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Appleの過去のイノベーションを知れば、Apple Watchの凄さがわかる

iPhoneが発売されて10年経ち、ジョブズ亡き後のアップルにはイノベーションがないなんて言われていますが、そもそも1977年にApple Computerが設立されて以後、40年費やしてもAppleが生み出したイノベーションなんて指折り数えるほどしかありません。

 

今後Appleが市場を席巻し新しい市場を生み出してしまうほどの製品はあるのでしょうか。

「指折り数えるほどしかない」過去に興したアップルのイノベーションを振り返りつつ、今後起こるかも知れないイノベーションを考えてみましょう。

 


 

Appleが最初に有名になったのは、1977年に発売したApple Ⅱ呼ばれる、パーソナルコンピューターがヒットしたことに始まります。

当時はコンピューターと言えば、大学や大企業にあるメインフレームと呼ばれる大型コンピューターのことでした。

 

そんな時代に、個人でも使える小型コンピューター、いわゆる「パーソナルコンピューター」としてApple Ⅱは世界で初めて大量生産、大量販売をされたのです。

それは、個人向けコンピューターという新しい市場を生み出すことになりました。

 

 

その次に、Appleが再び注目を浴び、成功をもたらしたのは、現在ではMacと呼ばれているMacintoshの発売です。

Macは、今でこそ超超当たり前の機能である、モニター画面にアプリやファイルのアイコンを表示しそれマウスで操作する、グラフィカルインターフェイス(GUI)を備えた初めてのパソコンでした。

以後、デスクトップとマウスはパソコン操作の標準となります。

 

次に、世界に革新をもたらしたのはiPodです。

iPodは、1980年代から90年代にかけてソニーのウォークマンが、ポータブルオーディオプレーヤーと言う市場を生み出し、まさに世界を席巻していた時代に、突如ハードディスク搭載のMP3再生専用ポータブルオーディオプレーヤーを発売し、あっという間にその市場を奪ったのです。

またiPodハードウェアとしての成功だけでなく、そのソフトウェアiTunesによる音楽のダウンロード販売も世界で初めてかつ唯一の成功を収めたのでした。

それは、音楽業界のビジネスの構造そのものを変えるほどのものでした。

 

さらに、そのiPodの成功絶頂だった2007年、iPodに「携帯電話機能」と「インターネットブラウザ機能」を同時に持たせたものを発表すると宣言し、そして発表されたものが「iPhone」でした。

それまでの携帯電話が、電話機能とせいぜいメールをすることが主で、多くの人がそれに十分満足していた時代、スマートフォンと呼ばれる「コンピューター」へと鮮やかに置き換え、それを「電話の再発明」と呼んだのでした。

ご存知の通り、スマートフォンと呼ばれるコンパクトでモバイル性に富むコンピューターは地球全体を巻き込む巨大な市場を生み出したのです。

 


 

お分かりでしょうか?たった一つの企業が、様々な新カテゴリーを生み出し、さらに市場を創出し、人々の生活を一変してしまうほどの製品を連発するのは、大変なことなのです。

現在時価総額世界一のアップルですら40年かかってもこの程度なのです。

 

さて、Appleには今後新しいカテゴリー、新しい市場を生み出してしまうほどの製品はあるのでしょうか。

 

その最有力は今じわじわ売れている製品、Apple Watchでしょう。

Apple Watchが、リリースされたのは今から約3年前の2015年4月です。

当初は、iPhoneの腕時計版などと言われ、既存のiPhoneユーザーですら、その必要性をが疑問視していました。

iPhoneで十分なのになぜそれが必要なのか?と。

故に、Apple Watchとその新カテゴリー「ウェアラブブルガジェット(身につける小型コンピューター機器)」市場が創出されるのかは全くの未知数でした。

 

しかし、初代製品が発売されて3年経過し、すでにSeries 3(3世代目)となったApple Watchは着実に新しい市場を生み出しつつあるのです。

 

証拠に現在のApple Watchの売行きの参考となる2つのニュースがありました。

Apple Watchがロレックスを破り、腕時計業界収益No.1に

昨年の9月に発表されたAppleの決算データによると、2016年にはすでにApple Watchがロレックスの収益約4900億円を凌ぐ、6600億円を稼ぎ出したとされているのです。

さらには、

Apple、2017年のスマートウォッチ市場シェアは50%超え

2017年では、販売されたスマートウォッチの半分以上はApple Watchだったとの調査結果が出ています。

 

Apple Watchの存在は多くの人が知ってはいるものの、まだITリテラシーの高い人が趣味で購入しているマニアな製品と思われていて、必ずしも必要なものと思ってない人がほとんどではないでしょうか。

 

でも、上記の紹介したイノベーションが起こった製品、Apple Ⅱ、Mac、iPod、iPhone全てがそうだったんですよ。

 

 

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