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Google Pixelbook ついにGoogleがOS分野で独自路線を切り拓く

グーグルがChrome OSを搭載のノートパソコン「Google Pixelbook」を発売開始しました。残念ながらまだ日本では発売予定などは発表されていませんが、海外ではかなりの反響を呼んでいます。

OSはWindowsでもOSXでもなく、もちろんChromeOSです。

 

 

Chrome OSとはどんなOSなのか

 

Chrome OSはLinuxをベースとしていてそれにGoogle独自の改良を加えています。Googleの思想として、アプリケーションを動かすためには、ブラウザ(Chrome)があればすべて動作するという非常にシンプルなポリシーをつら抜いています。

極端な話、ウェブブラウザさえあれば、ストレージも(Google Drive)、スプレッドシート(Googleスプレッドシート)もドキュメント(Googleドキュメント)も全て動くので、ChromeブラウザがOSのインターフェイスそのものになっていると言っていい状態です。

このため、メインメモリはChromeが快適に動作すればよいだけなので、2ギガ程度で充分です。普通Windowsでは最低限のメモリが2ギガで、できれば8ギガくらいほしいところですが、それだけで数万円の追加投資が必要です。

ChromeOSの場合には2ギガあれば、快適な動作が約束されています。またChromeが動作の基本となっているので、CPUに直接働きかける高性能な最新プロセッサーは必須ではありません。

つまりWintel(ウィンテル)というのは、MicrosoftのWindowsオペレーティングシステムと、インテル製のCPUやチップセットを搭載したコンピュータで、最高のスピードを出すというパーソナルコンピュータのデファクトスタンダードの利益モデルに真っ向から挑戦しているわけですね。

ハードディスクも、基本的に保管する場所はGoogle Driveなどのストレージなので、何百ギガのハードディスクなども最初から想定していません。せいぜい16ギガ程度あれば、問題なくすべての動作が完結します。

このため、起動も早くバッテリも長時間使えるという画期的なものです。
また、ソフトウェアは、常にリリースと同時に自動的に最新のものに更新されますので、マイクロソフト社のように、アップグレードのために数万円以上を払う必要もありません。

すべてのWintelOSビジネスモデルに全面戦争を仕掛けたようなOSといえるでしょう。

 

 

Google PixelbookはChromebookをAndroidアプリに対応

 

このようにもともと革新的なOSはであるChromeOSですが、Google Pixelbookは、さらにその上を行く革新的なことを実現しています。それはこれまでのChromebookをAndroidアプリに対応させたことです。

つまり、200万を超えると言われているAndroidアプリがすべて、Google Pixelbookで使えるということです。これまでは、ブラウザベースでPC用のアプリを使うのがChromebookだったわけですが、今回はAndroidアプリのすべてがGoogle Pixelbookで使えるようになるということです。

言い換えれば、今回のGoogle PixelbookはChromebookをAndroidアプリに統合した、PC用のOSとAndroidOSが融合したOSを提供しているということになります。

 

 

課題点も指摘されている

 

夢のような技術が実現したという印象ですが、一部ではその使い勝手があまりよろしくない、という意見があるのも事実です。

Pixelbookのハードウェアデザインの完成度は申し分ないといえるでしょう。厚みは蓋をした状態で1センチしかありませんし重さは1キロしかありません。だいたい普通のノートパソコンの重さは2.5キロ程度あります。

ただ、この目玉であるAndroidアプリが、動くのは動くけど、画面がAndroidの小さい画面のままであったり、無理に大きくすると動作が不安定になったりする、という不満の声もかなり聞こえてきます。

画期的な試みではありますが、まだ技術的に成熟していないという状況だ、ということは言えるでしょう。

しかし、この新しい独自路線は非常に評価できます。

次期バージョンで、こうした不具合が解消されていけば、間違いなくAndroidを取り込んだChromebook、Google Pixelbookは爆発的に普及していくことが期待できます。

 

 

 

 

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