人間とロボットは共存可能?仕事を奪う?ロボット導入のメリット


人間とロボットが共存する時代は、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。2021年には、世界で2,307億ドルにまで成長が予測されるロボティクス市場。近年、業務効率化や人手不足対策の特効薬として注目されているRPAも、ロボットの1種です。一方、ロボットが人間の仕事を奪うのではないか、という懸念もあります。人間は今後、ロボットとどのように付き合い、共存していくべきなのでしょうか。

生活に浸透するロボットたち

2018年時点で、「ロボット」と呼ばれる仕組みには、いくつかの種類があります。その中でも特に身近な存在として、以下4種類が挙げられるでしょう。

1.特定のITシステム内で動作するプログラム群。「デジタルレイバー」や「仮想知的労働者」とも呼ばれるロボット。
2.ドローンや家庭用掃除ロボット(ルンバ)など、労働の一部を代行するロボット。
3.工場でのライン作業や組み立て作業を代行する産業用ロボット。
4.接客や介護、その他会話の一部を代行するコミュニケーションロボット。

これらはすべて、かつて人間が行っていた仕事を肩代わりしています。もちろん、全てがロボットに置き換えられているわけではありません。しかし、今後ロボットによる効率化は、どの業界でも必要になるでしょう。少子高齢化、超高齢社会の到来、労働人口の減少など、ロボットの活躍なしには解決できない問題が山積みになっているからです。では、ロボットの導入がどのようなメリットをもたらすのでしょうか。

人間の弱点を補完!ロボットの導入によるメリット

ロボットと人間を、単純に「労働力」として比較すると「発想力」や「創造性」「柔軟性」「臨機応変な対応」などは、人間が勝っているといえるでしょう。しかし、ロボットは、以下のような点で人間より優れています。

・持続力(動力源がある限り延々と働き続ける)
・正確性(ミスなく同じ仕事を続けられる)
・耐久性(過酷な労働環境でも働き続ける)

ロボットは、同じ作業を何千回、何万回と繰り返してもミスをおかしにくく、なおかつ、人間よりも効率よく仕事をこなせます。また、場所や時間の制限がないこともロボットの強みです。こういったロボットの強みを活かし、

・人件費削減
・労務管理、品質管理の簡略化
・付加価値の高い労働に人的リソースを投入できる

といったメリットが見込めるわけです。

ロボットは人間の仕事を奪うのか?

このようにロボットが強みを発揮する社会では、「人間が仕事を失うのではないか」という懸念が生まれがちです。確かに一部の仕事はロボットによる代替が進むでしょう。しかし、それは「仕事を奪う」とは言い切れないのです。

例えば、19世紀の欧州で巻き起こった「産業革命」では、職人たちの間に「機械が仕事を奪う」という噂が蔓延したといいます。確かに、一時的に職人たちは仕事にあぶれ、機械を打ち壊すなどの騒動が起こりました。しかし、機械によって代替される仕事がある一方で、機械のメンテナンスや鉄道機関車の運転手など、新たな仕事も生まれました。そのため、大枠として見れば「仕事に対する認識が変わった」という結論が正しいでしょう。

これは、現代でも全く同じことが言えます。
例えば、簡単な道案内、受付業務、軽貨物の配送、農場の監視、手入力作業の自動化など、はロボットの仕事になるでしょう。一方で、こうった労働から解放された人間は、新たな製品・サービスの開発、顧客との関係強化、マーケティング戦略の立案など、より付加価値の高い労働に従事する時間を獲得するのです。さらに、ロボット自体のメンテナンスや監視、トラブル対応といった新しい仕事も生まれます。

大切なのは「仕事の再定義」

このようにロボットは、一部の労働を人間から引き継ぐ一方で、あらたな仕事を生み出すきっかけでもあります。しかし、ただ単にロボットを導入しただけでは、そのメリットを享受できないかもしれません。ロボットと人間が共存していくには、「仕事の再定義」が重要だからです。
どの仕事をロボットに任せ、人間がやるべき仕事は何なのかを定義し、人間とロボットを適切に配置しなければ、ロボット導入の効果は薄れてしまいます。

例えば、RPAの導入においては、

・ロボットに任せる対象業務の洗い出し・選定
・選定した業務に対し、本当に導入できるかの検討
・対象業務の業務量の把握
・業務プロセスの可視化

などが必要です。これらは仕事の再定義を行っていることと同義です。さらに、仕事の再定義が進めば、「人間にしかできない仕事」がより明確になります。では人間にしかできない仕事とは何でしょうか?それは、ゼロから何かを生み出すこと、つまり創造することです。

・経験から生まれる製品やサービスのアイディア
・ファンを獲得するためのアプローチ
・ロボットを制御するプログラミングスキル

などは、人間にしかできない仕事の好例といえるでしょう。人間がロボットと共存するには、より創造的な仕事に時間を割くことが重要になってきます。

まとめ

人間とロボットの関係性や、ロボットを導入するメリットについて解説しました。ロボットは人間の仕事を奪うのではなく「変化」させるものです。社員を創造的かつ付加価値の高い仕事へ導くきっかけとして、RPAをはじめとしたロボットの導入を検討してみてはいかがでしょうか。


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