覚えておくと便利な3つのSlack活用術
昨今ビジネスチャットツールが進化しています。2014年2月にローンチされたサンフランシスコ発のSlackは公開から3年で週間アクティブユーザー数は900万人、米国、英国に続き日本は世界第3位の利用数でIT業界を中心に浸透し始めています。
またSlackは11月17日(日本時間)に日本語版が発表され、英語が苦手な方でも使いやすい仕様になりました。そのため、今後は日本でさらに利用者が増えていくことが予想されます。今回はそんな世界中で使われているSlackの効率的な活用例をご紹介します。
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1. Slackbotの有効活用
Slackbotとは、何かしらの業務をロボットが人間の代わりに自動で行うテクノロジー(Bot)を指します。そんなSlackbotには3つの特徴があります。
①Slackに関する質問を解決
Slackbotへ質問やキーワードを入力するだけで、Slackbotが回答してくれます。例え正確に答えられない場合でも、質問に関連したヘルプセンターの記事のリンクをいくつか挙げてくれます。
②自動レスポンスをカスタマイズして設定
事前にSlackから回答させるワードを設定しておくことで、特定の単語やフレーズを使用するとSlackbotが応答します。例えば、カスタムレスポンス上でオフィスのWiFiパスワードを設定しておけば、社員がオフィスのWiFiパスワードを忘れてしまった時に、Slackbotに教えてもらうことができます。
③自分用のリマインダーやタスクにアクセス
Slackbotはリマインダーとして利用することも可能です。リマインド先は本人のみならずメンバーやチャンネルに対して、メッセージを時間指定で送信することができます。リマインドの設定は下記のように行います。
“/remind [@メンバー/#チャンネル] [何を (日本語OK)] [任意: いつ (英語)]”
“/remind me 経理に電話して再確認 in 1 minute”と入力した場合は、下記のように個人に対して受付完了のメッセージが届きます。
そして、設定した時間になると下記のようにSlackbotからリマインドが届きます。
2. 外部サービスとの連携
Slackの特徴のひとつに様々な外部サービスとの連携があり、パフォーマンスからデータ、そしてプロジェクト管理まで様々なニーズにあったサービスが用意されています。
必要に応じて外部連携サービスをSlackに取り入れることによって、閲覧するためにアプリやブラウザの表示を切り替える時間が少なくなり効率がよくなります。以下、代表的な連携サービスをご紹介します。
■Google Drive(プロジェクト管理用)
Google Driveと連携させることで、SlackへアップロードされたファイルのGoogle Driveへの共有が用意に可能になります。また、Googleドキュメントがチーム内で編集された場合にも変更情報をSlackへ通知させることができるようになります。
■GitHub(ソフトウェア開発者向け)
GitHubはソフトウェア開発プロジェクトのためのソースコード管理サービスです。GitHubをSlackに連携させることで、コミットイベント、プルリクエスト、イシューイベント、そしてデプロイのステータスについて、Slackから通知を受け取ることができます。
■Salesforce(セールス向け)
SlackをSalesforceと連携させることで、ワークスペースですでに取り組み中の画面から直接、アカウントの重要情報を確認・共有することができるようになります。
■Statsbot(マーケティング向け)
パフォーマンスのデータやインサイト、そして統計をチェックし続けることができます。Statsbotでは、Google Analytics、New Relic、Mixpanel のサマリーを直接Slack上で確認することができるようになります。
3. ビデオチャットの活用
ビデオチャットと言えばSkypeやGoogle Hangoutが有名ですが、Slackでも簡単にビデオチャットを行うことが可能です。SkypeやGoogle Hangoutなどと同様に複数人での会話や画面共有が可能です。メリットとしては、チャネル単位でビデオチャットができることです。これによりチャネルに参加している人全員が同時に会話をすることができます。
また他のビデオチャットと異なり、会議参加メンバーによる共有画面への書き込み機能がある点が特徴的です。これにより画面に共有している資料の発表者や確認者は画面上の図やフレーズに印を書き込みながら説明することができるため、相手の理解も高まり効果的なミーティングを実施することができます。
まとめ
サンフランシスコ・シリコンバレーの大多数のIT企業はビジネスチャットツールとしてSlackを利用しています。その理由として、今回ご紹介したような業務効率化に繋がる新機能が次々と追加され、ユーザーのニーズに着実に答えているからだと思われます。
もしもまだ社内でSlackを使っていない場合は、今回の日本語版ローンチを機にぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか?