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Amazon Echoと Google Home比較でわかった機能の違い

世界のITシーンをリードするアメリカでブームと言っていいほど盛り上がっているのが、スマホのSiriに話しかけるように、部屋に置かれたスピーカーに話しかけるというライフスタイルです。これは、スマートスピーカーと呼ばれています。電話の進化形であるスマートフォンとおなじく、しゃべった人の言葉の内容を理解してくれます。

もちろん、それだけでなく、スピーカーが適切にこちらの知りたい情報をしゃべってくれたり、パソコンや家電と連携してやりたいことを実現してくれたります。この記事をご覧の、ガジェット好きでITに技術にも詳しい方ならもちろん「IoT」(モノのインターネット)という言葉を聞いたことがあると思いますが、スマートスピーカーはこのIoTを具現化した製品だといえるでしょう。

現在スマートスピーカーのシーンをリードしているのは、Amazon Echoと Google Homeで、いつも名前の上がるもう1社のアップルは、Apple HomePodという製品を投入していますが、ややアマゾンとグーグルにリードされているといったところです。

それでは、Amazon Echoと Google Homeの特徴を見ていきましょう。

Amazon Echoと Google Homeをざっくり比較する

Amazon Echoと Google Homeの価格設定ですが、先行者のアマゾンとそれを追撃するグーグルという構図がそのまま出ています。アマゾンは主力スピーカーが$180(約\20,000)のところ、グーグルは$130(約\14,700)となっています。

かなりの値段的な開きがありますが、機能はやはりアマゾンのほうが優れているのでしょうか?

Amazon Echoでは、音声によって、カレンダーに予定を追加、アマゾンサイトでのショッピングリスト作成、日常のスケジュール管理やToDoリストの作成、お出かけ時に天気予報を確認したり、のフライト情報のチェック、さらにアマゾンに注文した荷物はいつ来るかな・・・という郵便物の追跡などができます。その他今後の機能追加として、ピザの注文,、ゲーム、自動車配送、そのほか1,000以上の機能拡張がアナウンスされています。1,000以上というと可能性は無限大ですね。

Google Homeでは、Amazon Echoと同じく、お出かけ前の交通状況のチェック、カレンダーのチェック、ショッピングリスト作成などの他、さすがは検索エンジンのグーグルらしい、好みのニュースを判別しての自動読み上げなどが提供されています。こちらも、Amazonの1,000項目を意識して機能を追加していくことが予想されますが、グーグルではすでにChromecastの実績がありますので、テレビと連動したりYouTubeの検索からそのままテレビ連動で動画が見れたりするなどのサービスがスタートしています。

 

Amazon Echoと Google Homeを技術的に比較する

この記事をご覧の方は、スマートスピーカーの背景にある技術的なバックグラウンドについても興味があるはずです。そこで、両者の人工知能エンジンについて詳しく見てみます。

Amazon Echoでは、「Alexa」という人工知能エンジンが背後で動いています。アマゾンというと書籍を中心とした物販サービスが真っ先に思い浮かびますが、アマゾンはAWSなどのクラウドサービスを古くから提供している非常にテクノロジーオリエンテッドな会社でもあるのです。現に、スマートスピーカーでは技術が売り物のグーグルに何年も先駆けて研究開発を完了して製品発売につなげています。

事実Alexaについての技術評価も複数の比較調査でGoogle Assistantよりも会話の認識力が高い、と評価されています。例えば、Google Assistantでは短文などの認識は問題ないものの、より自然言語に近い言葉の認識では、アマゾンに軍配が上がっているのです。

それではGoogle Homeは、サービス展開のスピードも技術的精度も完全にアマゾンに敗れ去ったのか、といえばもちろんそんなことはありません。技術的に追う立場というのはグーグルにはあまり経験のないことかもしれませんが、Alexaが実現しているのはグーグルには真似のできない革新的な技術ではなく、スマートスピーカーが音声で受け答えする時の精度の問題です。精度の問題であれば、技術力に優れるグーグルがそう遠くない日にこの点でアマゾンに追いつき、さらにそれを凌駕するということも十分に考えられます。

さらに、Googleはアマゾンにないの他の定評あるネットサービスをたくさん所有しています。例えばGmailやGoogle docs、GoogleMapなどとのサービス連携はまだこれからの課題ですが、いったんそうした分野とスマートスピーカーの相乗効果が出てくれば、これまでには想像もできなかったような新しいネットサービスが生まれる可能性が大です。

もちろんその頃には、Alexaもさらに進化していることでしょう。競争が競争を呼び、新しいサービスが次々と実現するわけです。ますます、この先スマートスピーカーの進化から目が離せませんね!

 

 

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