時に改札でApple Pay!など、自分が使いたいシーンによっては、新しく端末を用意しなければならないことになります。

また、iPhone 7/7 Plusを持っている場合でもSuicaのデータは、カード1枚に対して一台のみ利用可となっていますので、例えばiPhone 7/7 PlusとApple Watchの両方で使いたい、という場合にはSuicaを2枚用意することが必要です。

【注意点3】リアル店舗で利用できるのは、iD・QUICPay・Suicaのマークがある店舗のみ

Apple Payでは、各カード会社のシステムが独自にApple Payを認証するのではなく、iD、Quick Pay、Suicaの仕組みを利用します。したがって、お店でApple Payが使えるかどうか判断するときには、MasterCardなどのカードのマークを探すのではなく、下記のマークを探しましょう。自分の持っているMasterCardでいつも買い物をしているお店であっても、下記のマークのサービスに対応していないとApple Payの支払いはできないということになります。

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また、Apple Payではプリペイドカードにも対応していますが、現時点では対象のプリペイドカードは「ソフトバンクカード」のみとなっています。

【注意点4】日本で購入したiPhone 7/7sのみ日本のサービスが使える

今回の日本でのApple Payサービス対応は、日本独自のFeliCa対応iPhone 7/7で実現したサービスなので、日本で購入したiPhone 7/7を海外に持っていっても、海外のApple Payサービスは利用できません。また、同じように海外で買ってきたiPhone 7/7を日本のApple Payに対応させることもできないので注意しましょう。

【注意点5】Suica定期は本拠地エリアのみで使える

Suicaを使ったApple Payサービス自体は全国で自由に使えますが、定期券としてSuica対応Apple Payを使うにはそのエリアで発行されているカードの仕様が前提となります。例えば、関東地方で購入したSuicaを大阪で定期として使うことや、関西地方のICOCAを東京での定期代わりに使うことはできない仕様になっています。

また、関東地方に住んでいるので子供の定期券をApple Payにしてみよう!という使い方もできますが、チャージにはクレジットカードの登録が必須となりますので注意しましょう

【まとめ】

以上、待ちに待ったApple Payサービスを実際に使う場合の注意点についてまとめました。いくつかの制約はあるものの、自分のiPhoneで様々な決済シーンが拡がることは考えるだけでもワクワクしてきますね!

現状不便を感じる部分も将来的には解決されていくこともありますので、それを期待しつつさっそくiPhoneにApple Payの設定をしてみましょう!

 

 

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