SurfaceはMicrosoftから、MacBookはAppleから発売されているノートパソコンのシリーズです。どちらも高性能かつ高級なモデルで、プライベートからビジネスまで幅広い用途で人気があります。
どちらも人気機種だけにどちらを購入するか迷っている方も多いのではないでしょうか。
今回はSurfaceとMacBookをスペックや特徴で比較してみたので、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。
SurfaceとMacBookのラインナップ&主要スペック
SurfaceとMacBookはともに数種類のモデルがラインナップされています。
まずは両機種のラインナップとスペック(CPU、メモリ、販売価格)を簡単にまとめてみました。
※厳密にいうとSurfaceにはデスクトップ型のSurface Studioや大画面デバイスであるSurface Hubもありますが本記事ではノートPC型のみ取り扱います。
Surface
CPU | メモリ | 販売価格(税込)※1 | |
Surface Pro 6※2 | core i5/i7(第8世代) | 8GB/16GB | 129,384円〜 |
Surface Laptop 2 | core i5/i7(第8世代) | 8GB/16GB | 136,944円〜 |
Surface Go※3 | Pentium Gold 4415Y | 8GB | 82,944円〜 |
Surface Book 2 | core i5/i7(第8世代) | 8GB/16GB | 200,664円〜 |
MacBook
CPU | メモリ | 販売価格(税込)※1 | |
MacBook | core m3/i5/i7(第7世代) | 8GB/16GB | 154,224円〜 |
MacBook Pro(13インチ) | core i5/i7(第7or8世代) | 8GB/16GB | 154,224円〜 |
MacBook Pro(15インチ) | core i7/i9(第9世代) | 16GB/32GB | 302,800円〜 |
MacBook Air(Retina)※4 | core i5(第8世代) | 8GB/16GB | 200,664円〜 |
※1 価格はMicrosoft、Apple各社の公式サイトでの販売価格
※2 専用タイプカバー(キーボード)17,712円(税込)は別売り
※3 専用タイプカバー(キーボード)16,632円(税込)は別売り
※4 Retinaディスプレイ非搭載の旧型MacBook Airも購入可能、106,704円(税込)〜
Surface Book 2とMacBook Pro (15インチ)は最小構成でもかなりのハイスペック、もちろん価格も20万円以上からと相応に高額となっています。動画編集や大量のデータを扱うようなプロのクリエイターなどに向けた機種といえるでしょう。
一方、
・Surface Pro
・Surface Laptop
・Surface Go
・MacBook
・MacBook Pro (13インチ)
・MacBook Air
の6つは一般ユーザー向けのスペック・価格帯となっています。ただ同じ一般ユーザー向けと言っても比較的ライトな使い方を想定したSurface Goからちょっとしたプロユースにも対応するMacBook Proまでかなり幅があるのも事実。
それぞれの機種の特徴を比較、検討し選び方を考えていきます。
選び方1:OSはWindowsか、Macか
選び方その1は「OSはWindowsとMac、どっちを使うか?」です。
SurfaceにはWindows、MacBookにはMac OSが搭載されています。OSによって使い勝手が異なりますし、利用できるソフトウェアも異なります。
人によって求めるものや基準が違うため、OSについてはどちらが良いとは言い切れません。
・Microsoft OfficeなどWindows向けソフトを頻繁に使う:Surface
・昔からMacを使っていてMacに慣れ親しんでいるならMacBook
など、自分の使うソフトの対応状況や慣れているOSで選ぶと良いでしょう。
とはいえ最近はMac向けofficeもWindows版と統合されましたし、メジャーなソフトに関してはMac、Windows両方に対応するものが多くなってきています。
よほど特定の目的に限定しない限りどちらのOSを選んでも、後からものすごく困るということは少ないでしょう。
選び方2:ペン入力を使うかどうか
「ペン入力への対応」はSurfaceとMacBookにおける大きな違いの1つです。
Surfaceペンという専用ペンが発売されており、ペン入力のしやすいタブレットとしても使用可能(Surface Laptop除く)なSurfaceはペン入力に特化した機種といえます。
一方MacBookはそもそもタッチディスプレイを搭載していないので、PC単体ではペン入力ができません。
Surface GoやSurface Pro、Surface Book 2はいわゆる2in1タイプ、つまりキーボードを外してタブレットのように使えるノートPCです。そのため、イラスト制作や手書きメモを書くのに向いています。
もしイラスト制作などペン入力が必須のクリエイティブな作業を行いたい場合、Surfaceとの比較対象はMacBookというよりむしろiPad Proなどの高性能タブレットとなるでしょう。
なおSurface Laptopはキーボードが外せないので本格的なイラスト制作には向いていませんが、タッチディスプレイ対応なのでペンで簡単なメモをする等の使い方は可能です。
通常のノートPCとしての使い方に加え、手軽にイラスト制作や手書きメモを利用したいなら、ペン入力のあるSurfaceシリーズがおすすめです。
▽スタイラスペンを使うなら
選び方3:どれくらいの頻度で持ち歩くか
営業や出張などで頻繁にノートパソコンを持ち運ぶ場合、できるだけ軽いほうが良いですよね。
SurfaceとMacBookの各モデルのサイズと重量をまとめてみました。
Surface
サイズ | 重量 | |
Surface Pro 6 | 292×201×8.5mm | 768~782g( +専用タイプカバー310g) |
Surface Laptop 2 | 308×223×14.5mm | 1250~1280g |
Surface Go | 175×245×8.3mm | 522g〜(+専用タイプカバー245g) |
Surface Book 2(13インチ) | 312×232×15〜23mm | 1,534 g〜1,642 g |
MacBook
サイズ | 重量 | |
MacBook | 281×197×13.1mm | 920g |
MacBook Pro(13インチ) | 304×212×14.9mm | 1370g |
MacBook Pro(15インチ) | 349×241×15.5mm | 1830g |
MacBook Air(Retina) | 304×212×15.6mm | 1250g |
もっとも軽いのはSurface Goで、専用タイプカバーを含めても767g〜と非常に軽量です。ただしSurface GoはCPUが唯一Core iシリーズではないなど、他の機種にくらべてスペック的には一段おとります。外出先での軽い作業しかしない、タブレットとしてライトな使い方がメイン、というユーザーを想定した機種ということですね。
最小構成でも簡単な画像編集など少し重めの作業にも対応できる他機種とは、もともとのコンセプトが異なるので注意しましょう。
なおあくまで目安ですが、ノートPCは1kg以下であればかなり軽快に持ち運べ、1.5kg以下ならたまに持ち運ぶ分には問題なし、1.5kg以上になると持ち運ぶのにはちょっと気合を入れないといけないな、というところでしょうか。
Surface Go以外で携帯性を重視するなら1kg切りのMacBook 、次点でタイプカバー付きでも1.078g〜と軽量なSurface Pro 6が候補になります。
もちろんそこそこの携帯性と、スペックや画面サイズの両立を目指すならMacBook Air等他の機種も有力な候補となるでしょう。
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選び方4:各モデルの位置づけ
Surface、MacBookともに数種類のラインナップを用意しており、それぞれのシリーズの中でもどの機種を選ぶか悩んでしまうユーザーも多いと思います。
最後に各機種のスペック面から見た、シリーズ内での位置付けを簡単に紹介しておきます。自分の目的にあった機種選びの参考にしてみてくださいね。
Surfaceシリーズ
Surface Pro 6:Surfaceシリーズの最もスタンダードなモデル。スペックも無難にまとまっている。2in1タイプで通常のノートPCとしても、ペン入力目的でのタブレット端末としても汎用性が高い。Surfaceシリーズで悩んだらとりあえずおすすめしたいモデル。
Surface Laptop 2:2in1ではなく、キーボードとディスプレイを分離できない一般的なラップトップ型PC。タブレットとして利用する必要性を感じないユーザーにおすすめ。スペックや機能面ではMacBook Pro13インチやMacBook Airが対抗馬。officeが標準搭載である点もMacに対しての強みと言える。(Surfaceシリーズは全てoffice標準搭載)
Surface Go:とにかく軽量な2in1PC。専用タイプカバーにはトラックパッドもついているので外出先での文書作成などの軽い作業には非常に便利。ただしMacBook含む他機種と比べるとCPU等のスペック面では非力さが目立つ。メイン機は他にある人の外出用サブ機という使い方がおすすめ。
Surface Book2:SurfaceのノートPCの中では最上位の位置付け。CPU、グラフィック性能など高いレベルでまとまっており、動画編集をガンガン行うなどヘビーな使い方にも対応できる。が、もちろんその分高価。ヘビーユースが想定されるクリエイターなどにおすすめ。
MacBookシリーズ
MacBook:シリーズ最軽量モデル。1kg切りで携帯性が良いので外出先でガンガン使いたい人におすすめ。カスタマイズでcore i5も選択でき、使い方によってはメイン機としても使用可能。
MacBook Pro:名前にProとついてはいるが、最小構成であれば一般ユーザーでも十分手が届く価格帯。最小構成でもスペックは高めなので、将来的に趣味で画像加工などPCに負荷がかかる作業がしたくなった場合にもそれなりに対応可能。もちろん購入時にガッツリカスタマイズしてプロ向けの高性能マシンにすることも可能。
13インチは1.37kgと十分持ち運べる範囲なので、外出先での使用もできる。
MacBook Air(Retina):スペック的にはMacBook Pro13インチの最小構成に近い。Airの方が100g軽い、指紋認証のtouchIDが使えるなどのメリットも。そこまでガチガチのスペックは必要ないけど、サクサク動くスタイリッシュなMacBookが欲しい人におすすめ。
ちなみに非RetinaディスプレイのAirもApple公式サイトでまだ購入可能。こちらはMacBookシリーズの中では最安、かつライトな使い方に限ればまだまだ十分使えるので、とにかく安くMacがほしいという方にはおすすめ。
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まとめ
以上、SurfaceとMacBookをスペックや特徴で比較してみました。どちらも性能・デザインに優れたノートパソコンです。OSや用途によって、自分に合ったパソコンを選びましょう。
[2019年5月24日アップデート]
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