アプリ設計時に抑えておくべき4原則


現在モバイルアプリは日に日に増えており、数えきれないほどのアプリが存在している。市場規模も拡大しており2014年から2018年で2倍の成長をすると見込まれている。しかしながら競争が激しいため、その中で目立って収益を上げるということは並大抵のことではない。

今回はデザイナーであるLuke Wroblewskiがたくさんのアプリの中でどうすれば人気を集めるアプリ設計ができるかについて説明する。素晴らしいアプリ設計がユーザー獲得につながった”Polar”がどのように他のアプリとは違うUXを提供したかを探っていこう。

1.全体像を描く

2.ユーザー登録の省略

3.パスワードの可視化

4.同じインタラクションの繰り返し

1. 全体像を描く

前提として日頃から誰もモバイルアプリケーションに大した注意を払っていない。この事実にアプリ開発者は苛立ちを感じるかもしれないが、現実を受け入れ事実と向き合う方が良いだろう。Wroblewskiは「良質なアプリは、片手だけで操作可能という機能のみに頼っていない」と述べている。アプリを作る前に全体像を持っていることが重要なのだ。

事実WroblewskiはPolarを1分以内で10の投票をユーザーができるようになるという全体像を描いていた。このデモビデオから見てもわかるように実際に彼らはそのレベルを達成している。ユーザーの目には見えないが、全体像を描けていることはユーザーエクスペリエンスの改善に重要な要素である。

この目に見えないような小さな改善が、アプリを成功へと導く大きな効果を及ぼしているのだ。実際Polarはアプリを公開して2カ月で1人当たり1日平均55票を記録するようになった。(他の有名な投票サイトは一人当たり一日約6票)

2.ユーザー登録の省略

アプリをダウンロードし実際に使い始める前に、何度ユーザー登録の画面を見たことがあるだろうか?しかしこれは間違いなく悪いUXであるとWroblewskiは考えた。彼は「Polarではダウンロードした瞬間から使えるように設計した。これは普通のアプリ設計とは真逆のアプローチを用いている。」と述べている。

その結果Polarをダウンロードした88%の人々が投票を行ったのである。その後実際61%のユーザーは登録を行っている。ユーザー登録をすると投票がアカウントを通じて行われるようになり、記録が残るようになるのでよくPolarを使うユーザーは自然と登録を行うのだ。

このプロセスを「段階的エンゲージメント」と呼んでおり物議を醸している。なぜならもしユーザーに最初に新規登録を促さなければ、ほとんどの人間は行わないからである。しかしながらWroblewskiはこのように尋ねている。

「あなたはどんなタイプのユーザーを獲得したいのか。ユーザー登録を行って二度とアプリを使わないユーザーか。それともアプリをよく使ってくれて、本当に必要な時に登録をしてくれるユーザーか」

3. パスワードの可視化

 

もう一つ物議を醸した変化となったのがパスワードを「*****」で隠すのではなくPolarはパスワードを可視化したということである。これに対してもちろんセキュリティの脆弱性を指摘する人々もいたが、実際にユーザーにとっての反応は真逆であった。

ユーザーの多くはこの方法に賛同した。なぜならパスワードを間違える回数が減ったからである。実際にYahoo, Sprintといった企業もパスワードの可視化を試していた時期があり、セキュリティに関しても問題なく扱われていた。

「この経験はモバイル設計をするときに従来の慣習から考え直す必要があることもあるということを再認識させてくれた」Wroblewskiはこのように続ける。「パスワードを非表示にすることはユーザーが間違えてログインできないという問題を多発させていた。セキュリティはもちろん重要であるが、いくら重要だからといっても、セキュリティ保護を優先しすぎてユーザーを失ってしまってはもったいないない。」

4. 同じインタラクションの繰り返し

Polarは常に1つのインタラクション画面を使い続けている。パターンも非常にシンプルである。それは画面を半分に分け、両画面に写真を載せ真ん中にORを載せているだけというスタイルだ。これはユーザーには間違いなくわかりやすい。

しかし、一方でWroblewskiは「ユーザーはこれでもインタラクションを学ばなければならない」というように述べている。だからユーザーにできるだけ多くの回数を使ってもらうことが重要であると述べている。

「この簡単なUIをログイン時・アドバイス・エラーメッセージの表示等にも使用している。」とWroblewskiは説明する。同じUIをアプリ内全てに使用するというのは、人々がより感覚的に使用できることを可能にさせる。

アプリのUIに対して「親近感」がわくというのは重要なことで、一回したことを何度も繰り返しさせることによって、ユーザーに親近感を与えより使いやすいと思ってもらうようにさせることが重要である。

 

 

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