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WebCADシステム(CAD部開発その4)

こんにちは。キャパ吉田です。

さて、今週もCAD部の社内受託開発について記載します。

■筐体加工見積もりWebCADシステム
CAD技術と少し新しい技術の融合として作成したシステムとして、1年ほど前に開発を行いました。

本システムはWebブラウザ上で動作するシステムで、筐体の製品ラインナップを選択しますと対象製品の図面が展開図で表示され、ブラウザ上で製品加工指示が出来るシステムでした。

画面については、決まった図形をドラッグ&ドロップで作図領域に貼り付け、作図領域の拡大/縮小や図形同士の重なりをわかりやすく描画できるシステムとなります。

加工内容が決まった後、金額が一覧表示され、製品にかかる加工費用がいくらなのかWeb上で完結して行えるシステムとなります。

このシステムのクライアントサイドはHTML5+canvasという技術を用いて開発し、サーバサイドはJavaを利用していました。※開発環境はEclipseです。

このシステムの優れている点は、作図領域に配置する図形パターンをDBに定義可能としたところでした。図形パターンをDBに定義すると、システムの変更を行わずに製品ラインナップを追加できるところです。

※配置する図形は円や直線、楕円等を組み合わせた図形でしたが、円の直径の大きさや配置場所はDBの設定で持つ仕組みとなります。

このシステムのもう一つの優れている点は、IPadタブレット上で操作できることです。
本システムを利用するユーザ様がWeb上で手軽に筐体の製品をカスタマイズして金額が出せることも便利ですが、製品販売会社様の営業の方がツールとして利用できるところがすごく良い点です。

ちなみに、このシステムとはまた別にマンションの間取りをWeb上で組み換えを行えたりバスルームの配置や床の色が変更できるシステムがあります。
世の中日進月歩で便利になってきますね。

今までの常識では、CADの作図はPCで行うものでしたが、タブレッドで手軽に詳細図が作図できる日がそう遠くない未来にやって来るかも知れません。

それではまた。

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