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iOS12の新機能を探る

iOS 12 の正式版は2018年秋にリリースされます。iPhone 5s以降で無料アップデートでき、古い機種でも新機能の恩恵を受けることが可能です。iOS 12 は、2018年6月5日に、Appleが開催した開発者向けイベント「WWDC 2018」で発表されました。次期OSの新機能を紹介します。

 

 

拡張現実ARの機能強化により進化したAR体験

 

iOS 12 は、ARプラットフォームとしての機能が強化されました。iOS 12 には、最新バージョンの「ARKit 2」が組み込まれます。2017年秋にリリースされた「ARKit」は、iOSに搭載されるARフレームワークです。デベロッパーは、ARアプリケーションを開発し、iOSユーザーにAR体験を提供できます。

また、Appleは、「Measure」という物体測定ができる公式アプリを発表しました。「Measure」アプリは、AR測定に特化し、iPhoneやiPadのカメラで自動計測できるARアプリです。

さらに、新しいファイル形式「usdz」の導入が発表されました。この「usdz」というファイル形式は、Pixarの技術がベースで、電子メールやメッセージなどで3Dオブジェクトを共有するのに適しています。今後、Adobe Systemsなどの大手企業と協力して「usdz」ファイルのサポートが進められます。

ただし、ARKitとUSDZのサポートはiPhone 6s以降とiPad ProおよびiPad第5世代以降に限られます。

 

 

「Siri ショートカット」で作業をより速く

 

iOS 12 では、音声アシスタント「Siri」がショートカット機能に対応します。新しく提供される「ショートカット」アプリをダウンロードし、タスクを登録すれば、作成したボイスコマンドやタップだけで、複雑な操作の実行が可能です。これにより、複数のタスクをまとめて登録しておき、必要な時に呼び出すなど、一連の操作を簡単に行えます。この機能は日常的な作業とサードパーティ製アプリを組み合わせることも可能で、使いこなせば「Siri」がより便利な存在になるでしょう。

 

 

写真の新しい検索機能「For you」タブ

 

iOS 12 では「写真」アプリが刷新されます。「メモリー」と「共有」のタブが削除され、代わりに「For You」と「検索」タブが追加されます。「For You」は、メモリーと共有を組み合わせたような機能で、パーティーの写真を顔認識し、共有の提案もしてくれます。

また、「検索」がメニューバーのタブとなり、アクセスしやすくなります。そして、検索能力も強化され、大量の写真の中からでも、目当ての写真や候補となる写真を表示し、検索作業をサポートしてくれます。写真を整理して表示し、複数ワードによる検索が可能になるなど、素早い検索が可能です。

 

 

新しい「おやすみモード」や「通知機能」、「スクリーンタイム」による時間管理

 

iOS 12 では、デバイス操作をしている時間を管理するための機能も備わります。昨今、スマホの長時間使用が問題視されていることや、通知により作業が中断されたり、睡眠の妨げになったりすることへの対策です。そして、保護者が子供のデバイスを管理する機能も追加されました。

 

 

「グループFaceTime」で複数人とのチャットが簡単にできる

 

iOSデバイス間でビデオ通話ができる「FaceTime」が、iOS 12 ではグループチャットに対応します。最大32人までグループ通話が可能で、Appleユーザーのコミュニケーション手段として、更に活用する機会が増えそうです。インターフェースは、参加人数により変化し、発言すると大きく表示されます。

なお、「FaceTime」の発着信には、電話番号かメールアドレスを使います。それから、「FaceTime」は、Macでも通話可能で、音声通話の「FaceTimeオーディオ」であればApple Watchでも参加可能です。

 

 

新しい「アニ文字」や「カメラエフェクト」、そして新登場の「ミー文字」

 

iOS 12 では、「アニ文字」や「カメラエフェクト」が進化したほか、新たに「ミー文字」が追加されます。「アニ文字」には、新しいキャラクターが加わり、また舌の動きも検知できるようになりました。「ミー文字」は、用意された素材から似顔絵などを作成する機能で、「FaceTime」や「メッセージ」で利用できます。

 

 

アプリやカメラの起動高速化などでパフォーマンスを改善

 

新機能の追加というわけではありませんが、iOS 12 ではシステム全般に対するパフォーマンスの改善が行われました。iOS 12 の設計をする際、CPU処理の挙動を変えた結果、反応速度が大幅に向上したとのことです。過去の端末であっても、アプリやキーボード、カメラなどの起動が高速化されていることを体感できるはずです。

 

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