1. TOP
  2. ブログ
  3. Geminiとは?活用方法10選も併せて紹介!

Geminiとは?活用方法10選も併せて紹介!

2023年3月にサービス提供が始まったGemini(旧Google Bard)。対話型AIとして、Chat GPTと並び注目されています。現在さまざまな場面でAIが活用されていますが、新たなサービスのリリーススピードも早く、どのようなものがあって何ができるのかよくわからない…という方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、新たなサービスであるGeminiとは何か、どのようなことができるのかなどを解説します。

この記事を読むと、以下のことがわかります。

  1. 対話型AIとはどのようなものか
  2. Gemini(Google Bard)とはどのようなものか
  3. Gemini(Google Bard)とChat GPTの違い
  4. Gemini(Google Bard)の活用方法

Geminiとはどのようなもので何ができるのかを知って、仕事や生活に取り入れる参考にしてくださいね。

対話型AIとは

対話型AI(Conversational AI)とは、人とコンピューターとの会話を、より人同士の会話に近いものにするための技術を指します。コンピューターは学習機能を有しているので、会話をすればするほど精度は高まり、人間同士に近い会話が実現可能となります。

iPhoneに搭載されている「Siri」やAndroidのスマートフォンやGoogleのスマートスピーカーなどに搭載される「Google アシスタント」、ECサイトや企業サイトのチャットボットと呼ばれる自動問い合わせ対応が代表的な対話型AIです。

コンピューターが処理するため人の手を介す必要がなく、人手不足の解消や業務効率化などの効果が期待されています。そのためAppleやGoogleなどの世界的企業はもちろん、日本でも多くの企業が開発に乗り出しています。

Gemini(Google Bard)とは?Chat GPTと何が違う?

Gemini(Google Bard)は、Google社が提供する対話型AIです。

2023年3月よりアメリカ・イギリスで試験的に利用が開始されました。2ヶ月後の2023年5月に日本語でのサービス提供を開始。※1 Googleアカウントを持っていれば誰でも無料で利用できます。当初は「Google Bard」という名称でサービス提供をしていましたが、2024年2月8日より、機能追加と同時に名称を「Gemini」に変更することを発表しました。※2

Geminiの最大の特徴は、なんといってもGoogleが誇る検索サービスとの連動です。チャットで質問をするだけで、AIがGoogle検索というビッグデータから情報を収集・参照し、回答してくれるのです。

GeminiはGoogle独自の「LaMDA(Language Model for Dialogue Applications」という大規模言語モデル(LLM)をベースとしています。「言語モデル」とは、文章や単語の出現確率を用いてモデル化したもの。人間の自然な会話や文章に対して高い確率を割り当て、文章として成立しない単語の並びには低い確率を割り当てる役割を果たしています。

Geminiと同種のサービスとして挙げられるのが、Chat GPT。Chat GPTはイーロン・マスク氏などの実業家たちが出資している人工知能の研究開発機関「OpenAI」が開発した対話型AIです。こちらも大規模言語モデルをベースとしています。Geminiとの最大の違いは、回答される引用・参照元が違う点です。GeminiがGoogle検索結果を回答の参照としているのに対し、Chat GPTは2021年9月以前に発表されたWikipedia、科学学術雑誌、ニュース記事などから得た情報を基にトレーニングされ、回答しています。

ですので、「2023年の今年の漢字は?」という質問に対し、Geminiは正確な答えを教えてくれますが、Chat GPTから返ってくる回答は不正確です。(ぜひ実際に試してみてくださいね。)

ただし、Chat GPTでも、「WebChatGPT」や「ChatGPTplugins」といった拡張機能を導入すると、最新の情報を参照するので、正確に答えてくれるようになります。

Gemini(Google Bard)の活用方法10選

Geminiの基礎的な情報はおわかりいただけたでしょうか?
こちらでは、Geminiで実際にできることを10個解説していきます。

1. 最新情報の調べもの

Geminiでは、最新情報(ニュースやトレンド、天気など)の情報が入手できます。実際に、「今日のニュースを教えて」と打つと最新のニュースを教えてくれました。

Chat GPTでは、同じ質問をしても「申し訳ありませんが、具体的なニュースについては最新の情報にアクセスできません。」との回答が…。

最新の情報を入手したい場合はGeminiが活用できるでしょう。

2. 要約

Geminiでは、Webページの要約もしてくれます。

時間がないけれどどうしても確認したいページがあったり、だらだらと読まずに要点だけ知りたいなどの場合は本機能が活用できるでしょう。

3. プログラミング

Geminiは、コードを作成することができます。簡単なものから複雑なものまで、さまざまな種類のコードを作ることができます。Geminiにコードの概要を提供するだけで作成可能です。

4. 翻訳

Geminiは、翻訳もしてくれます。Webページの要約機能と組み合わせて使えば、海外のHPも要約してくれます。

まだ日本語に翻訳されていない海外の最新のニュース記事なども翻訳・要約することができ、世界の情報格差がよりなくなりそうですね。

5. Googleサービスとの連携

Geminiは、GmailとGoogleドキュメントにデータをエクスポートできます。そのため、受信したメールの返信をGeminiに作成してもらい、それを下書きにエクスポートするといったことも可能です。

6. 文章の校正・校閲

Geminiは、ドキュメント、メール、手紙などの文章を校正・校閲してくれます。漢字が間違っていたり、文法が間違っていたりすれば指摘してくれます。
読者や相手に失礼のない読みやすい文章を作成するのに役立つでしょう。

7. モックアップ作成

Geminiでは、モックアップも作成できます。モックアップとは、製品やサービスの見た目や操作感を、プロトタイプを作成する前に確認するためのものです。

Geminiにモックアップ作成をお願いすると、「コード例」としてPythonなどのコードも回答してくれます。

これなら工数を大幅に減らすことができそうですね。

8. 求人作成

Geminiでは、求人作成をすることもできます。職種や雇用形態、応募条件など簡単な情報を入力するだけで、求人票の型を作ってくれます。
それをもとに修正を加えればいいので、企業の採用担当者の求人作成時間が大幅にカットできるでしょう。

9. 画像の読み取り、応用

Geminiでは、画像を送信することができます。その画像内の文字を読み取り文字起こしをしたり、商品画像からは商品の使い方の説明をしてくれたり、キャッチコピーを考えてくれたりします。

利用するにはGoogleアカウントの言語設定を英語にする必要がありますので、注意しましょう。

10. 雑談・話し相手

一人暇なとき、寂しいときなどに、Geminiが話し相手になってくれます。しりとりをしたり、おすすめのドラマや映画を教えてくれたり、レシピまで教えてくれたりしますよ。

たわいない会話を楽しむことができるのも対話型AIの特徴ですね。

また、Google BardはAPIを公開している※3ので、企業はチャットボットなどの自社サービスにGeminiの機能を組み込むことができます。

ぜひこのこれらの活用法を使い、面倒な部分やAIができることは任せてみてくださいね。

まとめ

今回は、そもそも対話型AIとは何か、Gemini(Google Bard)とは何か、Geminiの活用方法を紹介しました。

AIに仕事が奪われると言われている昨今。それでも人間にしかできないことはまだまだあります。今回紹介した活用例を参考に、うまくAIを使いながら、人間にしかできないことのスキルを磨くための時間を取ってご自身の市場価値を高めてみてはいかがでしょうか?

建築・土木業向け BIM/CIMの導入方法から活用までがトータルで理解できる ホワイトペーパー配布中!

❶BIM/CIMの概要と重要性
❷BIM/CIM導入までの流れ
❸BIM/CIM導入でよくある失敗と課題
❹BIM活用を進めるためのポイント
についてまとめたホワイトペーパーを配布中

※1:Bard が日本語に対応| Google Japan Blog

https://japan.googleblog.com/2023/05/bard.html

※2:Bard から Gemini へ:Ultra 1.0 とGemini アプリを発表|Google Japan Blog

https://japan.googleblog.com/2024/02/bard-gemini-ultra-10-gemini.html

※3:Gemini API|Google

https://cloud.google.com/vertex-ai/docs/generative-ai/model-reference/gemini?hl=ja

    カテゴリ一覧

    PAGE TOP