今、注目すべきビジネスチャットツール。Hangouts ChatとLINE WORKSを比べてみる
企業内のコミュニケーションに使われることが当たり前となってきたビジネスチャットツール。Skypeしか選択肢がない時代を経て、今やビジネスチャットツールの選択肢が広がってきました。ちょっと前までビジネスチャットツールといえば、「Slack(スラック)」か「ChatWork(チャットワーク)」でしたが、最近では「Hangouts Chat(ハングアウツ・チャット)」と「LINE WORKS(ラインワークス)」が注目されるようになっています。
この記事では、Hangouts ChatとLINE WORKSを比較して、それぞれのツールの違いを探ってきたいと思います。
Google が提供するビジネスチャットツール「Hangouts Chat」
Hangouts Chatは、2018年2月28日にGoogleからリリースされたばかりのビジネスチャットツールです。Androidスマホには「ハングアウト」というメッセージツールがデフォルトでバンドルされているので、Androidユーザーであれば既に使っていた人がいるかもしれません。Hangouts Chatは、このハングアウトの次期バージョンになります(現在でもハングアウトは共存しています)。
個人間のチャットツールであったハングアウトと比べて、Hangouts Chatではグループチャットができることから、ビジネス向けだといえます。専用のチャットルームを作成でき、会社の同僚やチームなどとメッセージのやり取りを自由にできるのが特徴です。さらに、画像共有やファイル共有、動画共有などもできるので、ビジネス利用に最適です。
G Suite の1つの機能として提供
なおHangouts Chatは、Gmail、ドキュメント、ドライブ、カレンダーなど、仕事に必要なツールすべてをまとめてパッケージにした「G Suite」の1つの機能として提供されています。そのため、会社で既にG Suiteを使っているのであれば、移行しやすいビジネスチャットツールだといえます。
また、G Suiteの1つの機能であるため、Googleドライブ内に保存したドキュメントやスプレッドシート、スライドのデータを簡単に共有できるのも便利です。同一のGoogleアカウントでログインできるのも良いところだといえるでしょう。
LINEとつながる唯一のビジネスチャットツール「LINE WORKS」
LINE WORKSは、LINEとつながる唯一のビジネスチャットツールです。もともとは「WorksMobile」というビジネスチャットツールとして登場し、2017年2月4日にLINE WORKSという名称に変更されたもので、LINEのビジネス版だということができます。
LINE WORKSの特徴は、使い慣れているLINEと同じような画面、同じような使い勝手があること。おなじみのLINEスタンプも使うことができます。そのため、パソコンになれていない昨今の新入社員でもすぐに使いこなすことができるでしょう。
契約企業数は約1万社以上
LINEと使い勝手が同じだといっても、もちろん、プライベートで使っているLINEとは別アカウントで利用できます。グループチャットやビデオ・音声通話、スケジュール管理や画面共有などといったビジネスシーンに必要な機能は備わっており、「社内」「共有」「個人」と使い分けができるアドレス帳機能も使うことができます。
LINE使用率90%以上にもなる日本では馴染みやすいビジネスチャットツールだといえ、採用する企業も増加。2017年にLINE WORKSとして登場してから、たった1年で契約企業数が約1万社を突破しています。
開発継続中のHangouts Chat 、ビジネス向け機能が弱めなLINE WORKSという短所も
それぞれ長所があるビジネスチャットツールですが、短所も存在します。Hangouts Chatの短所は、リリースして日が浅いため、まだまだ開発が継続中であるところです。そのため、アップデートされる機会も頻繁にあります。それが日々機能アップしている証拠だと感じるか、うっとうしいと感じるかは意見が分かれるところですが。
LINE WORKSはLINEと使い方が似ており操作も簡単という長所が逆に、ビジネス向け機能が弱めだという短所にもつながっています。(もちろん、基本的なビジネスチャットツール機能は網羅していますが)例えば、ビジネスシーンではよく使われるタスク管理が標準搭載されていないことや、新しくグループメンバーに入ったとき、過去の会話履歴が見られないことなどです。
Hangouts Chatを選ぶか、LINE WORKSを選ぶかは、将来性を選ぶか、すぐの使いやすさを選ぶかの違いになりそうです。自社スタッフの傾向を見極めつつ、どちらのビジネスチャットツールを選ぶか決めたいものです。
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