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シアタールームVRで映画鑑賞はどう変わるか

 

この記事を読むと以下の3つのことがわかります。
①ホームシアターVRの魅力
②ホームシアターVRの使い方
③VRを手軽に楽しめる方法

導入

「ビルから伸びた細い足場をこわごわと渡り、子猫を助ける」「ゾンビに襲われる」など非現実的なシチュエーションを、まるでその場にいるように楽しめるVR。

VRとはVirtual Reality(バーチャルリアリティ)の略で、あまりに高い臨場感から医療や飛行機の操縦訓練にも使われています。そんな臨場感あふれるVRを使い、ソニーはPlayStation4で映画サービス「シアタールームVR」をリリース。「いつかシアタールームを作りたいな」と思っている映画好きにとってもおすすめのアプリケーションなんです。

 

シアタールームVRとは?

「3D技術もアプリで手軽に見られるのでは?」という発想から生まれたシアタールームVRとは、ソニーのベストセラーゲーム機PlayStation 4で映像を楽しめるアプリケーションです。

もとよりPlayStationには「シネマティックモード」という映像が楽しめる機能がありましたが、2Dだったため映画館にいるような臨場感はありませんでした。

しかしシアタールームVRは迫力のある3D映像!家庭で再生するのは敷居が高いと思われがちな3D映像でしたが、「アプリを使えば家でも見れるのでは?」という発想から有料コンテンツとして誕生しました。シアタールームVRは、映画館の椅子や画面まで見ることができます。”VR”というだけあって、まるで映画館の特等席で映画を見ているような臨場感を味わえるのが最大の特徴。巨大スクリーンがある仮想空間の中で、映画のほかにYouTube・Netflix・PS4ゲームなどを楽しめるんです。

シアタールームVRの対象年齢は12歳以上。お子さんが12歳以下の場合はVRヘッドセットが使用できないので注意が必要です。YouTubeではPlayStation公式アカウントの紹介映像がアップロードされています。興味がある方は、ぜひご覧ください。

YouTube:PlayStation®VR 2019「全方位、遊びつくせ!」

 

シアタールームVRは人気タイトルのラインナップが充実

シアタールームVRは以下のようなタイトルラインナップとなっています。日々更新されているので、これからも続々と人気タイトルが追加されるでしょう。

『スパイダーマン:ホームカミング(吹替版)』、
『バイオハザード:ザ・ファイナル(吹替版)』
『貞子3D』
『オーバーロードIII』
『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』『ガンダムビルドダイバーズ』
『はるかなレシーブ』
『プラネット・ウィズ』
『メガロボクス』

縦横無尽に飛び回る迫力の映像が特徴のスパイダーマンも、シアタールームVRで楽しむことができます。大阪USJにあるアトラクション「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド4K3D」のような臨場感を味わえるでしょう。

実際にシアタールームVRを利用した人は、「映画館の中にいるみたい」「音がすごい!」と高評価の感想が多数寄せられています。しかし「映像が鮮明すぎて酔う」という人もいるので、その点は要注意です。

家庭で映画を楽しむ人が増えている

NTTコム リサーチによると、2017年の映画鑑賞率は37.0%。つまり、映画を見に行く人は全体の4割以下になっているのが現状です。
参照:NTTコム リサーチ「第6回「映画館での映画鑑賞」に関する調査」
https://research.nttcoms.com/database/data/002071/

世界的に見ると世界映画市場規模は年々成長しており、2017年度には406億ドル(約4兆5,472億円)を記録しました。しかし内訳をみると、家で映画を楽しむ“ホームシェア”は54%と半数以上という結果になっています。
参考資料:PDF(英語)
https://www.mpaa.org/wp-content/uploads/2018/04/MPAA-THEME-Report-2017_Final.pdf

つまり日本だけではなく、世界的に見ても家で映画を楽しむ傾向になっているのです。
アメリカには、じゃがいものようにひたすらソファーに寝そべってTVを見て過ごす「カウチポテト族」という俗語もあります。そんなインドア派にとって、ホームシアターVRの登場は喜ばしいことでしょう。

 

シアタールームVRは「手軽にシアタールームが欲しい」という人に最適

映画好きな人は、「家にシアタールームが欲しいな」という人も多いのではないでしょうか。しかしシアタールームは気軽に作れるものではなく、妄想に終わることが多いものです。

まずシアタールームを作る場合、専用の部屋が必要です。しかも立体音響を再現するスピーカーを設置するので、なるべく広い部屋が必要となります。そのため、シアタールームVRより音質は良いでしょう。スピーカーを設置するため、特にマンションやアパートといった集合住宅は防音にも配慮する必要があります。全体の予算として100万円を超えることも珍しくありません。

部屋数に余裕のある家や、「子供が巣立った後に子供部屋を改築しよう」という老後の楽しみとしてシアタールームを作るケースが多いのではないでしょうか。

その一方でしっかりと臨場感のあるシアタールームVRは、4万円ほどで準備することができます。シアタールームVRも広い場所が必要ですが、リビングをささっと片づけるだけでもOKです。
シアタールームVRと本物の映画館では、「友達や家族と一緒の画面を見て楽しめない」という欠点があります。しかしシアタールームVRは、その点もしっかり考慮されているんですよ。

 

友達と一緒にシアタールームVR体験ができる!

2019年4月のアップデータにより、「シアタールームVR」のβ版で「Watch Together」という機能が追加されました。友達のアバターが最大3人まで接続可能で、一緒に映画を見ることができます。

友達のアバターも頭の動きをトラッキングして動くので、より“一緒に映画館にいる感じ”を楽しめます。さらにボイスチャット機能があるので、友達とワイワイ盛り上がりたいときも他の人に配慮する必要がありません。
参照:PlayStation公式ブログ「『シアタールームVR』β版がアップデートを実施! 自宅にいながらフレンドと一緒にシアター気分!」
https://www.jp.playstation.com/blog/detail/8485/20190417-theaterroom-vr.html

 

シアタールームVRの使い方について

 

必要な物

シアタールームVRには、以下のような専用機器の準備が必要です。
・PlayStation 4
・VRのゴーグル、
・PlayStation Camera
・Blue-ray/DVDプレーヤー

シアタールームVRのアプリケーション「Theater Room VR Beta」は、PlayStationStoreのサイト内からダウンロード可能です。(無料)
ダウンロードはこちらから行えます。
https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP9002-CUSA10125_00-THEATERROOMVR000

シアタールームVR目的でPlayStationを購入するなら、セットになった商品「PlayStation®VR “PlayStation®VR WORLDS” 同梱版」を購入するほうがお得です。
参照:PlayStation公式サイト「PlayStation®VR “PlayStation®VR WORLDS” 同梱版」
https://www.jp.playstation.com/psvr/product-lineup/cuhj16006/

使い方

カメラとPlayStation 4、TV・HDMI・プロセッサーユニットなどを接続します。カメラがVRをトラッキングしてくれるので、接続さえ完了すればVRを装着して、コントローラーで操作できます。

接続方法はVRの種類によっても違うので、事前にチェックしておきましょう。また、プレイ環境も準備が必要です。公式サイトで詳しく紹介されているので、ぜひ参考になさってください。
PlayStation公式サイト「VR体験を始めるために」より
https://www.jp.playstation.com/psvr/features/setup/

 

ホームシアターVR以外にも映画を楽しむ方法はある

 

動画アプリの「Cardboardで視聴」

もっとも手軽にVRを体験できるのはCardboardです。Carboardはダンボールで作られたヘッドマウントディスプレイのこと。Googleがリリースしている「Google Cardboard」株式会社ハコスコがリリースしている「ハコスコ」などが有名ですね。

なんといっても1000円程度と低価格でVR体験できるのが大きな魅力。YouTubeやNetflixにはアイマスクのような「Cardboardで視聴」というボタンがあります。Cardboardで作ったヘッドセットにスマホを装着して、「Cardboardで視聴」を押せばVR体験ができます。

「ホームシアターVRを購入する前に、VRがどんなものかちょっと試してみたい」という人にもCardboardは最適でしょう。

スマホ利用型のゴーグルアプリ「VR ONE Cinema」

スマホでもホームシアターVRのような本格的な臨場感が欲しい場合は、専用のアプリを使ってみるのもおすすめです。
iOS版:https://apps.apple.com/jp/app/vr-one-cinema/id945065060
Android版:https://play.google.com/store/apps/details?id=de.zeiss.mmd.vronecinema&hl=ja

VR ONE Chinemaは3Dや360度動画ではありません。しかしホームシアターVRと同じく映画館の内装にこだわっており、客席には他の人も座っています。

動画再生中以外は動画・静止・再生のボタンがありますし、リセットしたいときは右端にあるリセットボタンを選択すると、3秒後にリセットされます。
映画が好きな人は、「臨場感」を大事にするもの。「家でお気に入りの映画を見たいけれど、シアタールームを作るのは無理!」「映画さながらの大迫力映像を家でも楽しみたい!」という人は、ホームシアターVRがかなりおすすめです。

これからも、私たちをワクワクさせてくれるIT技術の向上に期待したいものですね!

【追記】2019/7/18アップデート

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