知っていると便利なAutoCADコマンド5選
AutoCADとは、Autodesk社が提供しているCADソフトウエアで、今ではかなりのユーザ数がいらっしゃると思います。
ここでは、皆さんに良く利用されていますAutoCADについて、知っていると便利なコマンドをご紹介していきたいと考えております。
QSELECT
コマンド名:クイック選択
起動方法:qselect+Enterキー
詳細:クイック選択ダイアログが表示され、図形の種別毎に選択する事が可能です。
図面全体で、線分や文字、寸法だけを選択したい等の場合に便利に利用できるコマンドです。
PURGE
コマンド名:名前削除
起動方法:purge+Enterキー
詳細:名前削除ダイアログが表示され、名前がついているブロックや寸法、画層等を削除できます。
利用していない名前を一括で削除する機能もあり、図面の容量を軽量化する事も可能です。
AUDIT
コマンド名:監査
起動方法:audit+Enterキー
詳細:図面を開いている際にAutoCADが異常終了してしまう等、図面自体に問題があるかどうかチェックしてくれるコマンドです。
AUDITコマンドで検出したエラーは、コマンドパラメータの指定で修正する事が可能です。
AUDITコマンドで解決できない場合、RECOVER[修復]コマンドを実行すると、問題が解決する場合があるようです。
※必ず図面のバックアップを取ってから実行する事をお勧めします。
BURST(Express Tool)
コマンド名:BURST
起動方法:burst+Enterキー ※利用するには「Express Tool」がインストールされている必要があります。
詳細:選択したブロックを分解し、ブロック内にある属性を文字オブジェクトに変換します。
EXPLODE[分解]で分解した場合と違い、属性名称で変換されるのではなく、属性値が文字に変換されるところが便利です。
PDFIMPORT
コマンド名:PDF 読み込み
起動方法:pdfimport+Enterキー
詳細:AutoCAD2017から組み込まれました新機能で、PDFファイルをAutoCAD上に読み込むことが出来ます。
AutoCADと互換性がないCADからはPDF形式で図面を入手するケースも多かったと思いますが、この機能でPDFファイルをそのまま取り込む事が可能です。
いかがでしたか。
1つだけでも覚えておくと、イザという時に役に立つAutoCADの便利コマンド情報でした。
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