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軽量アプリ「Google Go」が全世界リリース!その使い方とは?

Googleアプリの軽量版「Google Go」が全世界向けにリリース

2019年8月20日、Googleアプリの軽量版「Google Go」が全世界のGoogle Playストアからダウンロードができるようになりました。
Google GoはGoogleが展開している軽量アプリ「Go」シリーズの一つで、総合検索アプリ「Google」アプリの軽量版という位置づけです。

Goシリーズは低スペック端末上や回線状況が不安定な新興国でもストレスなく動作することを目的にGoogleが開発しました

通常のGoogleアプリと比べてファイルサイズが小さく、不安定な接続状況でも使用できるよう動作の軽量化、回線切断後に復帰するとそのまま検索結果を表示する機能などが搭載されています。

そんなGoogleアプリ以外のいくつかのGoogle謹製アプリでもGo版が用意されており、YouTube GoやGmail Goなどのアプリが存在します。この記事では、Google Goとはなにか、特長やアプリシリーズの種類についてご紹介します。

この記事でわかること
・GoogleGoとはなにか
・GoogleGo機能や特長
・「Go」アプリシリーズの種類

Google Goとは?機能・特長に迫る

Google GoはGoogleの技術が込められた検索ツールの1つです。1つのアプリで文字や画像、動画などの情報を検索できるほかに、写真の文字翻訳や読み上げ機能といったさまざまなアシスト機能も追加されています。

Google GOの代表的な機能・特長を見ていきましょう。

ストレージを圧迫しないファイルサイズ

通常のGoogleアプリのファイルサイズが200MB以上であるのに対し、Google Goのファイルサイズはわずか8MB。

アップデートなどを含めてもGoogleアプリの半分未満の容量にとどまっています

検索時のデータ通信量を40%節約

Google Goは検索結果を最適化する工夫がされています。その結果、総合的なデータ通信量を40%近く節約しているのも大きな特徴の1つです。通常よりも少ない通信量で情報検索ができるため、通信状況が不安定な場所でも素早く検索結果を取得できます。

便利な検索機能もしっかり使える

軽量版ということで機能が相当絞られているのでは?と心配になりますが、無印のGoogleアプリで使える機能の多くがGoogle Goでもサポートされています。

通常の検索はもちろん、音声検索や画像・GIF検索、さらには実世界のものにカメラを向けることで様々な情報を取得できるGoogle レンズも一部機能制限はあるものの利用可能です。

読めない外国語であってもレンズを通すだけで瞬時に翻訳できるため、「どう調べるか分からない」といった問題解決にも役立ちます。

補助機能も充実している

Google Goでは通常の検索に加えて、アシスタント風の音声検索や文章の読み上げ機能がデフォルトで追加されています。そのため、混雑した通勤列車や料理中のちょっとした隙間時間でも、手を使うことなく調べ物をすることが可能です。

また、第二言語などもシームレスに切り替えられるため、言語別に異なる情報の収集も容易になっています。

1億回以上のダウンロード実績

もともとは限られた新興国向けにリリースされたGoogle Go。新興国のみで利用できた期間でも1700万回以上ダウンロードされ、現在では1億回以上ダウンロードされています。*1
軽量アプリといってもまともに動かないような代物ではなく、広く利用され実績をつんできたアプリといえるでしょう。

Google Goの使い方・入手方法

冒頭でも書いたとおりGoogle Goは新興国限定の期間を経て、満を持して全世界リリースされました。日本での利用にも特別なことは不要で、Google Playストアから自分の端末にインストールすることが可能です。

Google Goは現状アプリ版のみ

Google Goは現状スマホ版のアプリとして提供されています。そのため、ブラウザのプラグインとして使うことは出来ません。また、Google Goアプリは通信量を抑えて検索ができるものの、本家「Googleアプリ」と比較すると、いくつかの機能が利用できなくなっています。

とはいえ、軽量版として開発されたアプリである以上、性能の高くない端末でも快適に検索できるメリットがあります。Google Goの使い方としては、「通信量を抑えたい」「本家Googleアプリが重く感じる」といった方が利用するアプリケーションだと言えるでしょう。

Google Go以外の「Go」アプリ

「Go」シリーズのアプリはGoogle Goだけではありません。ここからは他の「Go」アプリについてご紹介していきます。

YouTube Go

言わずと知れた動画アプリのYouTubeにも、Go版アプリである「YouTube Go」が用意されています。通常通りYouTubeを視聴して楽しむことができますが、YouTube Go最大の特徴は「動画をダウンロードして視聴することが可能」という点です。

動画の再生時に「ストリーミング or ダウンロード」を選ぶことができ、一度ダウンロードすればその後はオフライン環境下でも動画を楽しめます。

一部の環境下では通信速度が落ち、動画がプツプツと途切れるといったストレスに見舞われた経験があるかもしれません。安定した環境下であらかじめ動画をダウンロードすれば、切断が頻発する回線環境でも安定して動画を視聴できます。

通常のYoutubeアプリで動画をダウンロードするには、有料サービスの「Youtube Premium(月額1,180円/学生680円)*2」を契約する必要があります。Youtube Goなら無料で利用できるため、追加費用が掛からないのも大きなメリットです。

Gallery Go

軽量版Googleフォト的な位置づけの「Gallery Go」。
その名の通り画像を閲覧・管理するためのアプリとなっており、基本的な機能はGoogleフォトに近いものになっています。最大の違いはGallery Goがオフライン限定アプリである点。クラウド上に画像をバックアップするなどオンラインでの利用がメインとなるGoogleフォトに対し、Gallery Goはすべての動作がオフラインで完結します。

オフライン限定なので端末に保存された写真しか利用できませんが、画像編集や自動補正機能、人物特定などフォトアプリに求められる機能は一通り取り揃えています。アプリのサイズも約10MBと軽量でロースペック機でも軽快な動作が期待できるでしょう。

ただし、Gallery Goはいくつかの画像形式に対応しておらず、ローカル内での保存に限られています。写真などのバックアップをクラウド上に保存したい場合はGoogleフォトの利用がベストです。

Files Go(Files by Google)

当初は「Files Go」として登場した軽量ファイル管理アプリでしたが、現在はGoの文字が取れ「Files by Google」として日本でも利用可能です。

ストレージの確保を重視しており、「不要なファイルを探し出して削除」「クラウドへのファイルバックアップ」「ファイルのカテゴライズ」といった便利なファイル管理アプリとなっています。

ネット回線を介さずにスマホ同士を接続し、ファイル共有をすることも可能です。iPhoneで言うAirdropのような機能で、モバイルデータ通信量を節約しつつデータ共有ができるため、便利に利用できるシーンも多くなっています。

Google Maps Go

地図アプリの大定番・Google Mapsの軽量版「Google Maps Go」。
本家アプリと比べると現在地のリアルタイム共有ができない、地図をダウンロードしてオフラインで見ることができない、などの制限はあるものの経路検索機能など一般的な地図アプリの機能はしっかりと備えています。

また、Google Goアプリ共通のポイントとして、動作が軽く、回線状況の悪化にも強いことが特長の1つです。頻繁に速度制限に引っかかってしまう方や、災害時の備えとして本家アプリと合わせてスマホに入れておくと便利かもしれません。

上記のアプリ以外にも「Gmail Go」や「Google Assistant Go(※日本語非対応)」といった定番アプリの軽量版がリリースされています。

新興国展開を睨むGoogleの「Android Go」戦略

アプリだけでなく、Android OSにも「Android Go edition」という軽量のGoバージョンが存在します
Android Goエディションはメモリが1.5GB以下のロースペックなスマートフォン端末をターゲットに、安価なデバイスでも軽快に動作するよう設計されたOSとなっています。

通常のAndroid端末にはGoエディションではないGoogle謹製アプリがプリインストールされているのに対し、Android GoではプリインストールアプリもGo版アプリとなっています。アフリカやブラジル、インドといった新興国では500以上のメーカーが1600以上のAndroid Go搭載端末を発売しているとのこと。

一部の国では27ドルの端末も発売されており、スマートフォンが世界的なインフラとなっていくのに一役買っていると言えるでしょう。*2

まとめ

今回は全世界で利用可能となった軽量アプリ「Google Go」の詳細と使い方、そしてその他の軽量な「Go」版アプリをご紹介しました。
Go版アプリは日本でも利用できないものも多く、また現状日本では通常Google製アプリで問題ないシーンも多そうです。
しかしAndroid Goと一連のGoアプリを搭載した激安端末が日本にも投入されたら、ライトユーザー層にとってはかなり有力な選択肢となるはず。今後のGoogleとGoエディションの動向には注目しておきたいところです。

*1 Google Go: A lighter, faster way to search.Google Play

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.searchlite&hl=ja

*2 More improvements for Android on entry-level phones.Google

https://www.blog.google/products/android/more-improvements-android-entry-level-phones/

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